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何事も教わってばかりの新卒が、教える側もとっても大変なのだと学んだ話。
プロ引きこもりなので、在宅勤務をめちゃくちゃエンジョイしているえすかるごです。
ポンコツ新卒の私ですが、今のところ1つだけ、他の方々にナレッジを共有する立場になれる分野があります。
SEOと、それに付随するメディア運営のノウハウです。
界隈ではまだまだひよっこですが、学生時代にオウンドメディアの編集長をしていたので、普通の人よりは色々と知っています。
その縁もあってか、新しく立ち上げた会社のオウンドメディアの運営メンバーに入れていただいています。
経験者は私だけなので、SEOとは何ぞやという話から、記事の書き方、サイトデザインなど色々な事について、拙い知識を他のメンバーにシェアしています。
これからメディアを成長させるために、私の持っているスキルを最大限活かして貢献したいし、そのためには他のメンバーにもSEOのことを知ってもらう必要があります。
でも、私が約2年間かけて学んだことの概要を、たった2ヶ月足らずで掴んでもらうのというのは、想像以上に大変な作業でした。
最低限の専門用語を教えて、できるかぎりそれ以外の用語は使わず、記事執筆のテクニックの中でも最低限知っておかねばならないものだけを選んで共有した。つもりでした。
「よくわかった!ありがとう!」と言ってはもらえたけれど、その後の会話が噛み合わなかったりして、やっぱり教え方が良くなかったのだと反省しました。
きっと他の方々は、「何がわからないのか分からない」のでしょうし、私も、彼らが何を分かっていないのかが分かりません。
初心者に教えるときは、相手の立場になるべきだというけれど、自分が初心者だったときのことも忘れてしまった私には、相手の脳内が想像できないのです。
でも、皆さんは私と違って努力家で頭も良いので、自分で色々と勉強をして、話に入ってきてくださります。
そのおかげで、私も以前より他の方々の思考がわかるようになった気がします。
皆さんが何を知りたいのかも、少しずつ分かってきたような気もしています。
私のような新人が一人で出しゃばって、謎の知識を振りまいているのも少し申し訳なかったので、嬉しいです。
さて、翻って私は今、ビジネスのビの字も知らないようなポンコツ新卒です。
自分が何を分かっていないのかも分かりません。
先輩に言われたことをとりあえずやってみるけれど、違うものが出来上がってしまいます。先輩はそれに頭を悩ませます。
先輩もきっと、私が何を分かっていないのかが分からなくて困っていたのです。考えてみれば当たり前のことなんですけどね。
でも、それを身をもって知ったおかげで、自分のすべきことが少し分かった気もします。
分からないなりに勉強をして、「分かってるレベル」を0.01でも上げることが大事なのですね。
自分が何を分かっていないのか分かる、というだけでも、教える側から引き出せる情報は何倍も有益なものになるのです。
「だって教わってないから分かんないもん」とごねる、自分の中の幼児をなだめて、これからも分からないなりに暗中模索でトライしていこう、と思った次第です。
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