投稿_20191002

"順調"続きは逆に不安

当たり前のことですが、生き方は人それぞれです。

生まれてから今の今まで、大きな挫折や失敗もすることなく順風満帆に生きている人もきっといるでしょう。
逆に、上手くいかないことばかりの人生で、「何で自分ばかりこんな目に遭うんだ…」と思いながら日々を過ごしている人もいると思います。

ただ、これらは両極端な例で、挫折も成功も味わって、山あり谷ありの人生を過ごしている人がほとんどなのかもしれません。

皆さんは、どのような人生を送っているでしょうか?
今回は、私自身のこれまでについて、日記のようになってしまいますが振り返ってみようと思います。


はじめに言いますが、私は友人や知人から「とても順調な人生を送っている」と思われています。
しかし、正直なところ、何もかも順調にいっているとは言い難いです。
相対的に見れば順調な方ですが、ずっと順調ということではありません。
ただ、そんな人生を私は、あまり「嫌だ」と思ったことがないです。
それはなぜかー。

挫折や失敗は、出来れば皆避けたいと思うでしょう。
もちろん私もそうですが、私の性格上、逆に順調すぎる人生だと不安になったりするからです。

小さいものから大きいものまで全て挙げれば、私が経験した挫折や失敗は結構多かったりします。
その中でも、私の人生の転機になったものをいくつか挙げてみます。

1.大学卒業後の公務員浪人・アルバイト時代

大学時代に公務員を志し、東京の大学に在学中に企業への就職活動もせず、私は公務員試験受験のみに挑みました。
私の大学時代は、リーマンショックの影響からまだまだ経済状況も冷え込んでいて就職も苦労をする時代でしたので、公務員もそれなりに人気がありました。
その競争率が高い中で私は生き残ることが出来ず、仕事を決めることなく大学を卒業することとなり、卒業とともに地元に帰る羽目になりました。

地元に帰ってからも、公務員の専門学校に1年間は在籍をしましたが、結局その1年間も含んだ合計2年間にわたって公務員試験を受験するも合格することは出来ず、ただただアルバイト三昧の生活を過ごしました。

その後、公務員をあきらめて企業就職に切り替えることになりますが、大学を卒業してから2年が経っていることもあり「新卒扱い」で入社出来るところも少なく、また、個人的な危機感で企業就職に切り替えることを決めた段階で簿記やパソコンの資格は取得しましたが、実務経験は全くなかったことから中途での就職も難しいという状況に置かれていました。

企業就職に切り替えてから初めての就職先が決まるまでの1年間は、正直私にとって一番つらい1年間だったことを覚えています。
何十通もの履歴書を書いては送り、書いては送りの毎日。
書類選考すら通過できず、面接に行き着かないということがほとんど。
面接に進んでも、「何で呼ばれたのかな?」と疑問に思うほど、面接の場で大学卒業からずっと就職できずにアルバイトをしていたことについて説教を受けたり、冷たくあしらわれたり、軽くけなされたり…そんなことの繰り返しでした。
そんな毎日に精神的にズタボロになっていき、自己嫌悪に陥っていったことで、友達にも親族・親戚にも会いたくなくなり、アルバイトと面接の時以外は引きこもるという1年間を過ごしました。

いろいろな良いタイミングが重なり、何とか1年後に就職先が決まりましたが、本当に心からほっとしたことはハッキリ覚えています。

2.どんなに頑張っても成績が伸び悩んだ高校時代

(※1.からの流れだと、少し時系列が前後しますがご了承下さい<(_ _)>)

高校は、地元を少し離れて私立の進学校に入学をしました。
私が進学した学科は、超進学コースで、朝課外→通常授業→夕課外という1日を過ごし、部活も禁止だったので、本当に寝ても覚めても勉強ばかりの高校生活でした。

中学時代は部活ばかりしていたので、ほとんど勉強していなかったこともあり、高校に入って勉強を死ぬほどした結果、1年生の時はかなりの学力アップにつながりました。
私が在学していた頃は、その学科は2クラス制で、より学力の高い人たちが「1組」に入る仕組みになっていて、毎年学年が上がるタイミングで学力などの判断材料を基に数人のメンバーが入れ替わるといったシステムでした。
入学時点では2組に所属していながら1年生の頃に急激に学力がアップした私は、予想外に2年生に上がるタイミングで1組に上がることになりました。
しかし、それが地獄の始まりでした。

私なんかよりも圧倒的に学力の高い人ばかりの1組に入ったことにより、当然私はテストがある度にクラスで最下位の成績をとるようになりました。
当然、このままではダメだという思いもあったので、それからはそれまで以上に死に物狂いで勉強をしました。
朝から夜まで学校で授業を受けて帰宅したら、次の日の授業の予習や宿題、その日の授業の復習などをするので、基本的に毎日深夜2~3時くらいに寝て朝6時くらいに起きる生活をしていました。

しかし、どんなに頑張っても成績は上がらない。
何度模試を受けても、志望校はD判定やE判定ばかり。
どうしたら良いのか解決の糸口も見つからず、ストレスとプレッシャーでいっぱいになった結果、食べることで現実逃避をするようになりました。
結果、高校3年間で、15キロ以上太りましたw

最後の最後まで成績を上げることが出来ないまま、私は受験シーズンを迎えました。
センター試験も当然上手くいかず、受験直前の三者面談では担任の先生にかなり厳しいことも言われました。
精神的に追い込まれすぎて、浪人も覚悟をした瞬間でした。

結果的に、運よく志望大学に合格することはできましたが、高校3年間は私にとって、ずっと生きてる心地のしなかった3年間でした。
なので、一般的な「青春時代」なんてものを、私は味わうことなく高校を卒業してしまいました。


3つほど挙げてみようと思いましたが、思っていた以上に一つ一つが長くなってしまったので、2つでひとまず終わらせておこうと思います。
(転職関係のことを書き始めると、かなり長くなりそうなので…。)

正直なところ、大きなことから小さなことまで、とにかく全部を挙げてしまえば、私は上手くいかなかったことの方が多い人生を歩んでいます。
それでも、傍から見れば順風満帆に見えているというのは、嬉しいようなもどかしいような、何とも言えない感情になります。

何事も順調であることに越したことはありません。
でも、順調すぎると、先々で何か予期せぬことが起きた時に、個人的には対応しきれない気がしています。

それに、いろんな壁にぶつかって、自分なりにもがき苦しんで、いろいろなことを考えてきたからこそ、強くなれている気もしますし、考え方の幅が広がったと感じています。
だから、壁にぶつかったり苦しんだりした時間がなかったら、私はきっと、今回のように福岡への移住に踏み切ることは出来なかったと思っています。

人によって考え方や生き方はそれぞれ。
その自分の考え方は、今も昔も変わっていません。
ただ私は、生きていく上で、何事もなく平穏に順調に時間を過ごすだけの人生だったら、今の自分はいなかったと思うからこそ、逆に挫折の多い人生で良かったと思っています。

順調に人生を過ごす人でも、きっと上手く生きていける人はいると思います。
ですが、少なくとも私は、きっと順調すぎる人生を過ごしていたら何も出来ない人間になっていたと思うので、順調すぎる人生は私は逆に恐ろしいと感じてしまいます。

きっと今後も、たくさん壁にぶつかって、そのたびに自分の見直す毎日を過ごすことになると思いますが、それが私の人生です。
私は、このような自分の生き方を、これからもずっと好きでい続けたいと思っています。

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