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オンライン英会話でネイティブ発音を身につける方法【NCおすすめ講師も】

1、発音トレーニングで基礎知識を学ぶ

私が個人的に愛用しているネイティブキャンプでは、発音トレーニング教材が3つあります。

  1. 発音トレーニング基礎

  2. 発音トレーニング応用

  3. 実践発音

こちらがなぜおすすめかというと、25分のレッスンを通して自分の英語発音の現状を目の当たりにできるからです。

「私は3年も英語を勉強をしているし、なんとなく英語の発音もできているし、オンラインの英会話レッスンでは私の英語は通じているし大丈夫」という方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、残念なことにオンライン英会話レッスンにいる特に多国籍講師(フィリピン、セルビアなど)は非ネイティブであり、日本人の英語に慣れている講師であり、25分の間だけは日本人の英語を集中して聞き取ってくれます。非ネイティブ同士であれば比較的適当な英語でも通じます。


英語を学ぶ目標が、「オンライン英会話講師と会話ができる程度になる」のであれば良いと思います。

しかし、「将来的にはネイティブと話したい」「仕事の都合でネイティブと話す機会がある」「ネイティブと話せたらかっこいいと思うのできちんとした発音の基礎を身につけたい」「現状の自分の英語の発音に満足していない」という方にとってピッタリの教材だからです。

また、ネイティブキャンプの音声録音機能は日々進化しています!
以前までは音声認識がかなり遅かったのですが、現在は録音を音で聴ける機能が新たにつき、講師にとってもフィードバックしやすくなっています。

ネイティブキャンプではこのように説明されています。

AIがあなたの発音をリアルタイムで採点、ネイティブスピーカーの声をお手本にして発音の基礎を学ぶ教材です

https://nativecamp.net/textbook/series/105

ネイティブスピーカーから発音を学ぶ機会はなかなかありませんが、ネイティブキャンプであれば動画をもとにひとりで練習することもできます。
第二言語習得論では、インプットが7割、アウトプットが3割と言われているように、すべての発音を練習をネイティブスピーカーとする必要はありません。

まずは、この教材を使って基礎の振り返り、自分の発音のおかしな箇所を矯正していきます。

例えば、s の発音で " sandwich" と練習するのですが、ほとんどの人が「sandwichのsくらい発音できてるよ。全部の子音を練習するのだるいな」なんて思うこともあるかもしれません。

しかし、面白いことに日本人英語学習者、私も含めて、子音の音をしっかりと発音することを怠っている人がかなりいます。母語である日本語だと子音をはっきり発音しなくても通じてしまうので意識することができないのです。そして、ネイティブにとってはそのような言葉を聞くのは大変ストレスになります。何を言っているかわからないからです。
日本人はそのようなネイティブの態度や雰囲気を簡単に汲み取ってしまうので、「ネイティブに通じない。私の英語はだめだ。英語が難しい」と落ち込んでしまうのです。これが、発音を学ぶことが英語学習には欠かせない理由です。

私もよく、米国生まれ米国育ちの多国籍講師から、「君の situation の発音は聞こえにくい。 s をしっかりと発音すること」と言われます。
英語の発音を自己流でしてしまうと変な癖がついてしまいます。そしてそれはなかなか直りません。

この機会に、ネイティブキャンプで発音の基礎(ネイティブの子どもが学ぶものですが)を学んでみてはいかがでしょうか。


発音トレーニング基礎について

全レベルの英語学習者が受講する価値のある、発音の超基礎を学ぶことができる教材です。

レッスンの流れ

1、ネイティブ講師の発音に仕方を日本語で丁寧に説明されているYoutube動画をみて発音を練習する
2、AI録音機能を使用しながら指定の単語 (sandwich)を読み上げて講師と練習をする。ネイティブの発音を聞きながら練習する。
3、さらに複雑な語彙( egg sandwich )の発音を、AI録音機能を使用しながら練習していく。ネイティブの発音を聞きながら練習する。
4、単語は使われている文章( I had an egg sandwich for lunch. )の発音を、AI録音機能を使用しながら練習していく。ネイティブの発音を聞きながら練習する。

