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頑張るとか頑張らないとか【失恋から立ち直る方法●】[2024/07/13]

まだ耳の調子は全快ではないが、この連休も出張のため、移動してホテルでこの記事を書いている。

最近、「頑張る」という言葉の意味をよく考える。

元々私は、「お前本当に平成生まれか?」と前職の上司に言われるぐらい、ゆとり世代っぽくない「頑張るタイプ」であることを強みにしてきた方だ。
飛びぬけた能力も無いのだから、一生懸命やるしかないと思っているのは確か。それに、仕事は対価をいただいている訳だからそれに見合う価値を提供するために頑張るのは当たり前。

実際、転職するとき、「ガッツがありそう」ということがどの会社に行っても物凄く受けが良くて、どれだけ世の若者生ぬるいと思われているんだ?と思ったぐらい、「頑張れます!」は価値があるんだとその時は感じた。

今の仕事の尊敬している上司に初めて面接で会った時も「●●さんて頑張り屋さんでしょ?」って言われた。

そんな感じなので、どちらかというと私は身を削って働きがちなタイプだ。
些細なことだけれど、お昼電話番がいなくなりそうと思うから、かなり遅めまで残ってから休憩を取ったり、後輩や同僚から何か聞かれたら知っていることは惜しまず教える。
たまに自分で身を削っているって感じるときもある。
だから、上からも下からもそんなに敵も作っていないし、社内ではバランス良く生きている方だと思う。

でも、限度を越して働いて倒れてクビになった経験もあるから、ある程度ヤバい負荷だと思ったら、今は反抗もするし、逃げる。頑張らない。
そもそもメンタルよりも先に体に不調が出始める。今の耳や足の傷だってそう。

頑張りすぎてバッタリ倒れてしまうぐらいなら、ちょっと頑張らなくて倒れないラインをキープした方が良い。

今、結婚相談所のプレ交際になっているうちの1人が宇宙人みたいな人で、若いのもあるのか、やたら「頑張る」という言葉を使う。
多分彼からしたら、彼の発言や興味があることが私に伝わって嬉しいって感じなのだと思うが、私としては、うんうんという感じなのだ。
頑張るから、何をして欲しいですか?とか、平気で聞いてくる。

おはようとおやすみのラインが毎日来ていたが、最初に私はマメではないから反応は良くないけれど、既読で返事なくても、返せるとき必ず返すと言ったのに追いラインが届き始めたので、1週間ぐらいでさすがに冷静にキレて、そういう期待には応えられないと連絡した。
(担当カウンセラーさんも、最初は気持ちがあろうがなかろうが、挨拶のLINEぐらいは誰にでも対応できると最強!みたいなことを言っていたけれど、私が段々疲弊していくのが目に見えて、はっきり嫌と意思表示した方がいいと味方してくれた。)

その宇宙人風の彼との対話で、「頑張る」って言葉は下手に使うと、逆に相手を苦しめたり、重荷になるなと思った。
「●●さんのために頑張ります」って重くないだろうか?
(まあ、仕事では、当たり前のようにお客さんに頑張ります!とは言うけれど。)
それとも、相手と恋愛していたら、嬉しいんだろうか。

沼落ちした彼との対話の中でも出てきた話題だけれど、寛げない家庭になるんだったら、結婚する意味ってないと思っている。
外で戦闘モードで戦っているからこそ、家では頑張らない姿を見せたり、弱音を吐いても許し合える関係性でなければ、しんどいではないか。

だから、一緒にて気が楽、とか疲れないということはとても大事なこと。
敢えて「頑張る」という言葉を使いたいのであれば、無理して肩肘張って頑張るのではなくて、相手のためなら自然と頑張れちゃいます~って感じだと思う。
そもそも、頑張るって言葉がナンセンスなのかもしれない。

ということで、私自身も「頑張る」という言葉の使い方には重々注意しようと再認識するのであった。




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