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読書弱者の日々是見えへん④:F1

映画つながりでもう一つ。
コロナ流行の何年か前、渋谷のイメージフォーラムで『ウィークエンド・チャンピオン』*という映画を見ました。
モナコF1レースの雄、ジャッキー・スチュアートを中心にしたドキュメンタリー映画で、それはもうかっこよくて、見ている最中に続けてもう一度見たい!と思ったほど。
 
が、しかーし。
私の普通じゃない視野認識力でF1のスピードを追うのは荷が勝ちすぎたようです。帰宅後数時間で割れるような頭痛に見舞われて横になっても収まらず、明け方まで眠ることもできないほど。結局、視野認識異常による頭痛としては、今に至るまで最悪のレベルのものとなりました。
 
これはですね、何かで読みましたが、視力や度数が正常な人は、一つの視野を脳で認識するのにかかる時間は確か0.1秒ぐらいとか。ところが私は実感でその約20倍かかっているようなので、そのハンディキャップから来たんだろうなと考えます。
 
スピードもさることながら、幅員も負担のようです。
5年前に引っ越してきた今の地は、駅から我が家まで、片側一車線ではありますがその両側に75cmの路側帯、さらに2.5mぐらいの歩道、とこの辺では一番幅の広い道路を使います。引っ越してきた当初は、自転車でせいぜい3~4分のその道を通るたび、ズキズキと強めの頭痛に襲われていました。次々移り変わる視野を私の目で捕捉して脳で処理するには広すぎる道だ、ということなんでしょう。現在は同じ道を通っても何も起きません。脳がパターン学習を終えたのでしょうね。こんな感じなので、F1見るのはそりゃあムリムリ。車の運転もとっくに諦めております。頭痛を招かないで運転できるのはせいぜい1kmでしょうか。田舎の農道のような、普段ほとんど人が通らないところなら誰も巻き込まないで運転できるかな?と妄想を膨らましていますが、イタチが急に飛び出してきたら間に合わんね。
 
*原題はWeekend of a Champion 上記のような邦題はちょっとどうかな。

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