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同世代のマイノリティのための「学びとキャリアの場」を作りたい

社会の中の「少数派」の人向けに「教育&キャリア」について学べる塾を立ち上げます


これまで「普通の生き方」とされてきた生き方が難しい人向けに、転職や起業サポート等を中心に学べる塾を作ります。対象となる人は主に女性、特に私と同世代で精神障害者や病気などにより一般就労が難しい人、未婚子供なし女性です。


なぜ、塾を作ろうと思ったのか?キャリアと教育と2つを軸とします


理由は心の病気歴がある人が社会復帰するにあたって、同じ志を持った集まりや学べる場がほぼ見つからないからです。

キャリアの軸。心の病気の人はもう社会復帰出来ないの?


正直な話、心の病気の人が一度退職や休職をした後、社会復帰するのは非常に難しいです。自分がとても苦労したので、同じく悩んでいる人のサポートをしたいです。
まずはキャリアの軸について。私は社会人2年目で心の病気を発病しました(最初は鬱病と診断、後に双極性障害と診断される)。しばらくは無理してフルタイム勤務をして転職も何度もしました。しかし倒れてしまい入院。そこで医師から家族が原因だから家を出るようにと言われて、一人暮らしを開始。こうして私は精神障害者となり入退院を繰り返しつつ療養生活を送りました。

多くの精神障害者は実家暮らしです。でも私はそういう家族からの経済的、精神的援助なしで生きてきました。こういう身の上の人が社会復帰をするにはどうしたらいいのか。多くの人がそのまま家族の庇護のもとで暮らし、両親の死後は福祉の世話になるパターンが多いでしょう。働くとしたら就労者支援施設が主な候補となります。しかしそういう施設の時給100円とかの仕事もあります。これでは一人暮らしは成立しません。

そこで私は再び社会復帰して自分の強みを生かして自活したいと強く願いました。そこで手探りで何度も転職したり開業したりと模索して来ました。このようなことを学べる場はあまり見たことがありません。デイケアは生活リズムを整えるのが一番の目的であり、社会復帰まで遠いですし、精神科付属の就労支援も即戦力に欠ける気がします。

以前主治医に言われたのですが、私のように本気で社会復帰に取り組んでいる人は患者の1割もいないとのことでした。私も守ってくれる家族がいるなら、ここまで躍起になっていないかもしれません。でも私はその環境にない。だから自分と似た境遇で本気で社会復帰して自立、自活したいという人に向けたキャリア支援をしたいです。

また私は既婚歴なしの独身子供なし女性です。まだまだ世間から見ると非常に少数派です。この生き方の問題点は配偶者がいないことから経済的にも苦しい人が多いことです。私と同世代だと、両親も他界して家族や親族からの援助を受けられない人もいるでしょう。ワーママ向けの起業塾はたくさんあります。
そこで他から援助も受けることが難しい、ある意味ギリギリな状況のシングル女性向けに起業や転職サポートをしたいです。また緊急連絡先などお互いにサポートし合うコミュニティとしても機能させたいです。

教育の軸。マイノリティが生き抜くにはまず何を学ぶ必要がある?


2つ目の軸、教育についてです。まずは生き抜くために一番学ぶ必要があるのは法律。法律を学ぶことで救える命があります。例えば「借金問題」。これは最悪訴訟になっても民事です。刑事訴訟ではないので牢獄に入れられるなどはありません。借金苦からの自殺などの悲劇は法律を学ぶことで避けられるケースも多いです。私は数多くのトラブルは、法律を調べ、専門家が必要ならば法テラスで弁護士の先生に相談したりして切り抜けてきました。

このように学校教育では習わないけれども、社会生活を生き抜く上で絶対に必要なことが「お金の知識」「ITリテラシー」です。「ITリテラシー」はGIGAスクールが開始となり、今の子供達は学校で学んでいますが、私と同世代の人は学んでいません。生き抜くためにこれらを、またグローバル社会なので当然英語は出来るに越したことはありません。なので「英語」も扱います。