「発音トレーニング基礎」で学べるものは大きく分けて以下の3種類です。

子音トレーニング 26チャプター
母音トレーニング 24チャプター
類似音トレーニング 42チャプター

以下に、各トレーニングで学ぶ内容を記載します。

子音トレーニング 26チャプター

  1. s の音

  2. z の音

  3. t の音

  4. d の音

  5. p の音

  6. b の音

  7. k の音

  8. g の音

  9. h の音

  10. f の音

  11. v の音

  12. θ の音

  13. ð の音

  14. m の音

  15. n の音

  16. ŋ の音

  17. l の音

  18. r の音

  19. w の音

  20. j の音

  21. ʃ の音

  22. ʒ の音

  23. ʃ の音

  24. dʒ の音

  25. dr の音

  26. tr の音

母音トレーニング 24チャプター

  1. i の音

  2. ɪ の音

  3. e の音

  4. ʊ の音

  5. u の音

  6. ʌ の音

  7. ɑ の音

  8. æ の音

  9. ɔ の音

  10. oʊ の音

  11. aʊ の音

  12. eɪ の音

  13. aɪ の音

  14. ɔɪ の音

  15. ə の音

  16. ɝ の音

  17. ɚ の音

  18. ɑr の音

  19. ɔr の音

  20. ɪr の音

  21. ɛr の音

  22. aʊər の音

  23. əl の音

  24. dr の音

  25. juː の音

類似音トレーニング 42チャプター

子音トレーニイング、母音トレーニングで得た知識を応用でき、日本人の苦手とする似ている音を実際に使い分けることができるかかくにん、練習をすることができる教材です。
こちらはなんと42チャプターもあります。
1チャプターを受講したからできるようになるとうというよりも、まずは自分ができない発音を発見し、実際に会話をするさいに正しい発音で発話し相手に伝えられるようになることが目標かと思いますので、できなくてもめげずに何度も何度も挑戦していきます。

