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社内インスタライブが、手軽で楽しく、マネしてほしい企画だった話

こんにちは。エバーセンスでコーポレートとPRを担当している真辺(@ran_manabe)です。
今回は、インナーコミュニケーションの一環としてはじめた社内インスタライブが思った以上に手軽で楽しく、マネしやすい企画だと思ったので、はじめるまでの流れや1ヶ月半やってみて感じたことをお伝えしようと思います!

わたしと同じようにインナーコミュニケーションの打ち手に悩んでいたり、新しい企画を考えている担当の方にとって、少しでもお役に立つnoteになったら嬉しいです。

はじめたきっかけ

もともとエバーセンスはメンバー同士のコミュニケーションが多い組織だと思います。3年前に引っ越してきた現在のオフィスも、コミュニケーションが増えるように壁の少ないオープンなデザインにこだわって作りました。

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そのため、あちこちで議論をしている様子が見られたり、キッチンのまわりでコーヒーを入れながら雑談したり、という風景が日常的にありました。

しかし弊社もコロナ禍によりリモートワーク推奨となったことで、そうした機会が一気に減ったのは言うまでもないかと思います。また、同じ課題を抱えている企業・担当の方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

7月末に社内で集めたリモートワークに関するアンケートでは、「自分が所属しているチーム外とのコミュニケ―ション」が顕著に求められていました。

新しく入ったメンバーや仕事で絡まないメンバーとの会話が減ってしまったのはもちろん、どんなプロジェクトが動いていて、いまどこの熱量が高いのか。出社していれば肌感覚でわかることが見えなくなってしまった、という課題をそれぞれが持っていました。

わたしは6月末に育休から復帰したのですが、最初の1ヶ月間は実際に働きながら、メンバーがこれまでどんな風に仕事をしてきたのかを追体験したり、他社の施策を見たり、自分に出来ることを探っていました。

そして7月末、先述のリモートワークに関するアンケートを実施。続々と集まるアンケート結果を読みながら、「とにかくまずは場づくりをしてみよう」と決めました。

インスタライブに決まるまで

最初の候補は、ラジオでした。わたしが育休中、ゆるくはじめてみたのが社内ラジオだったからです。
(社内ラジオの取り組みについてもまた書けたらいいなと思います!)

その一方で、わたしが場づくりをしようと決めた7月末、友人たちとよく遊んでいたのがTwitterライブ(Periscopeというアプリを使います)。顔が見える+同時にコメントで盛り上がれることのおもしろさを実感していました。

ラジオよりもぐっと距離が近くなる印象を持ったのと、見ている方も表情が見えてうれしい。みんなが集まる場としては、声だけよりも、映像がある方が楽しんでくれるかもしれないなぁという感覚がありました。

まずは一度試してみよう!と、こういう企画にすぐ乗り気になってくれる人事の前澤@mz_hirokazu)に声をかけました。
「いいですね!明日試しにやってみますか?」と最高のレスポンス。話が早くてうれしい。

その場で配信方法についてもリサーチしました。
最初は誰でもアクセスしやすそうなYouTube配信を試みましたが、アカウント取得まで24時間以上かかるということで保留に。(YouTubeについてはまた別の機会でもチャレンジしてみたいです)

そこで急浮上したのがインスタライブでした。
プロダクトでもInstagramのアカウントを運用していたり、社内の日常をアップするアカウントがあったり、退職するメンバーにむけた写真や動画を毎日アップするという企画をしたり、Instagramに慣れている人が多い弊社。
わたし自身はインスタライブをやったことがなかったので、やってみたい!という好奇心もあり、すぐに専用のアカウントを発行して、社内インスタライブが誕生しました。

まずは作戦会議をライブ配信

前澤に相談した翌日、試しに社内インスタライブの作戦会議をライブ配信することにしました。
テーマは8月の企画とネーミングの案出し

10人くらいがふらっと見に来てくれて、コメントで企画やネーミング案を出してくれました。みんな仕事に直接関係なくても、いっしょに作戦を立ててくれて、おもしろがってくれたのが嬉しかった…!おかげで2人で作戦会議をするよりも、いろんな可能性が見えてワクワクした時間になりました。

いっしょに考えてくれたメンバーは、社内インスタライブの初回も見届けてくれるんじゃないかなという安心感にもつながったので、いきなりスタートではなく、作戦会議からオープンにするのはおすすめです!

そしてこの時あらためて思ったのが、見る人もインスタライブを盛り上げる大事な要素になるということ。出演している人だけではなく、ハートを送る人、コメントする人、積極的に”ガヤ”を楽しんでくれる人たちがいることで、より一層一体感が生まれます。

もちろん、ただ聞くだけでもいい。参加の形に濃淡があるのも魅力的だなと思いました。ちょっと今作業中だけど、耳だけみんなの声が聞きたい!というときでも、気軽に来てほしい。自分のデスクで仕事をしつつも、まわりの雑談の声が聞こえてくるような、いつものオフィスの雰囲気を少しでもお届けできたらいいなぁと思います。

作戦会議で出た企画案・ネーミング案について、当日中に社内アンケートを取ったものがこちら。

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8月中に実施する企画4案と、「ごきげんライブ」という名前が決定!
「ごきげん」は、エバーセンスが働く上で大事にしている言葉で、代表の牧野もよく使います。社内企画の案出しでよく出てくるおなじみのキーワードと言えるほど、弊社になじんでいる言葉です(笑)

