さいとぅ~exponential

「シンギュラリティ・ビジネス」(幻冬舎) 「エクスポネンシャル思考」(大和書房)#シン…

さいとぅ~exponential

「シンギュラリティ・ビジネス」(幻冬舎) 「エクスポネンシャル思考」(大和書房)#シンギュラリティ #エクスポネンシャル #イノベーション #ムーンショット #新規事業 www.kazunorisaito.com

最近の記事

<GPT-4o版>学生起業「一問一答」ゼロからの起業・実務のリアル

はじめに 時代は急速に変化し、今や学生のうちから起業を目指す若者が増えています。かつてのように「安定した職業に就く」という道だけでなく、「自らの力で未来を創る」という選択が現実的なものとして捉えられるようになってきました。特に、テクノロジーの進化と情報アクセスの向上により、かつては不可能と思われたアイディアの具現化が、今では手の届くものとなりつつあります。 また、スタートアップ支援が日本全国で充実してきたことにより、起業家としてのスキルが注目を集め、多くの人々が起業を目指

    • オープンソース開発の波が日本に上陸 - ドローン開発者カンファレンス開催の意義

      ドローンの歴史は、1930年代に軍事利用として始まりました。民間での活用が広がり始めたのは比較的最近ですが、ドローン関連技術は急速に進化し社会に大きな影響を与えています。 その中でもオープンソースによる開発は、ドローンのハード・ソフトの開発を大きく後押しし、世界中の技術者が協力し合うことで、より迅速かつ効率的な開発が可能となってきた歴史があります。 ここではオープンソースによるドローン開発とインパクトを簡単に見ていきましょう。 Linuxの精神を受け継ぎスタートしたDr

      • 学生起業家「一問一答」 - ゼロからの起業・実務のリアル

        スタートアップ支援が充実してきたことにより、起業家としてのスキルが注目を集め、多くの人々が起業を目指すようになっています。 しかし、たとえ連続起業家と呼ばれるような人であっても、実際に「会社を作る」というプロセスを何度も経験した人は少ないのが現実ではないでしょう。 自治体の開業センターなどの支援組織に相談すれば、司法書士や税理士を紹介してくれることもあるかもしれません。 これらの士業の専門家たちは、会社設立をサポートする豊富な知識と経験を持っています。 しかし、彼らの

        • 言語が違うと時間に対する感覚が変わる

          日本語で「前回・次回」というと、時間が水平方向に進んでいるイメージなのに対し、中国語で同じ意味で「上次・下次」というと川の上流から下流に時間が流れていくイメージになる。中国では、時間が進むものではなく下っていく感覚なのだ。なんか焦るw。 一方、「年下」と表現する日本語、これは無意識の上下関係を意識してしまう。中国語では「年軽」、つまり年齢は上下関係よりも重さなんだ。僕より「年齢が下」なのではなく僕より「年齢が軽い」。これはより精神性を見るからかなぁ、体形に関わらずw。 日

        <GPT-4o版>学生起業「一問一答」ゼロからの起業・実務のリアル

          「地域産業クラスターの作り方」ベンチマーク事例纏め(マイセン、イッタラ、燕三条、今治、鯖江他)

          地域産業クラスター組成に関する歴史や成り立ちの事例を纏めました。 ドイツ・マイセン(陶磁器)ドイツのマイセン地方で生産される白磁(硬質磁器)に対して付される統一ブランド、一目でわかる特徴的なデザインと窯印を旗印とし収集性が高い。 景徳鎮や有田焼が欧州に輸入されており高額だった白磁を自領内で作ることを目的にザクセン王が窯元を設立。欧州で初めて白磁の生産に成功した。マイセンの中央部を流れるラベ川の水資源が重要であった。 時代に応じたアーティストを招致し、高収益性をもたらすブ

          「地域産業クラスターの作り方」ベンチマーク事例纏め(マイセン、イッタラ、燕三条、今治、鯖江他)

          「意識」と「記憶」は生物の脳に起こったイノベーションだった

          情報集積度・情報処理能力という点で、コンピューターCPUが人間の脳を凌駕するのは時間の問題だ。 Intel Core i9はネズミの脳の処理能力を超えている。時間とサイズからみた情報処理スピードと情報処理能力においてである。 しかし、生物の脳とCPUはどこまで行っても異質なものである。脳は化学反応で情報を伝えるのに対し、CPUは電気信号で情報を伝える。CPUは情報の処理スピードにおいて脳よりも圧倒的に速い。 どんなにCPUが速くなっていっても、今のところ、そこにネズミの

          「意識」と「記憶」は生物の脳に起こったイノベーションだった

          ファーストペンギンはシャチに食われるだけかもしれない

          変化する力と維持する力どんな企業も、本質的に2つの拮抗する力を内包しています。それは、「変化する力」と、「維持する力」です。 「変化する力」に対しての抵抗勢力、という文脈で「維持する力」が悪者にされることも多い気がしますが、本質的にはどちらも重要な力です。そして、「維持する力」というのは現状停滞の力になってはいけません。 荒海の中を航海する船を思い浮かべるとよいでしょう。船長は企業におけるリーダーです。変化することが正しいと思うのであるならば、迷うことなく進路をそちらに向

          ファーストペンギンはシャチに食われるだけかもしれない

          コストコで考える~Scrub Daddyの成功軌跡

          コストコで買い物してたら、ふとScrub Daddyが目に入りました。そーいえばと思ってググったら、Scrub Daddyのケースはものすごく勉強になるのですが、あまり日本語のコンテンツが無いのでここに纏めておきます。 あ、もちろんScrub Daddy、、買いましたよ。とても良いプロダクトです。このスポンジ、冷たいと固く、温かいと柔らかくなる。それだけ、なんですが、それが凄いんです。日本語でも通販の動画がありました。 まぁでも、何かQVCとかに比べるとキレが悪いな~ も