  1. θ (think)と S(sink)の音

  2. r (right)とl (light)の音

  3. v (very)とb(berry)の音

  4. v (vest)とw(west)の音

  5. v (van)とf (fan)の音

  6. z (rise)とs (rice)の音

  7. ð (clothes)とz (close)の音

  8. b (big)とp (pig)の音

  9. ð (they)とd (day)の音

  10. d (bread)とθ (breath)の音

  11. ʃ (she)とs (see)の音

  12. f (fair)とh (hair)の音

  13. t (tree)とθ (three)の音

  14. g (gold)とk (cold)の音

  15. ʃ (share)とtʃ (chair)の音

  16. tʃ (chunk)とdʒ (junk)の音

  17. p (put)とf (foot)の音

  18. m (moon)とn (noon)の音

  19. tʃ (chest)とt (test)の音

  20. n (thin)とθ (thing)の音

  21. dʒ (juice)とj (use)の音

  22. ʒ (vision)とt (carton)の音

  23. θ (thought)とð (though)の音

  24. d (do)とt (two)の音

  25. ʌ (bus)と ɔ (boss)の音

  26. ʌ (cup)とæ (cap)の音

  27. e (hair)とər (her)の音

  28. e (men)とæ (man)の音

  29. ɪ (sit)とi (seat)の音

  30. ʊ (foot)とu (food)の音

  31. ɝ (heard)とɑ (hard)の音

  32. e (well)とɪ (will)の音

  33. ʌ (ton)とe (ten)の音

  34. æ (hat)とɑ (hot)の音

  35. ɝ (tower)とəl (towel)の音

  36. aʊ (count)とɔɪ (coin)の音

  37. aʊ (now)とoʊ (know)の音

  38. oʊ (own)とɑ (on)の音

  39. ɪ (fill)とaɪ (file)の音

  40. oʊ (bone)とɔr (born)の音

  41. eɪ (race)とaɪ (rice)の音

  42. eɪ (bay)とɔɪ (boy)の音



発音トレーニング応用について

発音トレーニング基礎で、子音・母音の基礎を学んだ学習者でよりネイティブに近い発音をめざす日本人英語学習者向けの教材です。

こちらで学べる内容は、日本の英語教育では教えられず、ネイティブ自身も無意識に使っているもので、なかなか学ぶ機会がありません。
しかし、近年のオンライン英会話では、日本人が知ることもなく苦手とする英語の発音のルールを学べる教材が普通に用意されています。

こちらの発音トレーニング応用学ぶことで、「ネイティブの言っていることがわからない」「ネイティブが言っていることはわかるが、言えない。日本語英語から抜け出せない」方はさらにネイティブに近い英語を話せるようにいなると思います。

英語特有の音の変化やアクセント・イントネーションを学び、ネイティブのような発音を身につけたい方を対象とした教材です。

https://nativecamp.net/textbook/course/108


「発音トレーニング基礎」で学べるものは大きく分けて以下の6種類です。

  1. アクセント

  2. リンキング

  3. イントネーション

  4. 音の脱落

  5. Tの変化

  6. 短縮表現

「アクセント?」「リンキング…?」と、これらの用語を初めて聞く方もいらっしゃるでしょうか。
やはり英語の発音は、これらの基礎を知っておかないと自己流になってしまいます。せっかく単語やフレーズ、文法を学んだとしても英会話の時点でネイティブ相手に通じず、挫折してしまう可能性もあります。

以下に、各トレーニングで学ぶ内容を記載します。

トレーニング1

  1. chocolate( tʃɑːk - lət )

  2. Christmas( krɪs - məs )

  3. coffee( kɔ - fi )

  4. yoghurt

  5. English

  6. apple

  7. mobile

  8. doctor

  9. service

  10. pencil

chocolate( tʃɑːk - lət )←これが発音記号です。
「チョコレート」と言っても通じません。
「ちゃくるっと」と表現できますでしょうか。
「ə」は俗に「アップサイドイー」と呼ばれているもので、英単語の発音として最も頻繁に使われているものです。最も頻繁に使われているにも関わらず、日本人英語学習者の間ではあまり認識されていないようです。
筋肉をまったく使わずリラックスした状態で発音します。
イメージは千と千尋のカオナシの「あ…」です。


発音記号は英英辞典には必ず記載されています。
これが読めないと英語の発音はいつまで経ってもできるようになりません。
何千もある英単語の発音記号をいちいち人に聞くこともできないので、ご自身で発音記号を読めるようになることをおすすめします。

私の愛読書、アメリカンアクセントトレーニングではすべても発音記号の概念が説明されています。興味のある方はぜひ書籍を購入されてみてください。

トレーニング2
guitar
hotel
career
enjoy
buffet
success
accept
prepare
approach
retire

トレーニング3
basketball
beautiful
recently
popular
celebrate
customer
concentrate
hospital
industry
document



トレーニング4
vacation
important
dependent
nutrition
investment
computer
contribute
fantastic
appointment
October

トレーニング5
afternoon
introduce
comprehend
overseas
entertain
volunteer
understand
engineer
souvenir
overcome

トレーニング6
supermarket
centimeter
mandatory
consequently
kindergarten
architecture
agriculture
supervisor
vegetable
profitable

トレーニング7
technology
appreciate
communicate
photography
economy
ingredient
environment
capacity
negotiate
available

トレーニング8
conversation
advertisement
invitation
entertainment
motivation
artificial
competition
information
politician
generation

