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居・場所

ただいまと抵抗なく言える場所が居場所だと思っていたけど、それは夜限定というか帰る場所としての居場所であって行く場所としての居場所ではないとわかった。 そうすると居場所には行く場所と帰る場所と少なくとも2種類あって、私には行く場所としての居場所をうまく想定できていなかったことになる。私が帰る場所には安全が保たれていてほしくて、行く場所は安定しつつ少しでも冒険の要素があってほしいと思いますが皆さんはどうですか? ただいまと言えないまま過ごした日々があって、ずっと居心地が悪かっ

    • 底をめくると資本主義があるらしい

      新・映像の世紀 第2集 グレートファミリーを見た。資本主義が世界的に拡大していった時代として1920〜30年代あたりを中心にまとめられていた。 世界恐慌に至るまでの急速な経済の規模の拡大(異様な膨らみ)に、崩壊を知っていることも手伝って不安や虚しさを感じつつ、一時的な熱狂だとしても世界が大きくなっていく様子を目の当たりに出来た豊かさに対する羨ましさも感じた。 ニューディール政策で世界恐慌から回復していくイメージがあったから、世界恐慌の最中もルーズベルト大統領(民主党)なの

      • 京急線に初めて乗った。よくわからないまま来た車両(特急)に乗り込んではみたけど勝手がわからなくて、後から特急料金請求されるかもしれない!とどきどきしていたけどそんなこともなく目的地に着いた。

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          お腹に何も入ってないときの澄まされた感覚があるから食べることは汚れとか傷みだと感じる。食べることによって自らを汚していく感覚。かといって食べないと力が出なくて動けなくなったまま気分が落ち込んでいって生きている感覚が薄くなっていく。 そういうことを感じたり考えることもあるけど、たいていの食事のときは仕方なくとかではなく美味しく食べる。そういうことは空腹のまま平気でいられているわずかな間にしか考えられない。 これからも食べて自他を傷つけながら生きていくはずで、自分の身体や気分の

        居・場所

        • 底をめくると資本主義があるらしい

        • 京急線に初めて乗った。よくわからないまま来た車両(特急)に乗り込んではみたけど勝手がわからなくて、後から特急料金請求されるかもしれない!とどきどきしていたけどそんなこともなく目的地に着いた。

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          8本

        記事

          「これ」を追う

          突然だが「これ」を見たことがあるだろうか。 「これ」である。有楽町駅あたりで「これ」を見かけてからというもの、通りかかる度に観察していた。この周囲に貼られているステッカーの増減など細かな違いはあったが「これ」自体の変化はなく、ただいつもあるだけだった。 ところが今年に入って話が進展する。都内の他の場所でも「これ」を立て続けに見かけたのだ。 「これ」がその1つである。有楽町駅のものと同様にグレーがかった箱に描かれており、比較的に線が太いことがわかる。 また最近になって見

          「これ」を追う

          死にたい気持ちは水に溶けるから血になって全身を巡ったり、おしっこになって出て行ったり、湯船に溶ける

          死にたい気持ちは水に溶けるから血になって全身を巡ったり、おしっこになって出て行ったり、湯船に溶ける

          残滓

          「完璧主義ですね」と言われた。完璧主義でいると理想と現実の距離が遠くてつらくなるのが耐えきれなくて諦めたつもりだったから意外だった。まだ残っていたらしい。 私が諦めたのは、自分1人だけで完璧でいられることであって、いまもまだ誰かの力を借りながら出来る限り完璧でいたい気持ちがあるんだと思う。周りの助けを得ながら、できるだけ、少しでも。 いまの環境はありがたいことに気軽に周囲の人に頼ることができている。「何かあれば言ってね」をどこまで真に受けていいのかわからないけど、いまのと

          停滞

          高度経済成長かバブルを感じてみたかった。日本が上向きに成長していくぞ!の勢い。小学校とか中学校で科目として習った社会にはギリギリそれが残っていて、盛んな輸出業の話とかが載っていた。 オリンピックを東京でやると知ってから一時的にでも景気のよさを感じられるのを期待していたのにそれもぐちゃぐちゃに終わった。きっとオリンピックで景気が盛り上がったあとにその反動でまた下がるんだろうなと思っていたのに盛り上がったと感じられなかった。 でかい災害とゆるやかな復興で少しずつ終わっていく以