          コストコで考える~Scrub Daddyの成功軌跡

          ジェンダーレス運動会の問題、テクノロジーは性差別を超越する

          「運動会なんてやめてしまえばよい。」言い過ぎか。 ちょっと前に、地方視察で回っていた時、とある地方の運動会を見る機会があったのだが、私にはかなり衝撃的だった。 全校生徒で30人程度。恐らく村落のすべてが家族総出で来ているのではないか、校庭の周りに自由にテントを張り、椅子を並べて談笑している。 運動会は、町ぐるみ、家族ぐるみののんびりとしたイベントだったんだ。 「翻って、都会の運動会は忙しい。」 狭い校庭に何百人の生徒。朝からの場所取りと競技ごとの移動。一斉に構えられ

          ジェンダーレス運動会の問題、テクノロジーは性差別を超越する

          地方創生、鍵を握るのは「別班」!?

          ドラマのVIVANT、そこで出てきた「別班」部隊、話題になりましたよね。 別班とは、陸上自衛隊(古くは帝国陸軍ですね)が秘密裏に組織する秘密諜報部隊のこと。ずば抜けて優秀な能力を持つメンバーで構成され、自衛隊には属さず、国際的な企業に所属しながら、世界中で諜報活動を行い、日本を守る行動をしています。 当然、本当に別班が存在するかは明らかではありません。巷では本当に存在するであろうとは言われ、国会でも議論されたことがありますが、ドラマで描かれたような姿なのかは「誰も知らない

          地方創生、鍵を握るのは「別班」!?

          「空飛ぶクルマ」航路検証をパラモーターでやった意義と分かったこと

          最初に謝っておきます。備忘を兼ねていますので、長文になります。 パラモーターが加賀市上空を飛んだ 令和4年5月23日、石川県加賀市の市街地上空をパラモーターが飛行しました。デジタルカレッジKAGA(あとで説明あり)が、「空飛ぶクルマ」の航路検証を行ったのです。 一週間後の5月30日にプレスリリースを出すと、真っ先にドローン専門ネットニュースや旅行専門ネットニュースが取り上げてくれました。(一部の旅行メディアは、「空飛ぶクルマのパラモーター」という書き方をしていました。(

          「空飛ぶクルマ」航路検証をパラモーターでやった意義と分かったこと

          空への進化、その果てに

          鳥類って視力は良いけど脳容積は小さい。 つまり、飛ぶために高性能なセンサーを持つのだけど脳の演算処理の大半はその処理に取られる。だから頭悪い。 カラスとかヨウムは結構頭いいと言われるけど、飛行能力を制限している割には知能レベルも猿とか犬の比較にはならない。 処理能力についてはドローンも同じ制約を課される。 飛ぶためにセンサーが必要で、搭載する処理能力の大半は飛ぶためだけに使われる。だから飛ぶこと(3次元空間でスピード上げつつものを避ける)以外の知能が低い。 また、鳥

          空への進化、その果てに

          傭兵隊長の気持ち

          実はプリゴジンの気持ちがちょっと分かる人多いと思うんですよ。特に傭兵的に動いている人達。ちょっとだけだけどね。 という気持ちだと思う。 いや、上を言ってるのは私じゃないからね。プリゴジンだよ。

          傭兵隊長の気持ち

          開拓屯田兵の話し方

          先に先方へのメリットの提示がなく「うちで必要なのでください」っていう、この無邪気な「クレクレ!」コミュニケーション。本当に多いのです。 ・うちで必要なので助けてもらえませんか? ・内部で説明が必要でちょっと来てもらえませんか? ・うちの会員が喜ぶと思うので講演してもらえませんか? 無邪気にこれが言えるのは、肥沃な土地の小さなコミュニティで育った「真の勝ち組」ってことですよね。子供が親に欲しい!っていうときのコミュニケーションスタイルと同じなわけです。 ですが、こちとら肥

          開拓屯田兵の話し方

          AIの"思春期"と思春期の"AI" ── 似て非なる二つの世界

          思春期、トゲトゲしい心情と自己探求に満ちた時期。 誰しもが文字通り鏡に向かい合い、性差と自己を認識していくこの過程を経て、大人になっていきます。その過程はあたかも自己フィードバックによる学習により深みを増していく活動だとも言えるでしょう。 そして、昨今のAIも思春期を迎えているといえるのではないかと思うのです。これらを仮にAI思春期と呼んでみましょう。一方で、これからの世の中では、思春期の子供たちがAIを通じて自己認識を深めていくという事も起こり得るでしょう。 AI思春

          AIの"思春期"と思春期の"AI" ── 似て非なる二つの世界

          chatGPTへの幻滅が訪れるとき

          「思っていたよりすごい」という技術に触れると、人間はその技術の可能性に目を輝かせ、期待値を上方修正する。スホーイのコブラ機動やDJIのドローンが自由自在に飛ぶさまを見たとき、そしてAI技術であるChatGPTが登場したときも、私たちはその技術の未来を夢見るようになった。 しかし、人間はコミュニケーションの中で期待値が増幅される傾向があり、その技術がまだ現実的には遠い未来のものであることを忘れがちだ。そのため、しばらくして「あれ?思ったよりも最近進んでないかも」という幻滅感が

          chatGPTへの幻滅が訪れるとき