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香港に戻るまであと40日

*香港に居た時に撮りためた写真を使用。ハイキング中に撮った写真。山の中に貯水池が見える。

8月28日、安倍総理大臣が辞任発表をしたので、この件について考えてみた。

コロナ禍という危機的状況の中でとはなんとも悪いタイミングだが、病気になる可能性は誰にでもあるし、仕方が無い事だと思う。

日本で一番重要な職務であろう総理大臣を、2度も健康理由で安倍首相が現職退く事で、「病気は本人の自己管理が悪い」とか、「這ってでも会社に来るのが偉い」、「病欠は有給から引く」みたいな時代遅れな日本のコーポレートカルチャーが無くなる事を願う。

私の父は80を過ぎていて、子供の頃に第二次世界大戦も体験しているので、とても厳しい見方だ。ニュースを見て「世界の恥だ」と言った。

首相としての日本に対しての貢献については、完璧な政治家やリーダー等世界何処を探しても存在しないし長短ある。例えば、2012年の前しばらくは総理大臣が長くは定まらず、外国から日本の総理大臣の名前が認識されない時期が続いていたが、やっと「Abe」で世界各国に認識されるようになったのは良かったと思う。

2012年に総理大臣として復帰した最初の頃は期待で株価もぐんと上がった。それに、貿易取引自体が上手くいったかは疑わしいが、外交では存在感を持って頑張っていた様に見受けられる。

けれども、個人的には彼が総理大臣を長く続けて悪い事の方が多かったと思う。最初のスタートは良かったが、彼の掲げていたアベノミクス3本の矢は当たらず、結局失敗に終わってしまった。

女性の活躍を掲げていたが、安倍政権の8年間で、日本の世界男女平等指数は2012年の101位から下がり続けてとうとう去年2019年世界121位になってしまった。

民意でも大反対されていた消費税増税を強行して経済も冷えてしまった。個人の社会保険料や税金は増え続けた。おまけに、今回コロナで明るみに出た企業との癒着や、各国に比べてあまりに見劣りする、指導力に欠けるコロナ対応等、酷いものだった。

次の総理大臣と内閣は、透明性の高い、民意と国民の幸せを尊重した人達になって欲しいと心から思う。



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