J2第31節 アルビレックス新潟VSヴァンフォーレ甲府 雑感レビュー 〜見事な修正力〜
2連勝!!今日も雑に箇条書きでレビュー書いていきます。目指すは試合終了から1.5時間以内でかきあげるぞ!(無理でした。)
攻撃
・新潟のフォーメーションは4231
・前節と変わってRSB早川→藤原 LSB堀米→田上 LSHロメロ→至恩 CF谷口→鈴木孝司
・田上が初先発
・新潟の前進の形として両SBが内側に入りSHが大外を取る形
・この方法実は去年の22節H 甲府戦と同じ戦法
・めんどくさいので去年作った画像を使っていく。
・この形のメリットはSHが前を向いてボールを受けやすいこと
・SBが外側でSHが外側or内側だと後ろ向きでボールを受ける形に
・また両SBが内側を取ることで相手の両SHは内側を気にしなければいけないため中を閉じる。よってサイドのパスコースが空く構造
・今日両SHに配置したのは三戸・至恩のちびっ子ドリブラー二人。そこから前進を目論む
・甲府の守備は5-4-1
・特徴はダブルボランチともに高い位置からプレスをかけ、DFラインも高く保ち間延びせずプレスをかけること
・甲府はサイド限定してハイプレスで取ろうとするものも、新潟はうまくボランチ、GKを経由したりなどして逆サイドに展開してハイプレスを回避、外側のSHを使いながら少しずつ 前進していく
・しかしこの新潟のSB内側、両SH大外システムは前進するのに便利だったが、相手の最終ラインを突破しにいくのには欠陥が。
・SHが大外で低い位置でCBのパスコースの出口を作らなければならないため、奥行きを取る選手がCFのみになる。
・甲府は鈴木孝司を置き去りにしてラインアップすればいいので常にコンパクトに保つことができる
・よって新潟は前進はできるものも、相手のDFライン中盤のラインがコンパクトのため5-4-1のブロックの外でプレーすることになる
・新潟の相手を崩す形は大きくサイドチェンジしながら至恩や三戸の単騎突破
・縦パスが入った時マンツーマン気味で食い付いてくる相手をダイレクトで回避して突破していく形(1500,78:20とか)の2つでチャンスを生み出していく
・今日一の崩しは57:40
・島田、高で相手のダブルボランチを引きつけて
・三戸が大外で相手のDFラインを下げる
・SB藤原は内側を取りつつも最終ラインのパスコースを外でも内でも確保しに行ける立ち位置、相手のSHを自分に注意を向ける位置
・甲府の中盤とDFラインが分断して空いたスペースに高木、ダイレクトで藤原に落とし背後の至恩に出したシーン。
・相手の守備構造を利用して綺麗に回避、お見事。
・このシーンで気づいたけどおそらく新潟は後半SBの立ち位置を変えた。
・SHが高い位置陣取り深さをとって背後を狙うためにSBが内側から若干外側寄りの内側に(CBのパスコースになるように)
・途中から右田上になったから難しさ出てしまったけど、お見事な修正
・あとどのタイミングかわからないけど、島田アンカーにして逆三角形トライアングルにして、相手のボランチの後ろを狙う形に変更
・そこから何度か相手のDFMF間に縦パスが入るように
・そしてその戦術変更が見事つながった最後の得点シーン。
・ずっと大外で回していた中で、福田底の至恩島田でボランチの後ろに立ち、至恩、福田に相手のボランチを引きつけたところで空いた島田に千葉がノールックパス。
・いつもの新潟ならクロス大作戦でサイド単独、あとはみんなクロス待ちで相手の最終ラインに入り込むところをよく至恩と島田2人で相手のボランチの背後をとった。
・ほんといい崩し。
守備
・甲府の特徴
・後ろ3枚から真ん中のリベロ#8新井が中盤に加わり2-3のような形に
・甲府の右はWBの荒木が大外シャドーの宮崎が中
・甲府の左はシャドーの41長谷川が大外,WBの須貝が中
・新潟は4-4-2,2トップが甲府ボランチを消しながらCBにプレッシング
・プレスが前にかかったタイミングで全体を押あげ、新潟のボランチもボールサイドのボランチへアタック。SHは外側の選手、SBは内側の選手を見る形でつく選手をハッキリさせる。
・甲府は野津田、山田のダブルボランチが低めでサイドに降りる形で相手のプレスを回避。
・野津田、山田、新井の3ボランチvs新潟島田高のダブルボランチでうまく数的優位を作り、新潟のプレス回避を試みていく
・後半途中から相手のバックパスに対して前から圧力をかけていく
・甲府はロングボールで回避
・前節同様新潟はCBがサイドに釣り出されないために後ろからサイドに飛び出す選手をボランチが対応していく
・そのため中央バイタル付近でボランチ一人になってしまう
・そこを逆SHがいかに絞って埋められるかがキーポイント。
・今日は比較的できてたような気もする。今後狙われる一つのポイントだろう
感想
・島田高コンビ圧巻でしたね。後ろで捌き、中盤で潰し回収してと。
・去年のH甲府戦を模倣したような形。去年もずっと3-1-4-2で至恩が中でプレーしてたのを高木トップ下システム爆誕させて、至恩大外固定で整備された感あったけど、
・今年も田上内側取ることで強制サイドの本間至恩にすることでだいぶ整備されてプレーしやすそうでしたね。
・得点アシストには繋がらなかったけど、これからの試合期待。
・泉澤いなくてほんとよかった。
・守備はこの2試合安定してますね。ミスからのカウンター以外で失点する感じはなさそう。
・新潟のSB、SH、ボランチの攻撃の立ち位置を若干変更させたのがお見事でした。
・勝つべくして勝った試合でしょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?