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風の時代の我が子の伸ばし方『オフ・ザ・フィールドの子育て』

本を読まなくても、ここだけは知ってほしいポイント!「ここ推しポイント」をご紹介します。

本日のここ推し書籍は、コーチのコーチ・中竹竜二さんの『オフ・ザ・フィールドの子育て』です。


本を買うのはハードルが高いという人もいると思いますが、出版社としては、一冊の本の中で、少なくともここだけはどうしても世の中に広めたい、知ってほしいというポイントがあるのです。

その「ここ推しポイント」を、
自社の利益を削ってでもお伝えしようと思います(>_<)!!

↓↓音声でお聴きになりたい方はこちらから↓↓

https://youtu.be/Y1Fq3hsbUFY


2020年の12月末から西洋占星術の世界では、「風の時代」に入ると言われ、世の中の価値観が大きく変わってくると言われています。

では、「風の時代」の子育て・人育ては、どんな風に変わっていくのでしょうか。

中竹竜二さんは、元U20ラグビー日本代表の監督や早稲田大学ラグビー部の監督などを務め、今はコーチのコーチとして指導をしている方です。また、ビジネスのマネジメント・コーチングの会社も経営されています。

そんな中竹竜二さんの子育てについての書籍「オフ・ザ・フィールドの子育て」・・・ここ推しポイントは全部で5つあります。

1、人(子ども)を伸ばしたいと思ったら、自分が伸びること
2、凸凹はあってもいい
3、弱さをさらけ出すことが強いチームをつくる秘訣
4、花を咲かせるための、土になる
5、「試合の場ではないところ」オフ・ザ・フィールドこそが大事。

1、人(子ども)を伸ばしたいと思ったら、自分が伸びること

子育て本を手に取る親の方は、「子どもに何かしてあげられることはないか?」と思って本を読むとは思うのですが、実は、「育てる側(親)がどうであるか」ということの方が一番大事なのだと、中竹さんは言います。これは、決して、親が子どもと同じくらい勉強をしなさいということではありません。

つまり、「親が自分と向き合い、自分を知ることが、結果として子どもを伸ばすことにも繋がる」ということなのです。子どもにとって、親・家という環境がとても大きな影響を与えるということです。

最近、エッセンシャル出版社から刊行した、未来歯科のかわべ先生の『子育てスイッチ』という本にも、「子育ては親育て」という言葉があり、その言葉を自分のものにするのに、私自身も苦労しています。しかし、15歳くらい(身体の成長や、義務教育という意味でも)までの子どもにとって、親・家というのは、やはり、一番大きな環境要因なのだな…ということは感じています。

2、凸凹はあってもいい

ラグビーは、ビジネスや子育てなど全てに役立つヒントがたくさん隠されているスポーツだと、個人的には思います。

その象徴の一つは、「凸凹があっていい」という視点です。一般的なスポーツでは、例えば、足が速いとか、背が高いとか、球を速く遠くまで投げられる人がいいとか、そういう有利な才能というのは、競技ごとに決まっていることが多いのです。

でも、ラグビーでは、相撲取りとかレスラーみたいな巨漢の人とか、身長は小さくて足が速い人とか、体型もセンスも全然違う人たちが一緒になって、ゴールを目指せるという意味で、これからの時代の「多様性の社会・個性を活かす時代のチーム」の参考になると思います。

3、弱さをさらけ出すことが強いチームをつくる秘訣

こういった特徴のあるラグビーというスポーツをやってきた中竹さんは、「ひとりひとりが凸凹しているからこそ、チームががっちりと組み合わさるんだ」と主張しています。

極端に言えば、一般的に言われるような「欠点・弱み」はあっていいということです。それぞれが欠点・弱みと思われるところをさらけ出すことによって、逆にその欠点や弱みを補えるような、いろいろな人の居場所が増えるので、弱みはさらけ出した方がより強いチームができるという考え方なのです。