配信時間は、一番気持ちにゆとりがありそうということで、毎週金曜のお昼12時~30分間にしてみました。コメントも参加しやすく、ランチのおともに見てね、と気軽に声をかけやすい時間帯だったかなと思います。

実際にやってみて

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こうして実際に決まった8月4回分の企画と、9月にすでに実施した2回分の企画がこちら。

・新入社員インタビュー
・ざっくばらんに雑談会
・新人×最古参
・牧野さん(弊社代表)を囲む会
・3年目同期女子会
・北海道エンジニア会

社員37名のうち、どれも半数の20名前後はライブで見てくれて、アーカイブが20回以上は再生されているので、おそらく8~9割程度は見てくれているんじゃないかな、と思います。

わたしと前澤は初回、2回目とそれぞれ出演しましたが、あとは視聴者側として楽しみました!質問を事前にslackで募集したり、本人たちに内容をすべてお任せしたり、2人だったり3人だったり、入社年数もバラバラ。ただ金曜日の12時にはじめるよ、ということだけ決めて、あとはフリースタイルで続けています。

出演者はわたしと前澤が事前にメンバーにお声がけ。
みんなシャイなので、「わーい!」というよりも、「えぇ~!声をかけられてしまった…!」というような反応が多いです。それもわたしは楽しんでいます(笑)

当日までは以下のような流れです。

①メンバーに出演依頼
②(必要な場合は)slackにて質問を募集
③出演者に配信方法を伝授
④slackで当日告知
⑤本番

ご覧の通りほとんど準備することはありません。ライブ配信なので編集作業もありません。この手軽さは、企画側にとっては本当にありがたいことです。ライブ配信を見るのも、PC・アプリ、どちらからでも参加できます。Instagramのリンクをみんなにお知らせすればOKです。

出演してくれたメンバーも、ライブ配信後は「楽しかった!」と言ってくれるのが本当にうれしい。こちらこそ楽しいお昼の時間をありがとう!という気持ちです。みんな緊張しつつも”らしさ”が垣間見られて、どの回もそれぞれの空気感が出るのがいい。ごきげんライブのオープニングを考えてきてくれたり、BGMを流してみたり。一人ひとり個性のあるメンバーの集まりだなぁ、引き受けてくれた心意気も含め、うれしいなぁとほくほくした気持ちで見ています。(タイミング合わず出られなかった人も、今後出てくれることに期待!)

かなり勢いではじめてみましたが、リモートでなかなか作りにくい、メンバー間のゆるやかなつながりを少しは再現できているかなと思っています。コーポレートとして、メンバーの仕事の効率化を考えながらも、こうしたエバーセンスらしい余白の楽しみ方をどんどんアップデートしていきたいです。

気になっていること

実際にやってみて気になったこともあるので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

①IGTVに保存するとコメントが残らない

ライブ配信で見られないメンバーのためにIGTVにも保存しているのですが、こちらではライブ配信中のコメントは見られません。アーカイブに残らないからコメントがしやすいという側面もあると思いますが、本当はIGTV上でもコメントが見られたら、より楽しさを再現できるかなぁと思っています。
Instagramの機能なので仕方ないのですが…!

②顔を出しながらまじめな話がしにくい

これは想定外でした。当初は仕事の話も色々と聞けたらいいなと思っていたのですが、まじめなことを話す雰囲気にならない。顔が映っているのと、お昼時ということもあってか、無意識に明るく盛り上がりやすい話題、という気持ちになるのかもしれないです。
声だけの方がまじめな話はしやすいかもしれないですね。
仕事に関することをじっくり聞く場として、ラジオという別の場をつくってみてもいいかなと今は思っています。

まとめ

気になることはありますが、インナーコミュニケーションの場づくりとしては、とにかくはじめてみてよかった!手軽で楽しい、はコーポレートとしては大きなポイントだなと思います。普段から使い慣れているSNSを使えるのも、参加のハードルが低くなってよかったです。

これまでは対面だったので、社内イベントといえばその場にいたらある意味強制的に巻き込むことができていたのですが、オンラインになった時点でそれはむずかしい。みんなが見てくなかったらさみしいなぁと、少しドキドキしていました。

でも、いつもこういう時に、おもしろがって盛り上げてくれるメンバーたちに本当に支えられています。みんなのためと言って、いつもわたしは自分が一番楽しませてもらっている気がするのです。ありがとうございます!

自宅でひとりランチの時間も、インスタライブのおかげでとても楽しい。そして、メンバーの顔を見ながら、コメントでおしゃべりしながら食べるご飯は、いつもよりも美味しいです。

代表の牧野はよく、「バットを振ろう」「倒れるなら前へ」という言葉を使います。とにかくやってみること。小さくてもバットを振る。失敗したっていい。そこから学ぼう。

弊社はプロダクトだけではなく、コーポレート部門も同じように自由にチャレンジできる風土があり、とても動きやすい会社だと思います。だからこそ、やってみたこと、つまづいたことや失敗も含め、わたしがお伝えできることはすべてお伝えしたいと思っています。

このnoteが、わたしと同じようにインナーコミュニケーションに悩んでいる方、次の打ち手を考えている方のお役に立てたらうれしいです。

Twitterもやっているので、気になる方はいつでもお声がけください!一緒にがんばりましょう!

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