また人生100年時代、「リカレント教育」の一環として、学校だと実技として扱われ、あまり重要視されてこなかった「音楽」「美術」も扱います。こちら従来のアナログに加えてデジタルでも学びます。
長い人生、趣味にもなることも学んで、楽しく人生を過ごすことを意識しています。教育コースで学んだことはキャリアコースにもつながり、仕事につながる可能性もあります。

学びを深めて自分のキャリア形成に生かす。これからの変化の大きな時代に生き抜くためには、この2つは必要不可欠。そのためこの2つを軸としています。

また上記のターゲットにて集客が難しい場合は、ターゲットを拡大して、借りた事務所は下記のような場、

1 シングルにこだわらず起業に興味ある女性全般へのキャリアと教育の場(女性はマイノリティ)
2 不登校の生徒への学習指導の場(不登校生徒はマイノリティ)
3 地域の人に向けたキャリアと学びの場(家族という安心できる場がなかった私からすると、そのようなサードプレイスのような場が欲しかったので)

となるべく、対面の指導や会合が可能な場所が欲しいです。

教育とキャリアを学ぶ塾「エデュキャリ」の概要


現状はここに記載したアイデアのみです。塾は地元札幌に作りたいです。土地勘があること、私の学歴と経歴が生かせることからです。

北海道の雇用状況は今現在私が住んでいる東京と比べると非常に厳しいです。私は仕事を求めて関東に移住したくらいです。特に札幌は独身女性の数が男性よりも多いのですが、正社員の採用となると、多くが以前市が誘致したコールセンター業務となります。
札幌の女性は他の地域より安価で雇えて、なおかつ他の地域よりはなまっていないことから、この業種がたくさんあるのですが、今後AIの発達で消えゆく仕事でもあると予想されます。

また北国で冬期鬱になるなど、他地域より精神疾患の人が多いです。そんな土地柄の中、メンタルを病みやすい電話対応業務以外で、同世代の独身女性が強みを生かして転職なり起業したりするサポートをしたいです。

6年前に札幌で英会話教室を立ち上げるべく、事務所として借りられる物件を実際に内覧したことがあります(資金力不足により断念)。2020年、開業後、東京都の起業支援サポートにてこの案は相談したこともあります。


■ビジョン

「強みを生かして変化の多い時代を生き抜く」

心の病気経験者やシングル女性はマイノリティゆえに健常者、既婚者などと比較するとまさに「生き抜く」のが大変な境遇です。私自身も「生き抜く」をキーワードにここまで来ました。

■コース概要

コースはいずれも私一人で指導可能なものを取り上げています。法律や制度などは全て体験したことのあるものを取り上げています。ただ恐らく私一人では後に指導に手が回らなくなることも予想されるため、その時は
1 受講生から講師を選ぶ
2 外部から講師を雇う
3 ICT教材にて賄う
のいずれかの方法をとる予定です。理想としては1の方法をとりたいです。受講生が特技を生かしてマネタイズ出来るという実績となるからです。

「キャリアコース」
自分の強みを分析してそれを生かしてマネタイズすることについて主に学びます。
自己分析と強みからそれぞれ「転職」「副業・複業」「起業」と自分に適したものを学びます。

「教育コース」
「英語」「お金の知識」「ITリテラシー」「音楽」「美術」「暮らしに役立つ法律」等について学びます。

■カリキュラム
「キャリアコース」
「自己分析」・・・自分の強みと社会の需要の合致点を見つける
キャリア理論の自己分析ツールを数種利用
「転職」・・・履歴書、職務経歴書の書き方、業界分析、面接対策、エージェント利用、転職回数が多すぎる人はどうしたらいいか等
「副業・複業」・・・クラウドソーシング利用、在宅でできる仕事、会社にバレないために、確定申告のやり方等
「起業」・・・事業計画書を書く、開業届を出す、顧客と契約書を結ぶ(書き方)、個人事業主用のソフトの使い方、確定申告のやり方等

