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なんでも願いが叶うなら、困窮してる日本の若者を助けたい。

南ドイツも昨日は30℃程になり、タンクトップで出歩いてもまだ暑い〜!

なんてヘトヘトになりつつ、このところ雨が多いので晴れの日は貴重です。


さて、改めて考えていたこと。

「制限なくなんでもできるとしたら、わたしは何がしたいだろう?」

...皆さんはどうでしょうか?

わたしはここ数年、幾つか思いつくアイデアの中でも不動なのはこれです。↓

様々な理由で困窮してる若者に3,4年の期間限定で無料又は安価で住める部屋を提供し、更に職業訓練や資格取得の手助けもする。理念はキリスト教の隣人愛精神に基づき、希望者はマンション内でバイブルスタディも受けられる。

もしかするとそういう場所、既にあるのかな?あれば知りたいので、是非コメント欄で教えて下さいね〜!

私は昨年12月に知人を介して早稲田大学YMCA信愛学舎を訪問させて頂き、学生限定という部分を除けばかなり近いアイデアであると感じました。

信愛学舎は、公益財団法人早稲田大学基督教青年会を母体に1916年に誕生した、キリスト教精神を基盤とした学生自治寮です。以前は男子寮 でしたが、グローバル化、女性の社会進出が望まれる現代に応じて2013年を機に男女共同寮になりました。現在、早稲田大学をはじめとする都内の大学生男女合わせ13名が共同生活をしております。

それぞれ独自の価値観を持つ学生が一緒に住むことは簡単なことではありませんが、一人暮らしや実家暮らしでは得られない経験です。自分の思いを正確に伝える、他人の言葉を聞く、そして全員が納得するまで話し合うことを学びます。

公益財団法人早稲田大学YMCAホームページ


可愛らしさと聡明さを兼ね備えた学生さんたちが振る舞ってくれたお料理、プロ並みに美味しくて震えたな...(*´◒`*)

私自身も文化服装学院時代は、奨学金を借りて個人部屋のある学生寮に住んでいました。

門限が夜11時迄という事以外は比較的自由なルールで、吉祥寺という立地にも仲の良い友達にも恵まれた良い思い出です。

ただ進学自体は両親の意向との折り合いによるもので、元々は歌手を志しメジャーデビューするためのオーディションにも通過していて、本当はすぐに上京してその活動をしたかったのです。

なので在学中にも"その後のきっかけになりそうな"恋のから騒ぎに出演したり(←参加した途端打ち切りになってしまいましたが)洋服の青山のCMに出たり、オムニバスCDやナイトクラブで歌ったり。

と、出来ることはしていましたが、なんせ学業がフルタイムみっちりに山のような課題付き・長い休みにはアルバイトをしていたので、本当にしたい事をし始められたのは卒業後21歳の頃からです。

(あれこれ検討した結果、歌手ではなく俳優を主軸にすることにした事は、別記事で何度か書いてます。)

△その頃スケッチブックに描いたもの。


関東一人暮らしで奨学金の返済をしながらアルバイトをし、舞台役者や教会内での活動...やっと自分のしたい事をし始められ嬉しかったですが、それはそれは休む間もなくお金もなく。

「下積み時代」という言葉がありますが、いつも苦労が美徳とされてることに対する違和感を覚えていました。

当然贅沢はしておらず、舞台本番前以外はほぼフルタイムで働いてるのに、酷く体調を崩しても休めず病院へ行くお金さえ賄えない。ガスや電気料金の支払いが遅れる。等という時期さえありました。

同時期に服飾学校時代の友人も、3,4年と学び習得した専門スキルを見そめられ会社に入ったのに関わらず、激務の中初任給のあまりの少なさを嘆いてました。「それって変だよね?」と、いつも思ってました。

「あなた達の選ぶ仕事が悪い。賢く選び立ち回れば困窮しない。」等というのも、あまりに愛のない言葉ではないでしょうか。

みんな家庭環境に得意も志も違って当たり前なのだから、最低限誰でも普通に働いていたら、心身共に健康的に生きられるだけの保証はされるべきだとわたしは思います。

知ってらっしゃる方も多いかと思いますが、ドイツでは若者や学生に対する補償がとても手厚いです。

少し前にお会いした学生のお母さまが

「学生の娘が毎月国からもらってるお金が"貯まり過ぎて"、国のルールで"使わなきゃいけない"ので今度友達に会いに海外旅行に行くのよ(※使い方としてもルール違反にはならない)」とも話していました。

...衝撃的ですよね?

もちろん両親の収入等で補償額は変動するのですが、何にせよ凄い。

これはこれで問題な側面...を今回は触れませんが、基本学費も無料ですし、ドイツで生まれ育ち経済的に困窮してる若者というのを聞いたことがないのは素晴らしい事です。

正直、日本がここまでになるには時間がかかり過ぎると思うので...

できることならせめて、若者が志している事である程度食べて行けるようになるまで守り、サポートできる場所や仕組みを作れたら良いのに。とわたしは思うのです。

既にそのように動いている方々がいらっしゃる事、尊敬し感謝しています。

頂いたサポートは一時帰国した際大切に使用させて頂きます。励みになります☺︎