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【取材】水の気持ちよさを感じる「一般社団法人日本障がい者スイミング協会」

Everyday heroの取材活動を通して、色々な方にお会いしてきましたが、なかなか今までスポーツ系の活動をされている方に取材するチャンスがなかったのですが、今回は念願が叶い、障がい者水泳の教室をされている酒井泰葉さんに取材をさせていただきました!

一般社団法人日本障がい者スイミング協会

酒井さんは一般社団法人日本障がい者スイミング協会を運営されており、東京都三鷹市を拠点に障がい者水泳の活動をされています。

酒井さんが水泳を始めたきっかけは、子供の頃に体が弱く、体を丈夫にするためにスイミングスクールに通ったことでした。
大学生の時に障がい者水泳のボランティアを始め、その時に障がいのある方も、水泳を求めているのだと感じ、一般社団法人日本障がい者スイミング協会の前身である「アクアマルシェ」という団体を立ち上げて活動をスタートされました。
最初は生徒さんも2人くらいだったそうですが、口コミで今では80人ほど登録者がいるそうです!


レッスンについて

水泳教室は、三鷹市の市民プールで週3回活動しており、基本的に個別レッスンとなります。
生徒は4~80才まで幅広く、トイレコントロールができる方であれば受け入れ可能です。
生徒の年齢層は7割が小学生になります。障がいのタイプとしては、6~7割が知的障がいの方、3割が半身麻痺などの身体障がいの方だそうです。

レッスン内容は、水中運動やリラクゼーションから、本格的な競泳の練習、パラ・アーティスティックスイミングなど、生徒一人ひとりに合わせて考えてくれます。
酒井さん自身がシンクロナイズドスイミングをやられていたので、音楽をかけながらのレッスンもあるそうです!
練習の成果を「ノーマライゼーション水泳フェスティバル」や「パラアーティスティックスイミングフェスティバル」に参加して発表することも!

レッスン時間は50分で、レッスンの後には「今日はこんな事ができました。」「こんな変化がありましたよ。」など、ご家族にフィードバックもしてくださります。


ハッピースイミング

実際のレッスン風景をもっと知りたいと思った方に、酒井さんが書かれた障がい者水泳ハンドブック「ハッピースイミング」から、少しだけレッスン内容をご紹介したいと思います!

表紙は、このような感じです!
本では、前半に身体障がいのない方が、後半で
は小児性麻痺の方がモデルとなり泳ぎ方を紹介しています。


水と一体になる楽しさを

酒井さんは、この水泳教室で、競泳に拘らず、水の中で体を伸ばす感覚や、陸上では感じられないリラックスした気分を味わえたりすることなど、水中の楽しさや水との一体感を感じてほしいと仰っていました。

また酒井さんは、レッスンで体を動かすことと同じように、心のコミュニケーションも大切にしています。
ただ水泳を教えるだけでなく、子どもたちの気持ちに寄り添うことを大切にし、ご家族の方とも信頼関係を築きながら、レッスンを進めることを大事にしているそうです。

酒井さんに、「今後の目標は?」とお伺いしたところ、
「共感者を増やしたいです。」と仰いました。

そのお言葉を聞いて、私も全国にこの輪が広がって、自分の住んでいる場所の近くに、こういった水泳教室があったら、本当に良いなと感じました。

酒井さん、どうも有難うございました!
一般社団法人日本障がい者スイミング協会の活動は、こちらからご覧になれます。是非チェックしてみてください!




最後までお読みいただきありがとうございました。
酒井様より、プレゼントです!
障害者水泳ハンドブック「ハッピースイミング(PDF版)」
お申し込みはこちら→ https://jpasa.net/mail-magazine/


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