大自然に触れると、こんな効果が!

「人知を超えたもの」との接触時間を増やす。

といっても、オカルト的な話ではない。

大自然、宇宙、名画など壮大なものを見た時に、私達の中に湧き上がる「言葉にはできないけど凄い」という感情を味わう時間を増やして欲しいのである。

この感情は、「畏敬の念」と呼ばれており、近年の心理学では人間の共感力を上げるパワーを持つことがはっきりしている。

カルフォルニア大学の博士は、いかに畏敬の念で共感力が高まるかを実験で明らかにしている。

学生に「プラネットアース」のような壮大な自然の番組を見せたところ、共感力テストの成績が上がり、他人に寛大な行動を取るようになった。

このような現象は、畏敬の念のおかげで、自分と他人の壁が取り払われるのが原因で起きる。

壮大な自然に触れると、私達は自分のちっぽけさに気付き、いつもよりも自意識のレベルが低下する。

その直後から、自分のことを考える時間が減り始め、最終的には他人のことを考えられるようになる。

畏敬の念を味わうには、とにかく凄いと感心できるものなら、何でも構わない。

畏敬の念を味わうには、時間に決まりはないが、多くの実験では1回10~20分ほどで良い影響が得られている。

最低でも1日1回は、人知を超えたものに触れる時間を作ってみるといいだろう。

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