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私色に咲けば良い

私はいわゆる「強め女性」に憧れを抱いていました。
いや、正確に言うと、今でも憧れています。

ピンヒールでオフィス街をお財布とともに颯爽と風を切って歩く女性。
タイトめで膝丈のスカートをすらっと着こなす女性。
休みの日は、黒い皮ジャンを肩にかけている女性。

芸能人でいうと、米倉涼子さんや菜々緒さんのような、
背の高くて美人できりっとしていて、気軽に男性が近寄り難いイメージがあって、姉後肌的存在で。

どうして「強め女性」にこんなにも憧れを抱いているのだろうかと考えることがありますが、理由は自分でもよく分かっていません。
おそらく、自分にないものを持っているからなのでしょう。

私の外見はというと、身長155㎝ほど、小さくて華奢で。

初めて会う人にも、「かわいらしい」「ふわふわしている」「優しそう」と言っていただくことがあります。これらの言葉はかけられても嬉しいけれど、嬉しい半分、嬉しくない半分なのです。「強め女性」が憧れである私からすると、「美人」だとか「かっこいい」とか、それらの言葉の方を断然求めているのですよね。

だって、
仕事でクライアントに会う時だって、スっとした強い感じの女性に見られた方が仕事が進めやすいと思っていました。

お店やホテルに行った時も、たまに嘗められてしまうように感じてしまうのは、自分の雰囲気や見た目のせいもあるのかなと思っていました。

人間関係だって、「強め女性」に見られた方が、誰かに親切にした時に、その効能が抜群だったりしますし、言いたいことをズバッと言いやすかったりするのかなとか思ったりします。

それでも、最近思ったことは、自分を認めて、自分を好きになって、自分らしさをもっと活かした生き方をするべきだということ。

私は唯一無二な存在です。
まずは私が私を受け入れて、好きになってあげないと。

一生自分でい続けるのだから、もっと自分を好きになって、自分らしくこのままで生きていきたいなと。

私の良さが「かわいらしくて」「優しそう」なんだとしたら、誰かにより癒しを与えられるかもしれないし、人見知りな人も話しかけやすいかもしれない。自分の良い所は沢山あるのだから、その良い所を使って、周りの人にあたたかさを感じてもらえたら嬉しいし、社会で活躍できるところがあるのであれば力を発揮したいなと思ったのです。

最近友人に言われたことは、「Etoileは強めの方向に無理して行かなくとも、今のままで充分素敵だよ」ということ。
さらっと言われた友人の言葉が、なんだかとってもハートワーミングだったのです。

私は私らしく、私の色のままでいればいい。
自分にはないかもしれない何かに憧れて、無理に精一杯生きるのではなく、自然体でいる自分の存在を受け入れて、良いところを伸ばしていこう。

東京では桜が満開です。
桜の優しくて可愛らしい雰囲気を感じながら、そして、上品なピンクの色に癒されながら、今日一日を過ごしています。

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