高級イヤホンを買った失敗から学んだこと
こんにちはー!ぴよ吉です!
僕は海外駐在をし始めてからは、なるべく家事や通勤の時にはオーディオブックを聞きながら生活をし、少しでも勉強の時間を増やしています。
作業しながら何かを聞く時には、有線のイヤホンより完全独立型の無線イヤホンの方が作業のジャマにならず快適ですよね。
そんな僕が1年前に興味を持って買ったのがこの "Sennheiser MOMENTUM True Wireless 2 " という高級イヤホン。
値段は当時(2019年の冬)£270だったので約35,000円くらいの高級品です。
結論から言うと、僕にとってこの買い物は「大失敗」でした。
海外駐在員になってお金に対して気が大きくなっていたのと、「毎日使うなら高くて良いモノにすべきだ」と漠然とした考えが失敗の原因です。。
本日はこの高級イヤホンを買ったことを通して僕が学んだことを書いていきたいと思います。
記事の流れは以下で説明します。
1.そもそもなぜこの高級イヤホンを選んだのか?
2.何が失敗だったのか?
3.安価品を試して分かった自分の性格
4.今回の失敗を駐在生活に活かすには?
僕の失敗がみなさんの学びになれば嬉しいです。
そもそもなぜこの高級イヤホンを選んだのか?
結論から言うと、僕は値段でこの高級イヤホンを選びました。
「どうせ長く使うなら一番良いモノを買おう」
「高いモノはすべての機能を満たしているだろう」
このような判断基準で買い物してしまいました。。
機能も調べてみると、
○ 音質が最高水準
○ 防水機能あり
○ バッテリー持ちが長い
○ ノイズキャンセリング付き
○ デザイン良し
などなど、他にもたくさんの魅力的な点を持った素晴らしい製品であり、長く使うなら問題なし!と大船に乗った気持ちでAmazonでポチりました。
あとで「この機能が欲しかったー!」と後悔することも無いため、満足のいく買い物になるぞーと期待していました。
海外駐在員になって、金銭面にも余裕が出てきていたので、生活を1ステージ上げるには良いものを使うべきだ!という思いもあり、お金を使うことの慎重さが欠けている部分もありました。。
なにが失敗だったのか?
商品が到着してワクワクしながらさっそく開封!
早くこのイヤホンでオーディオブックを聞きたい!と期待に胸を躍らせながら、スマホとのペアリング設定を済ませ、ドキドキしながらオーディオブックをON!
「………うん。たぶんいい音な気がする。。買って良かったー(棒読み)」
その時は自分を無理やり納得させるような哀しい気持ちと、深く考えずに高い買い物をしてしまった焦りがありました。。
そのあと色々な操作を試したり、音楽を聞いてみたり、動画を再生したりしましたが、この”失敗”の気持ちは消えることはありませんでした。
今思えば当たり前です。
このイヤホンが高い一番の理由は音質にとことんこだわった仕様であること。
にも関わらず、僕はオーディオブックのためにこのイヤホンを買ってしまいました。。
イヤホン自体は素晴らしい製品のはずです。でもオーディオブックのナレーターの声の高音/低音がクリアになっても、僕にとっては何のメリットもないのです。。
しかも使っていくうちに気づいたのは、
無くしたくない → バッグのファスナー付きのポケットに保管
汚したくない → 食卓の上に置けない
壊したくない → 子供に触らせない
と色々と手間や精神的ストレスを無意識にかけてしまうのです。。
「自分は貧乏性だなぁ。。」と寂しくなりました。
安価品を試して分かった自分の性格
自分に必要な機能はすべて満たしているにも関わらず、なぜこの高級イヤホンに満足できないのでしょうか?
一つは上記に書いたような、値段をかけたからこそ大事にし過ぎてしまい利便性が下がる点でしょう。
しかし、本当に値段の問題なのか。自分の中でうまく整理できません。
そこで下記の安価品を買ってどう感じるか試してみました。
Anker Soundcore Life P2 という4,500円程度で買えるコスパの良いワイヤレスイヤホンです。
高級イヤホンの Sennheiser MOMENTUM True Wireless 2 と比べると
❌ 音質が下がる
❌ ノイズキャンセリング無し
❌ デザイン性に欠ける
✅ 防水機能あり
✅ バッテリー持ちは長い
✅ 安い(Sennheiserの1/7の値段)
のように、劣る点もありますがオーディオブックを聞く上で必要な機能はしっかり揃っています。
こちらもAmazonで購入し届いたら、さっそくペアリング設定をしました。
音量のコントロールもできない、ノイズキャンセリングも無い、ただボタンを押せば再生、もう一回押せば停止という至って単純な機能。
そしてオーディオブックをON!
「………あー、もう一生コレでいいじゃん。。」
明らかに機能は下がっていますし、特別なこともできない、でも オーディオブックを聞く という目的にはぴったりのイヤホンでした。
加えて、高級イヤホンの1/7の値段なので、壊れること、汚れること、無くすことの心配も一切無くなりました。また買えばいいので。。
そういう意味ではまるでイヤホンにトラブルの保証が付いているような気持ちで気軽に使うことができます。
この経験を通して、以下のような自分の性格に気づきました。
○ 値段に対して相応のリターンを期待してしまう
○ 本当に必要なものを理解できていない
○ 例え機能面でも自分にとってムダなものを嫌う
まだまだ自分のことを理解できていないなぁと思う良い勉強になりました。
今回の失敗を駐在生活に活かすには?
今回の失敗を通して、「もしかして仕事においてもこの性格は出ているのかな?」と考えました。
○ 値段に対して相応のリターンを期待してしまう
→仕事を依頼する相手のキャリアによってクオリティを期待してしまっているかもしれない
○ 本当に必要なものを理解できていない
→仕事を依頼する時に「必要なもの/不要なもの」を言葉にできていないかもしれない
○ 例え機能面でも自分にとってムダなものを嫌う
→「念の為」にやってくれた現地人の業務に対して「ありがとう、次もそのうようによろしく」みたいにムダを喜んでいるように伝えてしまっていたかもしれない
駐在生活で自分が仕事を現地人に依頼することが多いので、依頼する僕自身が、
人に応じて仕事のクオリティを期待するのではなく、
必要なものを整理して言葉にし、
ムダな仕事をさせないように、
依頼すれば、もっと組織の効率が上がりそうですね。
もしかしたら、妻に対しても同じようなことをしているかもしれません。
今回の高級イヤホンはこのような学びを与えてくれました。
まとめ
今回の買い物の失敗は、高級イヤホン自体はなにも悪くなく、自分に必要なものが分かっていなかった僕が原因です。
例えてみれば、ニュースを見るだけのために4K の大型テレビを買ってしまったようなものです。。
仕事で例えれば、ちょっと調べ物をしてもらう依頼で立派な報告書を作らせてしまった。。のようなものでしょうか。
自分は漠然と生きているんだなぁと反省しました。
この経験を簡単に終わりにせず、要点をしっかり明確にして今後は生きていきたいと思います。
以上、僕の失敗がどなたかの気付きに繋がったら嬉しいです。これからもこのような学びを発信していきたいと思います。
みなさんの明日がもっともっと幸せになりますように。ばいばーい!
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