「弱さを出してはいけない、見せてはいけない」という風潮があった中で、この考え方は、「自分らしく生きる」きっかけにもなるいいポイントなのではないかと思います。

4、花を咲かせるための、土になる

ラグビーは、「花を咲かせるための土」になる選手を必要とするスポーツだそうです。つまり、試合中にボールに一切触っていない選手でも、土として、花を花たらしめるための活躍ができるのです。
このことは、「one for all/all for one」という有名なラグビーの言葉にも繋がっています。チーム競技であれば、連係プレイが必要になるのはもちろんですが、ラグビーには、より「たとえボールに一回も触ってなくても、たしかにチームに貢献している」ということをお互いが感じ合っているのです。
この精神が、ラグビーを観戦する多くの人々に「感動」を与えるのかもしれません。2019年のラグビーワールドカップが終わった後、ラグビーの日本代表やラグビー選手に、周りからかけられる言葉が「おめでとう!」から「ありがとう」に変わったそうです。それは、多くの人が、「感動をありがとう」という気持ちでいっぱいだったのでしょう。

5、「試合の場ではないところ」オフ・ザ・フィールドこそが鍵になる

また、ラグビーというスポーツをやってきた中竹さんだからこその視点ですが、大切なのは、試合とか本番・練習中のフィールド上(オン・ザ・フィールド)だけではなく、普段の生活など、試合や本番以外の部分(オフ・ザ・フィールド)の過ごし方・使い方であるという視点です。

ラグビーというスポーツは、競技の特性上、そんなに長い間フィールドで練習をすることはできないそうです。だからこそ、オフ・ザ・フィールドを大事にすることで、本番に生きるチームワークなどが出来上がっていくということです。

「オフ・ザ・フィールドで伸びる」これは、スポーツや学び、子育てにも共通する大切なポイントだと思います。例えば、ピアノの練習なども、実際に習いに行っている時間での伸びよりも、それ以外の練習の時間にこそ伸びているということを、是非、意識していただけると良いのではないでしょうか。


今回は、『どんな個性も活きるスポーツ ラグビーに学ぶ オフ・ザ・フィールドの子育て』から、5つの推しポイントをご紹介いたしました。

―中竹竜二( Nakatake Ryuji )

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株式会社チームボックス代表取締役
日本ラグビーフットボール協会理事

1973年福岡県生まれ。早稲田大学卒業、レスター大学大学院修了。三菱総合研究所を経て、早稲田大学ラグビー蹴球部監督に就任し、自律支援型の指導法で大学選手権二連覇を果たす。2010年、日本ラグビーフットボール協会「コーチのコーチ」、指導者を指導する立場であるコーチングディレクターに就任。2012年より3期にわたりU20日本代表ヘッドコーチを経て、2016年には日本代表ヘッドコーチ代行も兼務。2014年、企業のリーダー育成トレーニングを行う株式会社チームボックス設立。2018年、コーチの学びの場を創出し促進するための団体、スポーツコーチングJapanを設立、代表理事を務める。
ほかに、一般社団法人日本ウィルチェアーラグビー連盟 副理事長 など。
著書に『新版リーダーシップからフォロワーシップへ カリスマリーダー不要の組織づくりとは』(CCCメディアハウス)など多数。

2020年、初の育児書『どんな個性も活きるスポーツ ラグビーに学ぶ オフ・ザ・フィールドの子育て』を執筆。

◆『オフ・ザ・フィールドの子育て』の紹介◆

本書では、「多様性」というキーワードに着目し、それを独自に育んできたラグビーに学ぶことで、子どもたちに多様性を身につけてもらえる、子育てをよりよくできるのではないかと考えました。教えてくれるのは、「コーチのコーチ」をしてきた“教え方のプロ"である中竹竜二氏。

さらに、花まる学習会を主宰する高濱正伸先生から、著者の考えに対して、
「子育て」や「学び」の観点から、適宜コメントを入れていただきました。
また、巻末にはお二人の対談を掲載し、ラグビーに学ぶことの意義についてご紹介しています。

改めて「ワンチーム」という言葉の意味や、ラグビーが大事にしてきた「オフ・ザ・フィールド」という考え方を知ることで、わが子の個性をどのように活かしたらよいかを考えるきっかけとし、わが子が実際に輝ける場所を親子で一緒に見つけてほしいと思います。

“サンドウィッチマン推薦!!"
ラグビーがなかったら、いまの俺たちはいなかったと思う。
「中竹さん、ラグビーから学んだことは、今に活きています! 」



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エッセンシャル出版社
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