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初めてのあだ名

あだ名はその人の名前、好きな物、エピソード、趣味など、その人を形作っている要素で付けられることが大半だと思う。


にも関わらず間もない職場で、不用意に話してしまったエピソードのせいで、不本意なあだ名をつけられた時の話だ。



私が実家に住んでいた頃。父と私には専用のタッパーが冷蔵庫に常備されていた。



父が上機嫌でスーパーであるものを購入してきたのがきっかけだ。父が自分用に買ってきたものだが、食べるんやったら食べていいよってスタイルだった。しかし、私が異常にハマりすぎて非情にも父親の分を食べ尽くしてしまったのだ。



父はそれがあまりにもショックだったらしくその出来事以来、私の分も買ってきてくれるようになり、私のタッパーも用意されるようになった。(自分で買えって言ってもこっそり食べられるのが分かっていたようで...笑)



その食べ物は応用力が凄く、何にでも合う。


団子にしてもよし


溶かして食べてもよし


かき氷にもバッチリ


焼いてもよし


etc.....

1kg/月という異様なスピードで無くなるのであった。


それを当時の職場の人に話してからその職場で初めてのあだ名がついた。



『あんこタッパー野郎』だ。
非常に不本意である。

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