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AI版GAFAとしての飛電インテリジェンスのやばさ

さらっと見逃されてますけど 仮面ライダーゼロワン 番組中の「119の助」は 飛電インテリジェンス の「社員」なのですね。

公的機関である消防庁の中にも飛電の社員がいるということ。これはもはや一企業ではなく、どこかの国の独裁政党のような企業活動さえも裏側から操る存在。

同じようなものが何かあるかなと思って考えていたら、中国共産党もそうだし、一部の宗教もそうだなとおもいました。もしかして形は違えどGAFAのようなプラットフォーマーもそうじゃないのかと。

ほんのちょっと前、第3次産業革命の時代までは情報伝達や物流のフリクション(摩擦係数)が大きかったのです。だから、その時代にできたあらゆる産業は水平分業されてきました。

例えば自動車に関していえば 素材→部品→組立→販売→金融→サービス まですべて別の組織体が分業しています。

でも、第4次産業革命(AI, IoT, 5G)になると情報伝達や物流のフリクションが劇的に下がってます。何が起きるかというと、今までのような情報量の差をもとにしたビジネスが垂直統合されていっているのです。

例えばテスラは部品を完全にコモディティ化し、販売はディーラーを介さずネットでポチるだけ。コネクテッドなデバイスに新サービスを直接送り込み、自動運転化されればタクシーだって物流だってテスラ1社で完結するようになるでしょう。まさに自動車業界の飛電インテリジェンス。

同じことはあらゆる産業に対しておきます。例えば航空物流業界も同じです。これからこの業界は無人化の波が起きますが、無人化するとメーカーからオペレーションを担う航空会社までが垂直統合され、地球上のどこかから世界中の航空物流を全てコントロールできるようになるのですね。影響を受けるのが誰かは言わなくてもわかるはず。

だから、飛電インテリジェンスは「やばい存在」なのですね。表面上はヒューマギアとの共存という理想を掲げていますが、結局は飛電が既存の産業の全てを総取りする「AI版GAFA」に向かって進んでいるのは間違いありません。

それを止めようとしている ZAIAの社長「いいじゃないか!」と思うのです。今は悪者かもしれないけど。

これは人類の労働の意味 vs プラットフォーマーの文明システムを争う高尚な戦いに進化しそうな予感。

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