リンキング

  1. m + 母音

  2. n + 母音

  3. p + 母音

  4. ŋ + 母音

  5. l + 母音

  6. r + 母音

  7. θ + 母音

  8. ð + 母音

  9. g + 母音

  10. k + 母音

  11. v+ 母音

  12. b+ 母音

  13. d+ 母音

  14. t+ 母音

  15. ʃ + 母音

  16. ʤ+ 母音

  17. ʃ + 母音

  18. ʒ + 母音

  19. z + 母音

  20. s + 母音

イントネーション

  1. トレーニング1

  2. トレーニング2

  3. トレーニング3

  4. トレーニング4

  5. トレーニング5

  6. トレーニング6

  7. トレーニング7

  8. トレーニング8

音の脱落

  1. 音の脱落 p

  2. 音の脱落 b

  3. 音の脱落 t

  4. 音の脱落 d

  5. 音の脱落 k

  6. 音の脱落 g

Tの音変化

  1. フラップT

  2. グロッタルT

  3. 消えるT

短縮表現

  1. 短縮表現1

  2. 短縮表現2

  3. 短縮表現3


発音トレーニング応用はかなりのボリュームで構成されています。
英語の発音は、日本語話者が普段使わない顔の筋肉や舌の筋肉、喉を使いますので、発音の練習はかなり疲れます。

1日1レッスンでもよいのでコツコツと進めていくことをおすすめします。
レッスンの後は、ひとりで復習です。
私はコロナ渦の時に、カナダ人講師から発音を学んでいました。
1レッスンではひとつの単語をずーっと練習させられたり、レッスンが終わった後もひとりでずっと練習をしていました。
ひとりだと修正してくれる人がいないので、iPhoneのメモ機能、録音機能を使ってネイティブの発音に近づけられるように努力をしました。

実践発音教材について


実践発音は、日本人が間違えて発音をしていそうな単語で構成された短い文章を正しい発音で読む練習ができる教材です。
初級レベル、中級レベル、上級レベルがそれぞれ30チャプターで構成されています。

カタカナ英語を卒業し、実践で使える発音を手に入れる為のトレーニングを行える初級発音教材です。個別の単語の発音練習ではなく、文章を読む中で苦手な発音に注目し矯正を行います

https://nativecamp.net/textbook/series/63?sub=63

各チャプターは、そのチャプターのテーマに関連する単語、文章を読みききながら学習を進めていくことができます。

各チャプターは7項目で構成されています。
リーディング、リスニング、オーバーラッピングを練習することができます。

Index01
1st Challenge : Reading
022nd Challenge : Listen and Repeat - each sentence
033rd Challenge : Listen and Repeat - whole sentence
044th Challenge : Time trial
055th Challenge : Overlapping
06The last 5 min revision
07For self study

ネイティブキャンプ  実践発音  Robbery in Paris https://nativecamp.net/textbook/page-detail/2/917


初級のいちばん最初のチャプターは" Car in a Car Wash " 
日本人の多くの英語学習者は英語の発音記号の存在を知らず、独自の発音で英語を読んでいると思います。
日本人の英語を聞いていると、自己流で「こんなものかな?」と適当に英語を発音しており、発音のルールというのを無視している、そもそも英語の発音にルールがあることを知らず、日本人の私でさえも本当に何を言っているのかわからないときがあります。

優秀なビジネスパーソンでカタカナ英語を話している人々を知っていますが、専門的知識がある、相手が英語ネイティブではない、あらかじめ多国籍クライアントとの信頼が築けているため、カタカナ英語でも十分にビジネスはできます。

しかし、自分の言っていることに自信がない、ネイティブとの英会話を楽しみたい英語学習者にとっては英語の知識が深まり、英会話レベルが向上していくにつれ、発音の知識をおろそかにしていたツケが溜まりボロが出ます。
「自分はこんなに英語を勉強しているのに、なんで英語が通じないんだろう」という悩みには「発音の基礎を学んだらどうでしょうか?」と回答できます。

実践発音教材は、あらかじめ文章が用意されています。
そのため、「子音や母音をいちから学ぶのはつまらなさそう」という方にとっては自分の弱点を発見するためにちょうどよい教材かと思います。

