見出し画像

育児に追われ、帽子作家の夢を失いかけていた私の背中を押してくれた娘の絵

私は、もの心ついた時から生きることに不器用な自分を自覚していました。

20代や30代の頃は、自分と仕事のことだけで精一杯。まわりのことなど考える余裕のない人生を送っていました。


そんな私でもご縁があり、39歳で結婚しました。

高齢出産になることは、わかりきったことでしたので、子どもは天に任せることにしたものの、41歳で妊娠しました。

とはいえ、不器用な私に仕事と育児の両立などできる自信はなく、夫婦ともに頼れる親もすでに他界しています。

そして、なにより私は高齢出産になります。

子どもと一緒に過ごす時間は短くなるだろうと思い、帽子作家の夢を断念し、育児に専念することを選択しました。


帽子は、育児に専念しながらも必要になれば制作していました。

娘が七五三でワンピースを着た時は、ワンピースと合わせた生地でベレー帽を制作しました。

友人のリクエストで、赤ちゃんの首の後ろを日よけする帽子なども製作しました。

育児中制作した子ども帽子


そんな私の姿を見ていた娘は、幼稚園年少さんの時、私が帽子屋さんになっている絵を描いてプレゼントしてくれました。

帽子屋になりたいと口にしたことはなかったので、とてもびっくりしました。


私は、娘がプレゼントしてくれた絵を壁に飾りました。

後にその絵が、帽子作家の夢を失いかけていた私の背中を押してくれることになったのです。

娘が年少さんの時、描いてくれた絵「ぼうしやさん」


現在、娘は小学4年生です。

少しづつ身のまわりのことは自分でできるようになり、私の手から離れつつあります。

私は51歳になり、人生の折り返し地点はとうに過ぎました。

歳を重ねていく中で様々な経験をし、様々な人と出会い、ヨーガを学び、不器用だった私が生きやすくなるため生き方を学んできたのかもしれません。

だからこそ、これからの人生は、帽子作家として帽子の魅力を伝えながら人様の役にたつ生き方をしていきたいと思っています。

娘、8歳のとき描いてくれた絵「帽子作家」

最後までお読みくださりありがとうございました😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?