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シュートについてPart2

皆さん、こんにちは
この話は前回の続きの話になりますので、まだご覧になってない方は↓のリンクからチェックお願い致します!!!

今回は、Part2ということで、シュートの質についてフォーカスしていきたいと思います。

皆さんは

シュートの質

と聞いて、どういうイメージを持たれますか?

キックに種類でいうと、、、
無回転シュート、縦回転のドライブシュート、カーブシュート
コースでいうと、、、
ゴールの四隅にキックできる

このようなイメージを持たれるのではと思います。

今回は、試合の中で得点を取るためのシュート
この質をどのように引き上げることができるか、考えていこうと思います。

トレーニングの中でシュートの質を高めるために何をするかというと、、、

一番身近に感じられるのは、ポストシュートではないでしょうか?

サッカーをやったことがある人なら一度は経験したことがあるはずです。
ポストの人にパスを出して、落としてもらいシュートを打つトレーニングです。

僕自身もこのトレーニングは何度も何度もしてきましたが、そんなにシュートは上手くありません、、、笑

ポストシュート自体が悪い訳ではなく…みんな同じやり方で同じ型で得点力不足が解消されるような選手が育成されるのか?です。
我々は…その選手に合った型があるのではないか?ということ、どのように育成と構築を行うことで、得点力不足という…不足しているものを満たすことができるのか?に目を向けました。

今回紹介する内容は…シュートの確率を高めるための個人の型についてです。

前回もお伝えしましたが…我々が考える戦術的概念の中で、攻撃は守備に比べ、個人におけるキャパシティは大きいと考えます。

↑詳しくはこの記事をご覧ください。

シュートにおける型の代表的選手は、イタリアのユベントスで活躍した…世界を代表するスーパースターのデル・ピエロを例に話を進めていきたいと思います。

デル・ピエロ

この選手には『デル・ピエロゾーン』と呼ばれる
ここで、ボールを持ったら決める!という型が存在していました。

最終局面でのシュートの確率は、個人に大きなキャパシティがあり…
どんなに素晴らしくゲームを組み立てても、最後の最後…ドが着くほどのフリーな状況でシュートミスが起こってしまった場合…
こんな極端な例はそうそうないですが…
我々が考えるシュート確率は個人が持っており…個人のシュート確率を高めるためには、個人のが必要な要素であると分析します。

上記の記事にもあるように、デル・ピエロの場合、左のハーフスペースでボールを持ったときシュートの質は非常に高くなります。

では、他の選手ではどうでしょうか?
デル・ピエロと同じような角度、場所を得意としている選手は、記事にもあったようにアンリ、コウチーニョだったり、スターリングもそうなのかなと感じています。
メッシの場合であれば…ペナルティエリアを右から左に横断しながらシュートをするのは皆さんの中でも印象的なのかと思います。
ロナウジーニョは左のサイドからメッシのような型でたくさんの好機を演出しました。

型=確率を高めると言ってよいのかもしれません。
また、デル・ピエロゾーンで言えば…シュートから考えて弧を描くような芸術的なインフロントキックが生み出されるのも…このゾーンだからとも言えます。
そして、デル・ピエロのシュートフォームがそれを実現させていたという科学的に分析された記事も当時は出回りました。

こう言った個人の型が徐々にチーム戦術化され明確化されたのが…近年でいうところでは、グアルディオラ時代のバルセロナだと思います。
当時の3TOPの構成は、ローテーションの関係上、選手は入れ替わりますが…
基本…右サイドに左利きの選手、左サイドに右利きの選手を配置しています。
個人の型(個性/オリジナリティ)を育成するか?がシュート確率を高めるに、結びつくということが言えると思います。

特に、出来るだけ早い段階で…指導者が選手の個性を育むこと。
個性に合った型を育成するためのトレーニングを指導者が提供すること。
今の…今日の指導が将来に繋がる…今、今日だということ。

個人の型という考え方を…どう受け止めるか?
それから満たされていくのではないでしょうか?


*****おわり*****

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