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【簡単】初心者塾講師を脱却する4つのコツ

こんにちは。エデュサポです。

塾講師の仕事を始めてから数ヶ月すると壁にぶち当たります。

「生徒の成績をもっと伸ばしてあげたいが、どうすればいいだろう。」
「塾では研修をしてもらえず、教え方の技術がわからない。」

今回は塾講師初心者の方に向けて、初心者を脱却するコツを解説していきます。集団塾、個別塾、家庭教師、オンライン授業、全てに共通する内容になります。

私は以前、塾講師の仕事をしていました。集団塾と個別塾で講師と教室長を務め、オンライン教育系の塾運営の仕事をしていた時期もあります。かれこれ20年以上、塾業界で働きました。

これまでの経験を基に解説します。最後まで読んでいただき、塾講師としてスキルアアップしてもらえたら嬉しいです。

初心者塾講師を脱却する4つのコツ

さっそく4つのコツを紹介します。

1,生徒に勉強させる
2,生徒に話させる
3,生徒の努力と成長を褒める
4,雑談は本気で考える

リストを見て、「それは知っています。」と思われたベテラン講師の方には基本的すぎる内容になります。

リストを見て、「そうなのか!」と思った方に向けて解説していきます。

では、一つひとつ詳しく見ていきましょう。

1,生徒に勉強させる

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塾講師になりたての頃は、とにかく「わかりやすい授業をする」ことに全力を注ごうとします。はじめはそれで大丈夫です。「わかりやすい授業」、「わかりやすい解説」は大切です。

しかし、授業に慣れてきたら、「塾講師の大きな仕事は生徒に勉強させることだ」ということを頭の中心に置いてください。このマインドセットが、初心者講師脱却の第一歩です。

生徒の成績に直結するのは、単純な努力量です。100%の生徒がとは言えませんが、勉強量が増えればほとんどの生徒が成績を伸ばします。

逆に、わかりやすい授業を受けるだけで成績が伸びる生徒はほとんどいません。

ですので、塾講師は常に「どうすれば生徒がもっと勉強するか」を頭の中心に置き、「そのために自分は生徒に何をすべきか」を考える必要があります。

どうすれば生徒の勉強量を増やせるか

では、具体的にどうすれば生徒の勉強量を増やすことができるでしょうか。

このテーマに関しては際限がありません。永遠のテーマです。多くの先生方が多くの方法を試み続けています。初心者講師のみなさんも、いろいろと試して研究してください。

ここでは、初心者の講師の方でも取り組みやすい方法を2つ紹介します。

1,勉強の楽しさを訴えかける
2,生徒と真摯に向き合い、信頼関係を築く

勉強の楽しさを訴えかける

講師の仕事を選んだということは、勉強の楽しさを知っているのだと思います。「勉強の楽しさ」と言うと、ちょっと大げさかもしれません。少なくとも、勉強をしていて「面白い」や「楽しい」と思ったことがあると思います。

しかし、「勉強は辛く苦しいもの」としか思っていない子どもは思いの外多いものです。そんな子どもたちには、あなたが「勉強が面白い」と思った経験や、「勉強が楽しい」と思った経験を話してあげてください

「勉強が楽しいとか、先生ちょっとおかしいんじゃないの?」と、はじめは全く信じてもらえません。それでも何度も話していると、段々と「そういう物なのかな」と思ってもらえます。

生徒と信頼関係を築く

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子どもたちにとって、「塾の先生」というのはかなり特殊な位置関係の人間になります。

同年代の友達や先輩や後輩とも違う、いろいろとうるさく言ってくる大人とも違う、ちょうどその中間くらいに当たる人間関係になります。私はこの関係を、横の関係とも上下の関係とも違う、「斜めの関係」と呼んでいます。

現代の子どもたちにとって斜めの関係というのは、めちゃくちゃフランクな親戚の叔父さん叔母さんか、塾の先生くらいしかありません。結構レアです。

そして、子どもたちはこの斜めの関係にある人の言葉に信頼を寄せます。自分より経験のある人の言葉であり、かつ、いちいちうるさい両親や先生の言葉でもありません。反抗期真っ盛りで、上下関係には反発したがるのです。

生徒と真っ直ぐに向き合っていれば、この斜めの関係は自然と構築されていきます。焦らず、時間をかけて信頼関係を築き上げてください。

信頼関係を築くことができれば、生徒は「あの先生の言うことなら信じて頑張ってみよう。」や、「あの先生がやれって言うのならやってみようかな。」と、思ってくれるようになります。

試行錯誤あるのみ

「どうすれば生徒はもっと勉強するようなるか」を考え続けながら仕事をしていれば、細かい技術は自然と身についてきます。試行錯誤を続けましょう。

また、生徒のやる気に関しては「子どもが勉強したがらない!勉強のやる気アップのポイントはたった1つだけ」という記事でも解説しています。もしよろしければ読んでみてください。

生徒が自ら自立して勉強に取り組む状態が理想です。このことを常に考え続けることが大切です。

2,生徒に話させる

塾講師になりたての頃は、「授業中にどれだけわかりやすく説明するか」にこだわりがちです。そのため、授業中は講師が話をする時間が長くなることが多いです。

しかし、先生が知識の伝授をして、生徒が静かに座って聞いているというスタイルは既に時代遅れです。

知識の伝達だけであれば、ベテラン講師のYou Tube動画を見せれば十分です。

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