六月二十九日の推し短歌
短歌が好きだ。理由なんかは自分語りになるので省略するが、読むのも好きだし自分で詠むこともある。でも散文と違って文字通りポエムであるので、なんだか気恥ずかしくて、あまり人には見せていなかった。
しかしここ数年、「短歌ブーム」と言われるようになって、「二次創作短歌」や「推し短歌」なる概念もできて、ちょっとだけ推しバンドや推しのことを詠んだ自作の短歌を表に出すようになった。限られた文字数で何かを表現する短歌は、読み手の間に原作や対象となる人物といった共通の文脈が存在する二次創作や推