「宣言の力」
神秘に目覚める自己探究の旅
自己認識を深める自己探究を続ける私の体験してきた氣づきと変容です。
歪んだ精神から神秘に向かう出来事を様々に絡んだ視点で紐解いた事の記録です。
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「宣言の力」
突然思い出された記憶が起こした体験
美容師を辞めて事務職を得て規則的な日常が過ぎていきました。
29歳夏の終わり頃、このままでいいのだろうか?来年は30歳かぁ~と思ったとき突然脳裏に
「人生は30歳で終わる」
とメッセージがやって来ました。
なんだ!?これなんだ!?
えーーーーーーー!!!
その瞬間からこのメッセージに取り憑かれ、生きていることが悪に感じ耐えがたい現実は徐々に拡大していきました。
打ち消そうとしても消えない!
いったい何が起きてる?
この「死」のメッセージは、
私が小中学生時代のいじめの体験から、辛い現実を解消する為に、眠りにつくとき自分は死に葬式をイメージし、自分を哀れみ誰も悲しまなくて涙を流してはくれず自分だけが私の為の涙を流し眠りにつき、朝目覚め何とか学校へ行く。
辛いことが起こる度に生き残る為の儀式のようにやっていました。
14歳の時の数ヶ月続いたいじめの日々が何となく収束した頃、静かになっていく日常に憤りや虚しさを感じて、生きることの意味が分からなくなり「私の人生は30歳で終わる」と決心していたのです。
日々苦い思いと哀しみが次々と浮かんできてました。
特に小学生の時の昼休みの教室で同級生がら突然ひたすら平手打ちを受けたとき、驚きと恐怖、しかし止めてと言わない私、泣くもんかと思っている私、何故叩かれているのか分からず混乱の中ただ耐えてる私。そこに居た同級生が止めることはなく傍観、誰も先生を呼びに行かない、次の授業にやって来た先生も異変に何の対処もなし、帰宅した母は手当はしてくれましたが抱きしめてくれませんでした。
母は叩いた同級生を許してあげなさいと言いました。我が家は宗教を信仰していてその教えが教育の中心にあり、悪を善にする事が大事と教えられていました。
許す?何それ!10歳のわたしは出来事以上に許しに困惑、私の感情と思考の許しは自分を抹殺する事でになったのです。
後にこの出来事で様々な思いを根付かせた解放をする事になるですけどね…まー大変な作業となりました。
脳裏に蘇った死は、ふとした瞬間に生きている現実に混乱を起こし始め、元々酒飲みでもあって酒に頼り日に日に量が増え半年が経った頃、この先仕事に支障が出始めると感じ「死なねば」の思いの苦しさから仕事を辞める事にしました。
退職後、朝はちゃんと起きて過ごすと決めて無職生活が始まりました。
社会活動を止めたからにはちゃんとしてなくてはけない!
この時の精神状態は、朝から死ななくてはならないどうしよう…死ななくてはならない…死ななくては…子供の頃の体験がフィードバックし、死ねこと事ばかりが頭に浮かび消すことが出来ない、時々散歩に出かけてはお酒を買って帰る日々。
無職なので金銭的に余裕がなくなる不安から好きなビールは買わず(苦笑)焼酎を買いました。
日中頭の中で繰り返される死の言葉と見えない未来を、夜は静かにさせたくてお酒の量は増えていきました。
お酒を飲んでも眠りにつくことが段々困難になり、お酒の量は増えていき、焼酎は紙パックから4リットルの安いお酒に変わり、夜になるとお酒を飲み朝方に新聞屋のバイクの音が聞こえる頃ようやく気絶状態で眠ると言うか意識を失う感じ…長くは眠れず3~4時間で目覚め、また死ななくてはならないどうしようと…ぐるぐると思いが繰り返されていきました。
氣づくと4リットルのお酒は3~4日もしないうちに無くなり食事はあまり摂れずどんどん痩せていき自分はこうして死ぬのだろうか…。
この時期は実家に居て、両親に私の様子を気取られないようにしてました。
時々将来はどうするの?酒ばかり飲んで大丈夫なの?と聞かれ苦しさは増すばかり。
死を考えていることは誰にも氣づかれてはならない思いで普通を装っていました。
友達にも話すことは無く悩みなんてないふりをしてました。
何故なら、姉御肌で面倒見が良く活発な私がこんな事になっているのを知られたく無かった。
またお腹に居る頃から我が家の信仰していた宗教の母の唱えるお経を聞いていて、生まれからその宗教の子供活動に参加し自殺は悪と言われていたし迷惑をかけてはいけない、本当の事を知られてしまうのは恥辱的で長女として、長女として…しっかりしなくては…ちゃんとしてなくてはって思いも同時に起きていたからです。
とうとう30歳…まだ生きている。この1年で死なねば…苦しい誕生日。
部屋のソファに横たわり身体のあちこちに異変が現れてきました…
体感覚が薄く生きるって何だろう?息をする度に酸素が入ってきて肺が動く事で生を感じてしまうことが恨めしく苦しい、子供の頃の出来事と今が重なり未来を想像する事も出来無い状態で、ただ涙が溢れる日々が続いていました。
気節が新緑映える頃のある晩、もう死のう、そうだ死のう頭の中も心の中も死で一杯でふら~と高いところに行ってました。
ぼんやり景色を眺めながら中途半端な高さだな~死ななかったらしゃれにならないなーまぁ頭から思いっきりダイブすれば死ねそうだ。
遠くを見ながらこれまでを回想、その数分間は時間や空間を感じてなかったように思います。
ハッとした時、風の塊のような何かがサーと私を通り抜けた。
その感覚を全身で感じた瞬間
「さぶ…寒い」「今死んだ」と言う感覚、更に生きている肉体を同時に感じました。
全身の細胞の粒子がピリピリした感覚と芯から冷えた感覚。
何が起きた?今死んだって?
身体に寒さを感じた、、、
生きてる、私は生きてるんだ!
破裂しそうな思いで帰宅しました。
現実には死んでいない、だけど今までの私は死んだんだ。
全身で感じた風を思い返し生きる、生きる、生きるんだ!
数日間は生きる事に対しての思いがどこかからやって来ては泣き、これからどうしたら良いか?
まずこの身体を良くしないとならない!
7回の胃潰瘍の経験から西洋医療を受診しても根本的な解決にならなし薬漬けになるのはいやだと思い、東洋の治療法を選び、生き直すと決めてすぐに東洋治療をする方と出会えました。
「死」のメッセージから1年、人生再スタートです。
「死」を理解していなか子供時代に決めたこの「宣言」が、忘れていても突然「死」を現実に向かわせてる事になるなんて思いもしなかった。
そして何かの力が働き、生きる事へ向かわせてくれる不思議な体験。
自己探究の神秘の道が始まるのでした。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
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