「教育コース」
「英語」・・・英検などの資格試験、会話重視と目的に応じて学ぶ
「お金について」・・・国が設けているお金の制度を活用する
例えば
・雇用保険関係だと教育訓練給付金、職業訓練受講給付金、再就職手当等
・病気になったら利用できる制度 健康保険組合からの傷病手当金、障害年金、生活保護等
「ITリテラシー」・・・3大キャリアと格安スマホの使い分け等
「音楽」・・・iPadのgaragebandを利用して曲を演奏したり作曲してみる
「美術」・・・iPadでデジタルイラストを描いてみる
「暮らしに役立つ法律」・・・多くのトラブルは法律を知ることで防げる。例えば
・会社が労働基準法に違反している。どこに相談すればいい?⇒労働局に相談に行く
・支払いが遅れてしまった。すると裁判所から「特別送達」が届いた。どうすれば?流れを解説します
・正社員だがどうしてももう無理。このまま会社に行かずに退職したい⇒「退職届」を内容証明にて会社に送付。2週間で退職となる。等

noteクリエイターサポートプログラムに応募した理由


今回、開業の資金面、特に事務所を借りる際の初期費用でのサポートをしてもらいたく、プログラムに応募しました。私は大手個別指導塾2社と児童英会話教室1社にてオーナーが出資の元、塾長(教室長)として運営経験があります。そのため塾開業のノウハウは身についています。上記アイデアは7年前位から構想しています。

しかし私には経済力がありません。病気の影響で経済的に困窮しており貯金なし、仕事も不安定で借りることも無理。以前学習塾を作りたくて、クラウドファンディングを利用しようと相談したこともあります。しかしその当時はまだSNSを活用しておらず、おそらく仲間となる人がほぼいないことから難しいだろうと判断して断念。今は各種SNSで私の境遇や理念を理解して応援してくれる人も増えたので、後は資金力だけです。そこで今回応募しました。

■希望するサポート時期
2022年11月〜2023年3月
(2022年11月から実際に事務所探しをして契約。
事務所が決まったらカリキュラム作成と集客を行う。
2023年1月から一期生の募集を開始する予定です)

支援してほしい内容
・塾となる賃貸物件の契約初期費用(70万円程度)
・必要な家具や設備、ICT機器購入費用(30万程度)
※ICT教材に関しては、IT導入補助金が来年度もあるなら、 デジタル化基盤導入類型の利用も考えています。
・塾の公式noteの運営についてのアドバイス
・オンラインイベントなど、塾の認知を広げるための活動

私について

知的好奇心が旺盛で学ぶのが大好き。転職も引越も回数が多いことからもわかるように、割と変化に強いタイプです。職歴からは飽きっぽいと思われがちですが、一生やると決めたもの、例えば英語学習は中1の13歳からずっと、ピアノ演奏は5歳で習い始めて17歳でレッスンを辞めた後も、ずっと引く機会を設け(時には入院中の病院でも演奏)キープし続けています。どちらも病気により継続が難しかった時期もありますが、それを乗り越えての今です。

キャリアは前半が事務職、後半が教育業界での塾講師等の学習指導や個別指導塾運営をメインとしてきました。病気にて転職回数30回以上あり。
事務職ではNTTやリクルート勤務、IT系ではAppleやAmazon、KDDIのセールスとテクニカル系、またNTT系列のIT企業にてスマホアプリ開発のデバッカーなどを担当。
教育業界では、大手塾の講師やスタッフや塾運営、海外の塾での正社員勤務、ICT支援員や教材作成も経験あり。
2020年、家庭教師業(対面、オンライン両方)にて開業。
2022年3月、長年指導して来た高3の生徒が非進学校から国立大学に合格。

SNSや発信は特に音声配信を継続。
2020年からPodcast配信開始。現在☆5つ満点のレビュー実績。
2022年7月からstand.fmにて音楽をメインとした配信開始。
カテゴリー別人気ランキングにて数回トップとなる。
https://stand.fm/channels/62c1a4be1459d9dde070a610

私と同世代の人は氷河期、ロストジェネレーション世代と呼ばれ、社会で活躍出来ていない人が多いです。でもまじめな頑張り屋さんが多い世代でもあります。私はこれまでの塾講師などの経験から、一人一人の長所や特技を見つけることが得意です。マイノリティの人が「エデュキャリ」で学んで、自分の強みを生かしたキャリア形成をすべく、塾を開いて軌道に乗せたいです。

サポートは主に学びのための本代に使いたいと思います。応援していただけるととても嬉しいです✨