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星雄次の凄さについて語りたいんじゃ!!

久々におレビュー!

前半戦最終節、2位ジュビロ磐田との対戦。残念ながら2-3で敗北。
試合については後で別途レビューを書こうかなと思うので割愛!(こういう時はこんなこと言っといて書かない。)

今日はタイトル通り星選手についてのみ書いていきます!

星雄次過小評価されすぎなのではないか問題

圧巻のプレーを見せた福田選手について書こうかなとも思ったのですが、
上記のように星選手過小評価されすぎじゃない??(個人的に好きな選手だからそう思ってるだけなのかもしれないですが笑)と思い、
シーズン後半戦のキープレイヤーに福田選手と共になるのでは??と思うので、
磐田戦をもとに語りたいと思います!!

VS ジュビロ磐田(前提のお話)

星選手は後半開始から島田選手に替わって出場。4-3-3の左インサイドハーフで始まり、72'~左SHでプレー。

磐田戦でのワンプレイをいくつかのシーンに分けて星選手の凄さを、自分の推測のもと語ってきます!!

以下、
・状況(チームのプレイ状況)
・事実(星選手がした動作)
・考察(この時状況と事実をもとに星選手が考えていただろうと思う個人的推測)
に分けてシーンの説明をしていきます!

※考察はあくまで個人的推測であり事実とは異なります!

・45:18~45:25の一連のシーン

45:18

状況(試合):
マイケル選手から千葉選手へ横パス

事実(星選手):
マイケル選手から千葉選手へのボールの移動中に敵の右SHとボランチの間かつ背後のスペースでサポート

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45:20

状況:
マイケル選手からボールを受けた千葉選手がボールを前方にコントロールしてパスの出しどころを探す

事実:
一瞬首を振って後ろを見る

考察:
前半から敵の両脇のCBが前から出てきているのを把握しており、敵の右CB#25との距離を確認。
そしてボールを受けた後のプレーを考えるため左SHの本間選手と敵の右WBの位置を把握。

45:21

状況:
左CBの千葉選手が左SBの堀米選手へパスをしてボールの移動中。

事実:
本間選手の方向を見る。
本間選手の方向に手でジェスチャーをしながら敵の右SH,右WB間のスペースにランニングモーション。

考察:
相手が前からプレスをかけてる中、左SH本間選手が幅と高さを取ってるおかげで、敵の右WBが出てこれない状況になっており、敵の右SH、右WB間にスペースがあることを認知。
自分がそのスペースを使うために、そのまま本間選手に幅と高さをとってもらい敵の右WBが前に出てくるの封じ込めたいために止まれと手でジェスチャーする。

45:22

状況:
堀米選手が千葉選手からのパスを左足でトラップ。敵の右SHの#10が連動して堀米選手にプレス。敵CF#11が千葉選手に、敵ボランチ#50がアンカーの高選手、敵右WB#17が左SHの本間選手、右CB#25が右IHの星選手にプレスとマークがはっきりしてる状態。

事実:
スペースに走りながら本間選手の方向をもう一度見る。
その後ボール保持者の堀米選手を見る。

考察:
星選手としては自分のマークとの距離を考えると、
堀米選手からボールをもらった場合2タッチ以内でプレーしないと潰されるため、ボールをもらった場合速い判断が必要。
この際相手のプレスの向き、自分の体の向き的にボールを受けてすぐパスを出せるのは本間選手のみ。
おそらくボールを受けて2タッチで本間選手に出して、ワンツーをもらうor囮になって本間選手のドリブルスペースを空けるために
敵のWBとリベロの間のスペースを走ることを考えていたと推測する。
そのために本間選手の位置を再度確認したが、本間選手が裏を抜けるふりして足元にもらいにいく動きのモーションをしていることを確認。
その後ボール保持者の堀米選手を見て体の向き的に自分へのパスはないと分かりランニングを減速。

45:24

状況:
堀米選手から降りてくる本間選手へパス

事実:
堀米選手から本間選手へパスが渡る途中に一度本間選手を見る。
そして一度スピードを緩めた動きをまた少し加速してライン際に走る。
ライン際に向かって走る際にボールではなく奥にいる鈴木選手を見る。

