Be Place 唱えろ シニアの呪文
漂うシニア、明日はどっちだ?
●いろいろご意見あるでしょうが
やっと辿りつた定年退職、まずはこれから第二の人生をどうしたものかゆっくり考えようと思う人、会社も仕事も一線は退いたもののまだまだ生活事情もありそのまま働いているけれど、どうもしっくりこない気持ちで日々を過ごす人。そんな心の隙間に「シニア」というキーワードで有象無象の実話や多くの情報アドバイスが忍び寄ってきます。
人はもともとそれぞれ「十人十色」、性格はもとより生活環境も背負った条件も違いますからひとくくりにできませんが、ここでは中高年と呼ばれる世代のなかでも主に会社といった組織で長く働いてきた、もしくはそろそろ定年に差し掛かろうといった人たちが主役です。それも特にこれといった目標や趣味をもたず、かといって隠居を決め込むにはまだまだ早いといった人。そう、家族や家という居場所はあるけどこれまでの居心地とはどうも違ってきたような気がする、人と会う機会もめっきり減ってきてはいるけれど誰かと初対面で挨拶する場面になったら自己紹介で何といえばよいのだろうか。なんて思っている人でしょうか。
●もっと気楽に、しなやかに
充実した第二の人生を目指して目標を掲げたり、趣味に挑戦したり、社会貢献に参加したりするのも良いのですが何事も無理強いはいけません。長続きしません。試しにチャレンジしてダメならさっそく次に行くぐらいの心構えならヒントをつかめる可能性もありますがそう簡単にはいかないので世の中には「シニア」関連情報が蔓延しているのでしょう。
せっかくならポジティブに生きていけなければもったいないのは確かですが、無為無策で無風状態になったとき余計な情報に翻弄されやすいのも事実。現実にはこのような人こそ最も多いような気もするのですがそこは声なき声、サイレントマジョリティなのでしょう。
●社会の役には立たないが邪魔にもならん
自分なりの「そこが場所になる Be Place 」が見つかるまでとはいえ、なにげに不安をおぼえたとき、それこそ余計なお世話かもしれませんが呪文を唱えて漂いましょう。
【 資産運用、人生設計、苦手なら手を出さない 】
まあ、なるようにしかならないから。
【 ひとはひと、世に紹介されるのは成功か失敗例 】
自分は多数派、真ん中マジョリティ。
【 地味な日常に自由な居場所を確保せよ 】
オレの幸せ、オレが決めます。
【 やらない後悔、やって反省、さてどっち 】
選べないからここにいる。
居直りといわれればそれまでですが、別に誰かに迷惑をかけるわけではないし、ね。ただ、配偶者、妻帯者のいる方はご注意ください。別の矢が飛んでくるかも。
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