"Car in a Car Wash"を発音記号で表すと、
"/kɑr/ /ɪn/ /ə//kɑr/ /wɑʃ/ or /wɔʃ/" となります。

ちなみに、ɑ = ah です。
日本語だと「ア」に当たりますが、「ア」は ah とは異なります。
仕事の後に帰宅し、ソファに座った時、ベルトを外した時の、あの「あ"」のイメージです。

中級は、"Robbery in Paris" で始まります。

ここで、「そもそも Robbery ってなんだっけ?」と疑問を持つ方も出てきます。単語と発音を同時に学ぶことができるのも発音教材の強みです。

Robbery/ˈrɑbəri/
the crime of stealing money or goods from a bank, store, person, etc., especially using violence or threats 

https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/american_english/robbery?q=Robbery

「強盗」という意味です。
"Robbery in Paris"は「パリの強盗」という意味ですね。

このような些細な英語の発音のルールを知るだけでも、ぐんと英語の発音が良くなるのです。
英語の発音が良くなると、英語が通じるようになり、自分の英語に自信がつくようになっていきます。
自分の英語に自信がつくようになってくると、もっと英語が話したくなります。

このように、英語の発音ルールを知り、実践することは英語スキルの向上にとても役立ちます。

このチャプターのWords&Phrasesは以下の6つです。

thieves
purses
worth
analyze
robbery
break-in

ネイティブキャンプ  実践発音  Robbery in Paris https://nativecamp.net/textbook/page-detail/2/917

単語の意味はわかりますか?
発音はどのようになるでしょうか?

thieve/θif/
purse/pərs/
worth/wərθ/
analyze/ˈænlˌaɪz/
robbery/ˈrɑbəri/
break-in/breɪk//ɪn/

発音記号は、発音トレーニング基礎で学ぶことができますので、ここで自分の理解できていない箇所を見つけることができたら、発音トレーニング基礎を受講してみることもおすすめです。

上級になると、最初のチャプターは"An Unlucky Day?"となります。
リーディング用の文章で使われる単語もレベルが上がってきます。

cultural mainstay
altogether 
seat assignments
venues
theories

ネイティブキャンプ  実践発音  An Unlucky Day? https://nativecamp.net/textbook/page-detail/2/950

cultural mainstay/ˈkʌltʃərəl//ˈmeɪnsteɪ/  なくてはならない文化
altogether/ˌɔltəˈɡɛðər/
seat assignment/sit//əˈsaɪnmənt/
venue/ˈvɛnyu/
theory/ˈθɪri/

上級に使われる単語で、わからない単語は無料のオンライン英英辞典で英語で確認するようにします。私は個人的にOxford Learner's Dictionaryを好んで使用しています。

mainstay/ˈmeɪnsteɪ/
a person or thing that is the most important part of something and enables it to exist or be successful 
何かの最も重要な部分であり、それが存在するか成功することを可能にする人または物

https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/american_english/mainstay?q=mainstay

このように、発音学習は英語学習の要(かなめ)であると同時に、かなり面倒な作業も伴います。
母音、子音、リンキングサウンドなどのルールを学び、実践していく、各単語の発音記号を調べてその通りに発音していくことが大事になります。

1週間で英語の発音をマスターすることはできません。
英語を学びたい場合は、数年かけて発音矯正するイメージでコツコツとやっていきたいところです。


2、格安オンライン英会話でネイティブの講師から発音を学ぶ


2番目は、「格安オンライン英会話でネイティブの講師から発音を学ぶ」です。

こちらは、「将来英語を使うかもしれないし、ネイティブのように英語を流暢に話せるようになりたいが、高額なお金をかけたくはない。限られたお金で使えるソースを最大限に使いたい」という方向けの方法です。というのも、3年前の私がそのような状態だったからです。