          海にはなりたくない

          海になるとしたらすべての海岸や船着場や交易港が自分の端になる。広がりすぎた自分が拡散してなくなる感覚があって気持ち悪い。 「個の概念をなくして世界が1つのでかいカキフライになればいい」と初めて聞いたときも「人類は将来、個ではないでかい藻になるんだと思う」と聞いたときもおおよそ同意していたはずなのに、いざその中に身を置くことを思うと気持ち悪く感じてしまう。混沌なのに方向が決まっていて、その大きな流れに自分が埋没していってしまうような居心地の悪さ。絶対精神に対する実存主義ってこ

          海にはなりたくない

          2024/2/11

          目の前で聞いた才悩人応援歌とグングニルを思い出しながら、頑張らなくちゃと泣きながら歩いていたbe there 有明1日目の帰り道の電車に乗りたくなくて真っ暗な道が怖かった夜から1年経つ。 まったくもって頑張れるようにはならなかったけど、少しずつ頑張れた日もあって、それなりに日々を過ごしていたら、結果はまだわからないけど資格を取れたかもしれないし、止まらない毎日がある。 毎日は止まらないのに自分はどこか止まっていて、ネジが強く締まりすぎているような身動きの取れなさがある。

          小さい頃に住んでいた家は地図で見ると川に近いから、今の自分がそこに住むとしたらよく川に行くことになる気がした

          小さい頃に住んでいた家は地図で見ると川に近いから、今の自分がそこに住むとしたらよく川に行くことになる気がした

          運転マインドフルネス

          マインドフルネスをさわりだけやってみたら頭の前のほうが重くなってきて、調子がよくないときみたいな感覚になった。何に似た感覚なのかその場ではうまく思い出せなかったが、車を運転した後の頭の重さに似ていた。 マインドフルネスは「いま・ここ」に集中することだと説明される。その集中は自動車の運転に必要な注意力にも近い。人間には目が2つしかなく視野は限られているがその限られた能力のなかで車の周囲(全方位)に注意を払い続けどこにもぶつからないようにしなければならない。全身のすみずみまで意

          運転マインドフルネス

          スーパーでお気に入りのでかいくるみパン(大きさの割に安い)を買って、新目白通りから北の方に歩いていたら公園にたどり着いて、芝生に座ったりする散歩

          スーパーでお気に入りのでかいくるみパン(大きさの割に安い)を買って、新目白通りから北の方に歩いていたら公園にたどり着いて、芝生に座ったりする散歩

          映画2

          今年見た映画の記録 美空ひばりにハマって、ショートフィルムをいっぱい見た たぶん人生で一番映画を見たのでタイトルだけの記録 【美空ひばり】 ・悲しき口笛(1949) ・東京キッド(1950) ・あの丘越えて(1951) ・陽氣な渡り鳥(1952) ・懐しの歌合戦(1950) ・なつかしの映画歌謡史(1974) 【山口百恵】 ・風立ちぬ(1976) ・ホワイト・ラブ(1979) 【宮城まり子】 ・ねむの木の詩(1974) ・虹をかける子どもたち(1980) ・にんぎょ姫(

          抱擁

          視覚も聴覚も刺激に弱くていろんなことができないから繊細な部分もあるのかと思っていたけど、よく考えたらこれって脆弱だった。 できないこともできなくなったこともたくさんあって、できなくなった喪失感の大きさからそれにばかり目が向く。できるようになったことも新しく学んだこともあるはずなのに、すぐに自分に定着して同化して見えなくなる。 初めて出会う人たちに自己評価より高い評価をもらうたび、「ちがうんですけどね」と思う。なんで自分が高く評価されるのかわからなくて困惑の中からうまく抜け

          「独特」

          自分みたいな人間がいくらか集まっているところに落ち着きたいという思いと、自分のような人間が複数いることが悪くはたらいてしまう確信があって、落ち着ける場所にたどり着くことを諦める。 ある程度普通にしているつもりなのに「変わってる」と言われたり、共感が難しいのかと思うと「みんなそうだよ」と言われたりする境界がいつもわからなくて自分がどこにもいなくなる。自分が自分でいるままみんなに馴染みたいのに。どこに行ったらそこにたどり着けるのかわからなくていつも迷子になる。 日頃過ごしてい