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【社員のホンネ】学びの現場を支える「IT教育環境」の最前線。

10星野祐樹様

児童生徒一人ひとりの学びに影響することを意識して。

入社当時から一貫して自治体の教育ビジネス部門を担当してきたY.Hさんに、現在急ピッチで進める「GIGAスクール構想」に関連するプロジェクトのお話や、今後の展望についてお伺いしました。

短期アルバイトから正社員へ

2星野祐樹様

-入社のきっかけは?

私は情報系の大学を卒業しましたが、今とは全く別の業界に就職し、営業などの仕事をしていました。仕事がなかなか長続きせず、仕事探しの合間にたまたま見つけた短期アルバイトが遠鉄システムサービス(以下ESS)の保守サポート業務でした。業務内容は、自治体や学校の現場に出向き、お客様のお困りごとを解決する仕事です。
もともとパソコンやサーバ、ケーブルといった機器が、自分が興味を持てる分野だったということもありますが、短期アルバイトの期間中が思いのほか楽しく仕事を続けられたこともあり、引き続きアルバイトとして残らせてもらうことになりました。働きはじめて3年目に限定職の正社員として登用していただき、今年度からは総合職として働いています。

「やってみたい」という気持ちを尊重してくれる

-現在のお仕事を教えてください。

私は入社以来、行政や教育現場のお客様に向けて、お客様が抱える課題を解決するためのシステムを提案する部署に所属しています。私自身は、主に教育現場へのパソコンやサーバの導入、保守サポートを行う教育ビジネス部門を担当しています。

-ESSの魅力とは?

他部署を経験していませんが、自分の実感として言えるのは、やる気を尊重してくれるところですね。アルバイト時代の仕事は、用意された手順書のチェック項目に沿って作業を進めるという、決まった範囲内の仕事でした。それでも私が「サーバを設定してみたいです」と先輩に申し出れば「今度導入があるからやってみる?」と、サーバを設定する機会をいただけましたし、設定内容でわからないことを質問すれば、時間を割いて教えてくれました。そういった周りの方々のフォローにも恵まれて、毎日のいただいた仕事の中で、知識や技術を自然と覚えていくことができたと思います。

コロナ禍で急務となった「GIGAスクール構想」

8星野祐樹様

-現在のプロジェクトについて教えてください。

私は以前から、ある自治体の教育委員会様を担当していますが、現在は、小中学校の児童生徒に1人1台のタブレット端末を配備し、学校の通信環境整備する「GIGAスクール構想」に関連する案件を急ピッチで進めているところです。
政府の方針で当初は2023年度までに「1人1台端末」を整備する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて状況が大きく変化し、整備するための予算が今年度に前倒しされました。そのため、今年度の4月から営業担当と共に教育委員会様へ提案させていただき、今年3月の納品に向けて昨年の10月から本格的に導入の準備を進めています。

影響範囲を常に意識して仕事をする

6星野祐樹様

-自治体や教育現場のお仕事の特徴とは?

私が担当する自治体は比較的規模はそこまで大きくなく、小中学校の児童生徒に数千台のタブレット端末を配備しますが、別の自治体では数万台の端末を配備するところもあります。
自治体や学校がお客様であるということは、ひとつひとつの案件の規模が大きく、影響力も大きくなるということです。
そのため、たったひとつの設定が与える影響も大きく、何かトラブルがあれば、多くの学校から問い合わせが来てしまうことになりかねません。
また規模だけでなく、影響範囲についても常に意識しています。私の場合、直接お話させていただくお客様は教育委員会様であっても、そのサービスを利用しているのは学校の先生方です。そのため、教育委員会様が把握することが難しい学校の通信環境などの細かい部分についても事前に調査し、慎重に進めていかなければなりません。特に今回の「GIGAスクール構想」で配備するタブレット端末は、教育委員会様や学校の先生方、さらには児童生徒一人ひとりにまで影響が及ぶということを意識して仕事を進めるようにしています。

確かな技術力と専門知識が必要

また、あらかじめ予算やスケジュールが決まっていて納期に変更が生じないことも、自治体や学校の仕事の特徴です。そのため常にスケジュールとの戦いですが、スケジュール通りに進まないのがこの仕事の難しいところでもあります。
大型案件であればあるほど、様々な業者と一緒にプロジェクトを進めていきますが、いざ現場に行ってみると、想定とは違う環境だったなど、何かしら想定外の事態が発生します。そのため、日頃からできるだけイレギュラーを踏まえたスケジュールを組むことを心掛けていますが、基本的に納期の変更ができないので、大抵はぎりぎりのスケジュールになってしまいます。そのような場合に、不測の事態が発生してから解決方法を調べ始めるのでは間に合いません。スピード感を持って対応するためには、確かな技術力と専門知識の習得が大事になってくると思います。

運が良かった「独り立ち」期間

5星野祐樹様

-仕事を通じて成長できたことは?

現在担当させていただいている自治体を、一定期間自分を中心とした少数精鋭のメンバーで受け持つ時期がありました。規模がそこまで大きくない自治体とはいえ、案件が立ち上がる時から納品までの仕事の流れとしては、大きな自治体と変わりはありません。そのため、必然的に関わる仕事の範囲が広がり、今までやったことがない仕事に次々と取り組むことになりました。しかし、そのおかげでプロジェクト全体の流れを把握できるようになり、すごく勉強になったので、少ないメンバーでやることができて運が良かったと思っています。
仕事の進め方にも変化がありましたね。サーバ導入の大きな案件では、ギリギリまで作業支援を依頼しなかったことで、結果的に納品もギリギリになってしまったことがあります。その反省もあって、今のプロジェクトでは、早めに作業支援を依頼するように心がけています。
また、スケジュールが厳しいからこそ、伝えたつもり、言ったつもりがないよう、連絡を密に取るようになりました。

-今後のやってみたいことは?

「独り立ち」期間中、周囲に手伝ってもらったり、教えてもらったりしながら仕事を進めていましたので、反対に自分が相談を受ける側になった時、しっかり回答できるように勉強していかないといけないと思うようになりました。
また将来的には、技術兼営業のような立場で、お客様の要望を受ける段階からすべてを自分で担当してみたい、という思いはあります。技術者の知識や経験を活かして、お客様の環境に合わせた提案をできるような人になる、というのが今の目標です。

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