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Thames Path (テムズ川フットパス)走破チャレンジ#2

前回に引き続きテムズ川沿いのFootpathを走ることにした7月某日。

今回はバスでレディング/Reading(電車でもいけるし速いけど特に予定もなかったのとVictoriaのCoach  stationに行く練習がしたかった)へ。ロンドンから1時間半強バスの旅である。朝から雲行きは怪しかったがとりあえず行ってみようとバスに乗り込んだが、道中は大雨。

Readingの北口についても雨が止まずなかなかまぁいいかで走り始められる雨量じゃなかったので、昼前だったこともあり、一旦腹ごしらえでKFCへ。その後、レディング博物館/Reading Museumには言って雨宿りがてら展示を見ていたが、ビスケットの大きな会社が昔この地にはあったようでなかなか面白い展示だった。

そうこうしてるうちに雨は無事止んでいたのでとりあえずこのまま電車でロンドンに帰るのも癪なので、テムズ川に向かう。駅の北口側が川沿いになっていてテムズウォーターの大きなビルの脇からフットパスに入る。

その後はしばらく川沿いを。途中麦畑なども走りながらどんどん下流へ。前回はかなり暑い日だったが、今日は雨上がりということもありかなり走りやすい。1時間強、10kmちょい走ったところで最初のチェックポイントのPUBにつく。今回はちゃんとスタンプ帳を持ってきたので、スタンプをもらおうとしたらなんとインク切れとのこと......。

まぁ、仕方がないので次のスタンプポイントは博物館なのでさすがにそこにはあるだろうと進む。フットパスはある種の通行権なのだが、かなり家の間の狭いところの設定などもありなかなか興味深い。

最初のチェックポイントから次の博物館までは割とすぐなのだが、個人的に面白かったのは途中で釣りに関する注意書きがあったのだが、そこに英語以外で書かれている言語がポーランド語、ルーマニア語、ブルガリア語などの東欧系の言語で気になった。英語を解さない移民が多いのだろうか。たしかに日本でもこの手の注意書きはベトナム語や中国語、ポルトガル語などのケースもある。

しばらく走ると川とボートの博物館的なところに着く。ここはスタンプポイントなので受付で聞くとめちゃくちゃ探してくれた。なんならとりあえず展示見てから帰りにもう一回聞いてくれとのこと。そんなにこのスタンプラリーはマイナーなのか......と思うが確かに僕のスタンプ帳に割り振られているシリアルナンバーは3桁である。っていうかなんなら100番台である。博物館はちょうど自分はテムズ川を走っているというのもあるが、なかなか興味深く川と人々の関わりの歴史から自然地理学的な要素までの展示がありよかった。

ちょうどお腹も空いたので併設のカフェでドーナツを食べコーヒーで休憩していたらちょうどまた通雨がきた。いいタイミングである。かなりざーっと降ったので、もうここで終わりかな〜と思ったがしばらく待っていたらまた晴れてきたので無事スタンプゲットして、再開。ここからはかなり蛇行する部分を北向きに走る。博物館から少し行くとHenley on Thamesという街に出て少し人が多い。このまま橋を渡り右岸に進むとちょうどボート大会がやっていた。その後はかなり開けた公園のようなところをひたすら東へ。

しばたく人も少ない広く気持ちい公園を進んでいく。6、7km先のHurleyという小さな街を目指すが、この辺りが一番自然豊かな感じで、鳥たちはもちろんだが牛がいたり羊がいたりする横を長閑に走っていく。というより羊に至っては数が多すぎてその間をお邪魔しますとかき分けていく感じ。果ては鹿までいた。

動物園みたいでなかなか楽しい。そうこう走っていくと左岸に再び渡る橋があるのだが、なんと通行止めになっていた。フェンスの下から入って渡ろうとしてみたが橋の反対側は下の隙間もなく渡るとしたら川に落ちる覚悟で欄干を歩くしかないので渋々諦め、少し戻って別の元から迂回してMarlowの街へ。

ここで本日3回目のスタンプゲット。下の写真の青い可愛らしいカフェ、ついでなのでレモネードを飲んで再び走り出す。

教会が綺麗でなかなか遊びにきている人も多い感じだった。後から調べるとこのMarlowの街はテムズ川沿いの美しい美食の街として界隈では名高いようである。確かにこれまで走ってきて思ったがテムズ川沿いの小さな街たちはなかなか美しい街が多く、ロンドンから少し足を伸ばして訪れるゆっくりと流れるテムズ川をみながら散策するにうってつけな気がする。

教会の端からさらに東へ向かっていく。しばらく川から離れて街中を行くが、特に迷うことはなく再び川沿いに合流。この辺りで30km強走っていたので次のスタンプをゲットしてElizabeth line のTaplow駅から帰ろうとゴールを定める、だいたい40kmくらいかな?と。この辺り川の反対側が少し小高い丘になっていたりするところもありその中腹に可愛らしい家が並んでベルギーなんかの街並みをどこか彷彿とさせた。その後は荒野のような河川敷をひたすら...。

川が南向きの流れになってしばらくするとCookhamという小さな街に出る。ここもPubがスタンプスポットになっているので、さくっとスタンプゲット。

流石にそろそろ疲れてきたが、天候も不安定なので振られる前にゴールしたい。そして色々距離走やレースをする中で30k以降のダレが課題だったので頑張ってキロ5ちょいキープを目指して走る。

川沿いを再び走り南に向かい、Taplowの街の入り口のガソリンスタンド併設のミニスーパーで牛乳とキットカット購入。ここから元々のテムズパスと少しずれて1.5kmほど先の駅を目指す。最後少し登ってエリザベスラインの駅に到着、狙ったわけではないが前回同様ちょうど40kほどでフィニッシュ。電車まで20分ほどあったので陰とトイレでささっと汗臭い服を着替えて、電車で40分ほどで市内に戻った。

鹿や牛にしろ前回よりも河川敷の整備されたランニングコースというよりは原野や牧草地のなかに設定されたフットパスを走る感じで上流に行っただけあってかより自然を感じることができるコースだった。今回はバスで向かったがReading自体もElizabth line はもちろん各種National Railでもすぐに市内から行けるのでなかなか今回のコースもいい感じだった。そして何より天候は不安定ながらも走ってる間は降られることもなくラッキーだったな、と思った。次回はTaplowから始めて前回とかなり被るが、スタンプ帳を忘れたリベンジをしようかな.....と思っている。

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