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売れる本かどうかを見極めるコツ。

正直に言えば、

書き手の知名度を抜きに

コンテンツだけを見てこれは売れそうな本だ!

と、感覚的に見極められはしても、

本当に売れるかどうかまで予測することは

難しいです。

なぜなら、

市場を見極めることだけでも難しいのに、

人の心理や時代の空気というものは

生き物であり変化の連続だから。

また、その本単独で見れば素晴らしい、

いい本だ、は通用しない。

数年前に出ていたらとか、

数年後ならばみたいなものや、

他の本との比較など様々な要因が折り重なる。

ある程度の限られたマーケットだけで

売れるかどうかならまだしもだし、

限られたマーケットに対して書いた本の場合、

あまり類似書がないとか、

あったとしても難しい本しかないとなれば、

関所戦略として入門書を書けば売れるでしょう。

ただ、

売れそうもない本、

間違いなくハズレるなという本を当てるのは

さして難しくありません。

経験値もあるけれど、

タイトルもかなり重要だけど、

誰でも見極められるポイントの一つに

『プロフィール』があります。

タイトルは誤魔化せても

プロフィールは誤魔化せられない。

プロフィールで見るポイントは一つしかない。

その人ならではの実績です。

ただ、その実績の書き方、見極め方が重要。

なんとなく凄そうな実績を書く人が多いから

本を選ぶ読者は気をつけなければなりません。

本文もそうですけど、

プロフィールに固有名詞が乏しい人、

全くない人は信用に欠けてしまう。

ただ、

固有名詞とは言え、

誰もが知る有名企業の社長であるとか、

有名資格保持者であるとか、

○○で有名人と出会い師事したとか、

○○に所属し、○○名に教えてきた、講師をしてきた

など、具体的な実績がなく、

ブランドにぶら下がるだけのプロフィールは、

凄そうに見えるだけで、

その人ならではの強み、

成果が見えない人は要注意です。

固有名詞と数詞のセットで

自分だからこそ作れた実績を書かねば

信用できない。

もちろん、プロフィールはそれだけではないけれど、

ここだけでも頭に入れておけば、

この著者は本物かどうかを見極めるヒントにはなる。

逆に著者の立場で言えば、

プロフィールをちゃんと考えて

書かないとダメだと言うことになりますが。

プロフィールを見て、

その人の強み、実績を読み取り、

タイトルやコピーから、

だからこの本が書ける人なのだと

納得して初めてきちんと本文を読もうとなる。

プロフィールの強み、実績とは全く関係のない

タイトル、コピーで表現している本ならば、

それまた信用しずらい。

プロフィールに関係なく、極端なはなし、

なにを書いても売れるのは超有名人だけだから。

プロフィールを見て納得し、

タイトルを見て興味を持ったら、

前書きと一章のはじめくらいを読んでみれば

尚更良いでしょうね。

ほぼ間違いなく、これはいい!と言える本は、

前書きから心を掴まされるし、

前書きがいまいちでも一章のはじめくらいから

刺さる言葉があるものです。


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