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アビスパ福岡 サガン鳥栖戦後 2021.9.25

こんにちは。
先週土曜日9月25日に行われた九州ダービー”アビスパ福岡vsサガン鳥栖”は
入場制限もあり、DAZN観戦でしたが、結果はご存知の通り3-0と
アビスパ福岡はサガン鳥栖相手にJ1でのリーグ戦初勝利を挙げました。

今回のダービーで改めて感じたのは、アビスパ福岡は今後J1に定着し、サガン鳥栖には勝ち続けなければならないという事です。

アビスパ福岡vsサガン鳥栖、今回の対戦は2016年以来5年ぶりでした。サガン鳥栖は2013年に昇格して以来、9年もの間ずっとJ1に定着し、躍動しています。この「J1に在籍している」という事は、J1の試合を観たいが為にそのままサガン鳥栖のファン、サポーターになったという人も少なくないと思いますし、何より隣りの県とはいえ、ほぼ同じ商圏、生活圏を持つクラブで、スポンサー獲得も被ってしまう事は否めません。
この9年の間、サガン鳥栖のユース、ジュニアユースと育成年代もJ1定着と共に成績も上がり、ユース選手のトップチームへの昇格も増えています。
九州の有望な育成年代の選手にとっても、「Jリーグ、J1で活躍したい。」「魅力あるトップチームでプレイしたい。」となると、まずはJ1のサガン鳥栖という選択肢が上位に来ることでしょう。
上記の事を踏まえ、アビスパ福岡にとって、サガン鳥栖はJリーグの他のクラブと同じではなく、真のライバルだと私は思います。このダービーを観てから、さらにそう思うようになりました。
福岡でよく言われる「ホークスはライバル」ではありません。サガン鳥栖が9年もの間J1に定着した実績を素直に認め、この差を埋めるべく、ダービーには必ず勝利する事。
そしてファン、サポーターの獲得、応援する企業、スポンサーの獲得、育成年代の選手のスカウト、育成、勝利を全てに繋げ、サガン鳥栖を追いかけないといけません。

このダービーに合わせていたというか、先日アビスパ福岡の来年度の年間パスの値上げの告知がありました。
これについては賛否ありますが、私は当然の結果として受け止めています。
このコロナ禍で入場制限され、半分以下の観客数になった事もあり、来年度もどういう運営になるのかはっきりと分かりません。
不透明な中、入場収入がある程度見込めれば、チーム運営、選手の補強等、J1の定着に繋がることでしょう。

今まではアビーゴ・ファンクラブに入会すると、SA席のチケットが2枚貰え、福岡市民であれば、定期的に1000人規模の市民応援デー(抽選ですが)で、無料で観れました。これ以外でも無料でチケットが貰える機会があり、何かとアビスパの試合はタダで観れると緩い気持ちでいたかと思います。

以前、FCバルセロナの試合を現地で観戦した事がありますが、試合のチケット情報を見ると、相手チームによって価格も違い、さらにはチケットの価格はそんなに安いものではありませんでした。
観戦した試合は下位のアルメリアという事もあったのでしょうか、スタジアムの観客は思いのほか少なく感じました。テレビで観るウォーと見上げるような観客の数を想像していたのですが。
しかし、スタジアム周辺のカフェやテレビを置いているバーには大勢のお客さんがおり、チケットが買えずスタジアムでは観れないけれど、試合は観たいし、それにスタジアムの周辺で多くの人と一緒に観たいというファン心理はなんとなく分かる気がしました。
アビスパがバルセロナみたいになるという訳ではないですが、
年間パスが買えない人たちは(私も含め)年に数試合でもここぞという試合のチケットを取り、スタジアムで試合を観れるという歓びをより実感し、普段はDAZNやスポーツバーの観戦という様になるのではないでしょうか。

来シーズンもサガン鳥栖とのエキサイティングな試合が観れる事を期待しています。

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