うぃーざー

しがない大規模私立文系大学生です。

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最近の記事

ケチな小心者(他称)の限界旅行 in London

脳筋旅行主義者、またドケチ貧乏ソロ旅行に挑む  一生懸命卒論を書き、ついに一応の目途がついた私は、その勢いで卒業旅行にロンドンへ行くことにした。  ロンドンは、ビートルズを聴き始めた中学生のころからずっと、一番の憧れの都市だ。地図を眺めれば、聞いたことのある地名がずらりとでてくる。チェルシー、アビーロード、パディントン、(元祖)シティ、ウェストミンスター、などなど。行ったこともないのに聞いたことのある地名ばかりである。しかも、美術館も博物館も、国立のものは無料ときた。こ

    • イタリア生まれの最強幸せメソッド!~不幸なあなたもこれで幸せに~

       今年は私にとって、セルフコントロール(自分の感情や行動を自分で制すること)がいかに大切かということを痛感した年であった。自制することが大事だということには大抵の人も同意してくれると思う。我々は、自らの感情に振り回され、苦しむ生き物だ。しかし、できるなら苦しみセットの人生ではなく、ハッピーセットな人生を送りたい。この願いを叶えるツールとして、今回はストア派哲学者であるエピクテトスの思想を語る。これであなたも幸せになれますよ!残念ながら期待してらっしゃるものとは違うと思います

      • 誠実で不誠実な奥田民生のラブソングー男のガチ恋あるあるー

         注記:本記事では若者の異性愛者を念頭に男性・女性と言っている。あしからず。  先日、森岡正博の『草食系男子の恋愛学』(2010年MF文庫版)を読んだ。この本は森岡が、「優しい心を持った奥手の男性に対して、恋愛のアドバイスをするという内容」(p.201)だ。片思いの、もしくは絶賛交際中の真面目で謙虚な男性にピッタリのいい本だったと思うのだが、自分でも驚いたことに、読んだ後に頭に浮かんだのは奥田民生のことであった。  奥田と言えば、ユニコーン時代からソロ時代まで、卓越した歌

        • シーン別!孤高の就活生へ、エレファントカシマシの詞で贈る言葉

           エレカシは不思議なバンドだ。エピック・ソニー時代は、宮本浩次のやりたいこと、あるいは理想を創造するべくすべてが動いていたような印象をうける。うって変わってメジャーに再度復帰してからは、J-Rockのど真ん中をいく音やプロモーションでスターダムにのし上がった。その後は円熟味を増したと思わせたり、逆に思春期並みのイライラをこれでもかと歌い上げたり、一転J-Popど真ん中な曲で大衆を元気づけたりしている。  そんな幾度の変遷を経たエレカシの豊かな魅力に気づいたのは、就活をしている

        ケチな小心者(他称)の限界旅行 in London

          Post-Rockなんて名前つけたもんだから

          ロックの袋小路  ポストロックとは、あまり意味のないカテゴリーである。ロック的な感じがほぼない音楽にも当てはめられているし、適当だ。  ざっくり言えば、シカゴのトータス周辺を中心とするアメリカで始まり、カナダはモントリオールを中心とした流れでGodspeed You! Black Emperorなどのバンドが変異させ、北欧・西欧でシガーロスやモグワイなどに受け継がれた音楽だと言える。その後はそこに影響を大きく受けた音楽性のバンドがカテゴライズされて、現在は廃れた言葉になっ

          Post-Rockなんて名前つけたもんだから

          私の好きな、Emoいわれぬバンドたち

           ダサい見た目のバンドが好きだ。Tシャツがビショビショになりながら一生懸命歌ったり演奏しているバンドには親近感を覚える。ステージでカッコがついているのもいいが、それよりも貧乏臭いものの方に惹かれることが多い。もれなくそんなのばっかりなのが、80~90年代のアメリカのインディーズロックバンドだ。たまたまカルト的な人気が出て大観衆を前にしても取り繕いようのない、もしくは取り繕う気がない、地味な兄ちゃんたち。それでも曲の良さで観客を沸かせているのをみると、音楽の力(≠演奏技術)や人

          私の好きな、Emoいわれぬバンドたち

          Wi-Fi無しで乗り切る!心が貧しい田舎者のニューヨーク冒険ぼや記。

          これを読めばあなたも、Wi-Fiなしで冒険する勇気が湧く(ことは一切ない)! 1.始まりはカナダ。金だ。  トロントでの語学留学を終えた私はお世話になった家をでたあと、大学の後輩の電話履修相談会に飛び込み参加しながらダウンタウンのバス停で落ち着いていた。当て布をされたボロボロのリュックは実家を出たときと同じくまたパンパンになっており、それはこれから始まる大冒険への期待で膨らんでいるようだった。  Wi-Fi無しでニューヨークを旅行する、という冒険だ。  しっかりと己の運の悪

          Wi-Fi無しで乗り切る!心が貧しい田舎者のニューヨーク冒険ぼや記。

          挑戦して悔いる人生のほうがかっこいい

          宙ぶらりん男、次の挑戦ー地に足はつくのか、つかないのかー近況と雑感Ⅰ  半年の留学は終わった。これは間違いなく私がやりたかったことであり、死ぬまでにできたことに満足している。俺は一体どれだけ馬鹿なのかと思い詰めることもあったがしかし、予定どうり持ち前の禁欲主義(ケチさ)と、貴重な日々を味わうバランスが取れたのではないかと振り返って思う。若気の至りや若者のいい意味で向こうみずなところは経験することなく年を重ねてきてしまったが、すべてはあの半年のためだったのだろう。  さて、帰

          挑戦して悔いる人生のほうがかっこいい

          なぜ私は留学することにしたのか

          忙しい人の為の結論 「Heart Of Gold」を探しに行くため じじい全開で恥ずかしい限りであります。 (注 以下の文章ではある程度構成を考えて省いたり、敢えて語っていないことが多く存在するが、そのことは必ず念頭において読んでもらいたい。ある程度の長さの人生を現代の都市社会で過ごせば、人は重層的かつ複雑に様々な要素が絡まって構成されざるを得ないし、それをすべて正確にうまく語ることが不可能なことは、自己紹介が得てして自身の断片しか述べられないものであることからも分かって

          なぜ私は留学することにしたのか