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起伏を求めて南ウェールズへ#3(Blorenge 561M:イギリスでトレラン・登山)

最終日はAbergavennyの街からもよく姿が見えて気になっていたピークを登ることにした。

地図などで目星をつけるとThe blorenge(561m)という山のようだ。alltrailsでコースの目星をつけておく

この奥のピーク、気になるよね

2キロほど離れた川の対岸にあるLlanfoistから登るコースがありそうなのでとりあえずそちらに向かって走る。川を越え、Waitroseを越え、高架下をとおるとどんどん目指す山が近づいてくる。というか風景が非常に日本のように感じる。

日本やん

教会の脇を登っていくとトンネルがあるのでそれを潜る。後から気づいたが(帰りはこの上を走ったので)、トンネルの上は運河になっているようである。トンネルは少し怖いが距離が短いので、ちょっと怖いなって思っていれば終わる。

トンネルを抜けるとBlorensまで4.8kmという標識があり、矢印に従い山を登っていく。最初の方は細い谷沿いに森の中を登っていく道で、どことなく日本の山を登っているような雰囲気がある。

日本やん

細い谷を登り詰めると、羊用の柵があるので越えれば、急に視界が開けて目の前は仙丈ヶ岳などアルプスの山の大きな谷のような絶景が広がる。ほんといっきにバーン!と開けるので「おおっ!」と思わず声が出る。

ここからとにかく上に見えているテーブルマウンテンのところまで登っていくのだが、これがなかなかに急登だった。振り返ると山々や街が見えて景色は気持ちいいが、高度感もまずまずありちょっと身が引き締まる。しかし見晴らしがいいので登ってきた道や頂上までの距離もよくわかるのでモチベーションは保ちやすい。

これを一気に走ることができたら相当いい練習になるだろう。開けたところのでてから200-250mほどを一気に登ると、今度は対照的に真っ平な所に出る。馬がめちゃくちゃいたのでちょっと念の為距離を取った。羊と違って1発食らったらなかなか致命的だろう。

ここからしばらく平坦な道を歩くと最後に少しだけ小高いところがあり、そこがBlorengeの頂上、561mだった。ウェールズの旗にある赤いドラゴンマークの標識がかっこいい。この日はちょっと雲があったがここからも視界は良好で360度見渡せる。

山頂あたりは緑のモコモコしら草で覆われていてユニークだった。山頂あたりは登山客も結構いるがみんな別の道から主にきているんだろうな。

この後山頂手前から右手に折れてぐんぐん降っていき、ある程度のところで左右の道になるので山の周囲をtpりまく平坦な道を気持ちよく走っていく。行きの急登始まる部分に合流してそこから下っていくことももちろんできるが、もう少し身体を動かしたかったので、そのまま周囲を回るコースを続けた(下記画像の赤い矢印にいけばおりれるが、青い矢印のトレイルを引き続き進んでみた)。ここはマウンテンバイクともすれ違った。また途中に長城に向かっての登りルートもあるようで、トレーニング目的ならいろんな方向から山頂を複数回攻めるのもありだな......って思った。

この道は多少アップダウンあるも進みやすく、途中で池が出てきてその辺りには何名か読書していたりピクニックをしているようだった。

この池の端から少し登って、柵を越えたところで左手に入り下っていくと車道に出る。車道越えてまた下りトレイルがあるようだったが、パッとみた感じ結構荒れてそうだったのでそのまま車道を走り運河のところまでいって運河沿いをひたすら走る。行きに通った(トンネル)ところで戻ることもできたが、まだ元気だったのでさらに運河沿いを進んでしばらくしたところで下って街に戻っていた。

運河沿い
右手に下るとランニングロードみたいな道がありそれで行きの教会近くまでいける。

教会の近くまではバスも出ていそうだったし、ゆるゆるピーク目指してのハイキングなら十分(トレランじゃなくても)楽しめそうだった。ここも景色がいいのでおすすめ。

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