抱擁

視覚も聴覚も刺激に弱くていろんなことができないから繊細な部分もあるのかと思っていたけど、よく考えたらこれって脆弱だった。

できないこともできなくなったこともたくさんあって、できなくなった喪失感の大きさからそれにばかり目が向く。できるようになったことも新しく学んだこともあるはずなのに、すぐに自分に定着して同化して見えなくなる。

初めて出会う人たちに自己評価より高い評価をもらうたび、「ちがうんですけどね」と思う。なんで自分が高く評価されるのかわからなくて困惑の中からうまく抜け出せない。これまで受けてきた低い評価との違いがまだ受け入れられていないけど、建前とかお世辞だと思うには繰り返されるから、信じたほうがいいのかもしれないと少しずつ思ってくる。こんなに評価してくれるんだから少しくらい自信を持ちたいのに難しくて申し訳ないな。

部分的な自信でも持てるようになれたらいいのかもしれない。今のところ、黒目の黒さに自信があります。よろしくお願いします。

思いつき・思い出・日記