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日記 【青い錠剤か、赤い錠剤か】

こんにちは。皆さんは、1999年にリリースされて世界中で大ヒットになったキアヌ・リーブスが主演の映画、「The Matrix」をご存知だろうか?

その映画の中で、キアヌ演じる主役のNeoが、ローレンス・フィシュボーン演じるMorpheusに、青と赤の錠剤を差し出されてどちらか選ぶ様に迫られるシーンがある↓。

Morpheusは、The Matrixは人が奴隷にされている状態だと言う。

青い錠剤を飲んだら与えられた情報と状況に疑いを持たず、自分の心の中に造られた見えない形の無い牢獄の中で、その囚人として、自分が囚人とは知らずに平穏に受動的に生きていく。

赤い錠剤を飲んだら、奴隷状態から抜け出し、平穏では無いが能動的に真実を探す旅に出る。Neoは赤い錠剤を選ぶが、その後の彼には大変な試練が待っている。

最初に「The Matrix」を観た時は、映画の中で使われるCG, コンピューターグラフィックス、が画期的だとか、ワイヤーを使った戦闘シーンが凄いなどそちらの方ばかりに気を囚われて、このメッセージ自体は気に留めてもいなかった。その時は、自分の事を言われているとは思っていなかったからだ。

映画が公開されて20年経ち、全体主義政府にも劣らない先進国での情報、メディア操作などを目の当たりにしている。それと同時に、SNSで個人レベルの意見を聞いたりインターネットで違った情報も得られる様になった。Morpheusのメッセージが、やっと私に意味を成してきた。

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