ニャンコ先生

50代後半の在宅自営業者。

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最近の記事

変なニホンゴ1:押下

近年、流行語・流行表現がこれまでにない様相にあると思います。私には「なんだかなあ」と思わせる、使い手のセンスを疑うことばが、いくつも市民権を得るようになりました。 例えば「レンチン」――はやっていても使いたくないことばナンバーワンです。どうしてレンジで加熱するじゃダメなの? なにゆえそこまで短縮したいの? でもま、日本人の「4文字化短縮癖」の話は別途書こうと思っているので、レンチンはひとまず脇に置くとします。 コロナ流行の数年前、長く見積もっても10年前頃でしょうか、ウェブ

    • 読書弱者の日々是見えへん⑥不同視

      今回は、単純に不同視だと難しいことを。意外なことがほとんどできないんです。 1)カメラのファインダーを覗いてピントを合わること 不同視の人はほぼ、悪い方の眼が効き目らしいです。かつて一定の期間は確実にモノアイで(今は「?」)、片方で近くを見てもう片方で遠くを見ていたようです。どうしても、その視力の悪いほうで、つまり効き目でファインダーを覗きます。本来近くを見るほうの眼で、被写体という中~遠距離にあるものを狙ってしまうわけです。 まだ自分が不同視であるという認識がなかった頃

      • 最近の美術展アートグッズ、もっとセンスを発揮してほしいな。ベルトコンベア式に物販コーナーに導かれるわけですが、判で押したようにハガキ&クリアフォルダ&マスキングテープ。そのうちアートグッズベスト5アップしようかな。趣味の良いプラ栞あれば買うのに。

        • 読書弱者の日々是見えへん⑤ホックニー

          デイヴィッド・ホックニーのことは、20世紀に現れた天才の一人と思っています。「天才」を感じるアーティストは他に、エゴン・シーレ、パウル・クレー、ダリ、フランシス・ベーコン&フレディ・マーキュリー(19世紀だったらオディロン・ルドンと(エッチングのほうで)ホイッスラー)。 また、たまたま彼の著書『秘密の知識』The Secret Knowledge*を読了したところで、その眼力には唸るばかりでした。すべてを理解できたとは言いませんが――絵を描いたことがないので。 この著書をか

        変なニホンゴ1:押下

        • 読書弱者の日々是見えへん⑥不同視

        • 最近の美術展アートグッズ、もっとセンスを発揮してほしいな。ベルトコンベア式に物販コーナーに導かれるわけですが、判で押したようにハガキ&クリアフォルダ&マスキングテープ。そのうちアートグッズベスト5アップしようかな。趣味の良いプラ栞あれば買うのに。

        • 読書弱者の日々是見えへん⑤ホックニー

          読書弱者の日々是見えへん④:F1

          映画つながりでもう一つ。 コロナ流行の何年か前、渋谷のイメージフォーラムで『ウィークエンド・チャンピオン』*という映画を見ました。 モナコF1レースの雄、ジャッキー・スチュアートを中心にしたドキュメンタリー映画で、それはもうかっこよくて、見ている最中に続けてもう一度見たい!と思ったほど。 が、しかーし。 私の普通じゃない視野認識力でF1のスピードを追うのは荷が勝ちすぎたようです。帰宅後数時間で割れるような頭痛に見舞われて横になっても収まらず、明け方まで眠ることもできないほ

          読書弱者の日々是見えへん④:F1

          読書弱者の日々是見えへん③おのれ~

          読んでくださっている皆さんありがとうございます。また「スキ」してくださった皆さん、貴note、地道に拝見しています(何しろ根を詰めるとすぐ眼⇒脳と来るので、まことにゆっくりですが)。 今回は、近年あった「あんまりな話」。 交流電流を商用化したニコラ・テスラが主人公の映画『テスラ』。 イーサン・ホーク割と好きだし、と思って劇場で見ました。ところが荒野に「テスラコイル」なるものを設置して強大な電力を発する場面で、今まで見たことがないほどの膨大な光の束が。 ――シマ

          読書弱者の日々是見えへん③おのれ~

          読書弱者の日々是見えへん②眼鏡の処方箋

           眼科で眼鏡の処方箋を書いてもらうときは、まず検眼士が各項目を検査して、次にその結果を眼科医がレビューします。十年ほど前に検査を受けた際は、 眼科医「わあ!ずいぶんっ――」 言うなり口をつぐんでしまいました。 ――”ずいぶんっ”何!? お願い最後まで言って! 途中で止められては却ってこちらの精神衛生に悪い。本人を前にして、と思ったのでしょうけれども。 そのときの各項目は下記のとおり。素人が見てもさっぱり分からず。そのうち誰か専門の方が別のことばで説明してく

          読書弱者の日々是見えへん②眼鏡の処方箋

          読書弱者の日々是見えへん

          『読書バリアフリーの世界』(三和書籍)という本に埼玉福祉会のことが紹介されていて、ちょっと懐かしく思いました。というのも、谷崎の『細雪』は、図書館にあった埼玉福祉会発行の大活字本で読んでいるからです(6分冊)。当時は今ほどは目が悪くなかったのですが、それでも ――へぇー大活字本なんてあるのか、何てありがたい! と手に取りました。あまり自覚がなかったのですが、もうかなり読むという行為に困難を覚えていたのでしょうね。この本がなければ、『細雪』を読了したかどうか怪しいものです。  

          読書弱者の日々是見えへん