考察:
自分へのパスが無くなったため、本間選手に入った後の動きを考えるために本間選手と本間選手のマークの選手を確認。
1vs1の強い本間選手だが、状況としてライン際でスペースも狭く、相手のプレスの勢いも強いかつ、自分がマークしてた選手も本間選手と距離が近いため1vs2の状況になってしまうことから、
本間選手から落としがもらえる位置にギアを変えてサポート(三人目の動き)。
本間選手から落としがもらえる位置に入ったものも、自分が受けたとしても自分のプレーエリアが狭いことからすぐに判断することが求められるために次のパスコースを探すために左にあるボールと本間選手ではなくて右の奥を見る。

45:25

状況:
本間選手からの落としを星選手が左足でダイレクトでCFの鈴木選手パス。

事実:
本間選手からボールを受けた際は、ボールしか見てない。
ダイレクトで出した直後すぐランニング。

考察:
ダイレクトの落としは難しくボールが跳ねることが多々でこの時も若干はねてるかつ、星選手はその前のシーンでパスコースを見つけてるため、
ダイレクトでミートさせるためにボールを見ることに専念。
その後ワンツーでもらえるように本間選手が引きつけた敵右WBの背後のスペースにランニング。


星選手の凄さとは?

個人的にはこの7秒間に星選手の凄さが詰まっていると思っています。

具体的に自分が思う星選手の凄さをざっくりいうとこの4つだと思います。

・認知力
・瞬時での分析,状況判断力
・次の状況まで見通す力
・連続して動き続けるサポート

・認知力
おそらくサッカーをやっていた人はもちろん、サッカーやってなくもアルビの試合を毎回見てる人は一度は「首をふる」というワードを聞いたことがあると思います。(よく久保建英だったりイニエスタが首振ってるプレーが流れたりするが)

まずそもそもプロの選手でも首を振って状況を確認してる選手はそんなに多くなかったりしており、
首を振ってる選手でも、多くは自分のマークしてくる選手とスペースしか見てないことが多いと感じます。

ただ星選手の場合このシーンからもわかるように、味方の選手や自分をマークしてる以外の敵の選手まで見てます。

だからこそ自分がわざとスペース空けて囮になったり、今回のシーンで言うと瞬時に危険な状況の本間選手へのサポートが行うことができたり、
味方と動きが被らないように動くことができます。

・瞬時での状況の分析,状況判断力
ここに関しても星選手、あとは福田選手、千葉選手などがアルビだと高いと個人的に感じます。

上記で挙げた本間選手に手でジェスチャーで止まれと指示したシーンも
スペースや敵、味方の位置を認知した上で、本間選手がとどまれば自分のスペースができると瞬時に分析してるから出たシーンだと思われます。。

また本間選手に落としを貰いに行くシーンであったり、落としをもらえそうな位置だけど自分のプレースペースがないため、ボールをもらう前に素早く味方を探す動きなど、分析した上での状況判断の速さが速いからこそだと思われます。

・次の状況まで見通す力
これは上記の質の高い認知力、瞬時での状況分析、状況判断ができるために先の展開まで見ることができるといえるのではないでしょうか。
まさにこの切り取ったシーンも先まで見通してたために生まれたシーンだと思います。

・連続して動き続けるサポート
星選手は上記3つができた上でこれができるのが凄い。これら3つをした上で味方のためにサポート、自分がボールを直接受けるという意味だけではなく味方のためにスペースを作り出したり、敵を引きつけたりなどもして本当の意味でサポートし続けることができる選手だとおもいます。

これはおそらく星選手の人間性にも関連する部分で試合の随所に気が利く人というシーンが出てるなーって個人的に感じます。

最後に

星選手や前節の福田選手同様にこのように多くの選手(特に中盤から前の選手)が認知や状況判断ができるようになるとジュビロ戦のような後半の戦い方ができると思います。。

大枠の戦術はあるものも比較的に個人に依存してるアルビの後半戦の鍵は個人の成長or移籍による獲得だと個人的に思います。

ただおそらく星選手も無意識的近い感覚で染み込んでこれらをプレーしていると思われるし、すぐにあの平面のピッチの中で選手が成長してできるようになるのは難しいのでは、、、

まだ今シーズン出場18、先発5、出場時間508分。やっぱり非常に少ないと思います。

確かにボールを持った際、ダイナミックなドリブル、パスを持ってる選手ではないですが、もっと評価されるべきだと思うし、

やはり最初にも書いたように福田選手とともにキープレイヤーになると個人的に思います!!


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