周りを頼る勇気 朝ドラ「虎に翼」#テレビドラマ感想文
今の私は、朝ドラ「虎に翼」が楽しみの1つだ。
主人公の寅子(伊藤沙莉)もとても芯の強い女性だし、周囲の女性達もかっこいい。
先日、寅子の法学部(女子部)時代のクラスメイト・梅子(平岩紙)が覚醒?したシーンもめちゃくちゃ上がった。
これまで夫にはずっと浮気され、義母にも見下され、いいように使われてきた梅子。
夫の死後は愛人が全財産を相続すると言い出したり、息子達や義母も欲を顕にする中、絶対に負けないという気持ちで「自分は相続放棄はしない」と言う。
三男・光三郎が「お母さんにこれ以上負担をかけたくない」と言って義母の面倒も見る前提で全部を相続することになったが、なんと夫の愛人を「愛している」と言い出す始末。
そんなゴタゴタした家族会議の中、突然梅子は笑い出す。
そして、家族も相続も母親という役割も全て放棄して「ごきげんよう」ととびっきりの笑顔で言い放ち、家を出ていく。
めちゃくちゃかっこよかった。
今まで搾取され続けてきた梅子が、ようやく自分のために生きることを決意する。
そして、もう1人。寅子の義理の妹・花江ちゃん(森田望智)。
夫の死を少しずつ乗り越え、義母(石田ゆり子)亡き後、「周囲のために頑張らなくては」と家族や寅子を献身的に支えていた。
でも、全て捨てた梅子や、女性をサポートし続ける寅子を見て、1人で頑張るのではなく子ども達を頼り自分を大切にしていく決断をする。
どちらの女性も自分を大切にするというのは同じだけど、やり方は違う。
全部捨てる勇気と周りを頼る勇気。
周りを頼る=周りを信じる
私にはこちらの方が難しいけど、こうも在りたいなと強く思った。
今週は寅子の周囲の女性達に力をもらった。
ちょっとやそっとのことで振り回されない強さを持てるように、自分を大切にしていこう。
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