たったの1万円で北米発音をネイティブから学ぶ

コロナ渦でどこにも行けず、もちろんネイティブと話せるようなミートアップにいくこともできず、当時は彼氏だったアメリカ人の彼とも遠距離をしていました。なんとなく結婚をしてアメリカに移住するのかもしれないという感情を持っていたため、それまでにアメリカ英語をうまく話せるようになりたいなあ、どうしようかなあ、と思っていたところでした。

多くの人がそうされてきたように、私もコロナ渦をきっかけに格安オンライン英会話に興味を持ち、ネイティブキャンプに入会しました。

当時は、7日間の無料体験期間プラス、「コインおかわり」制度という夢のようなキャンペーンをやっており、7日間は無料でネイティブ講師のレッスンを受講できたのです。

そこで見つけたお気に入りのカナダ人講師から徹底的に英語の発音を学ぶことに決めました。

なぜなら、その講師が「あなたは本気で発音を学びたいの?」と聞いてきたからです。その質問は私にとっては運命的な質問で、その講師が「腹を括れ!発音を学ぶのは簡単ではないよ」と言ってくれたからこそ、本気で発音を学びにいきました。

7日間の無料体験後、1レッスン500コイン(=1,000円)のレッスンを週に数回受講していました。

他のオンライン英会話プラットフォームと比べても安かったですし、わざわざ留学に行ったり、日本国内で対面での授業を受講するよりも安く、効率的に受講できたので多少の支出は気になりませんでした。

発音のレッスンは思ったよりも大変でした。

私の場合は、TEFLライセンスを持つカナダ人講師から発音レッスンを受講しました。

ネイティブキャンプの教材は主に「トピックトーク」でしたが、発音の指摘をしっかりしてほしいと依頼したところ、2つの発音で25分のレッスンが終わってしまうほどかなり厳しい発音レッスンを受講することができました。

25分のレッスンはたったの1,000円。
私はそのカナダ人講師から10回のレッスンを受講したので、支払ったのは10,000円ほどです。無料体験期間もあったため、実質10,000円も支払っていません。

今思えば、この10,000円で自分の英語の発音に危機をもつことができ、ネイティブ講師から発音のレッスンを受け、発音に向き合うことができるきっかけとなりました。

なかには、そのようなレッスンをわざわざ留学しに行ってまで受ける方もいます。留学に行くには、飛行機代、宿代、学校費用、エージェント費用、食事など余計な費用がかかります。

私は転職のさいに有給を使って2週間のみ語学学校に通ったことがありますが、中学で学んだような内容をちょろっとするだけで終わってしまいました。それだけで2017年当時、留学エージェントに支払った費用は30万円です。30万円払って現地の学校に通っても、いい先生に出会えなかったり、中学でするような基礎の文法をダラダラと授業でするだけであれば、オンライン英会話で自分と合うようなネイティブ講師を探して、毎日レッスンを受講する方がよっぽどよいと思います。

そのカナダ人講師が25分間ずっと同じことを注意し続けてくれた発音記号は、childhood/ˈtʃaɪldhʊd/ の「ʊ」でした。

まさか、こんな発音記号があるとも思わないし、ネイティブにとって、適当に発話された英語を聞き取るにはかなりのストレスがかかることも理解しました。

あとは、condition/kənˈdɪʃn/の「ə」。英単語で最も頻繁に使われている発音記号です。当時、私はこの存在を知りませんでした。
今では、日本人英語学習者がこの発音記号を知る術もなく英語の学習をしていることにかなり違和感があります。
日本人で発音記号を知らないと「コンディション」と発音しますが、英語ネイティブにとってはとても聞き取りづらい発音なのです。

しかも、発音記号の存在を知った後からが大変です。
発音記号の使い方を知っていたとしても、口で説明できるとしても、実際に使うことができないのです。
英語を話すときは、次から次へと単語が出てきますが、何も考えないで発話していると発音記号がまったく応用されず、想像とは異なる日本語英語しか口から出てきません。

これは、練習が必要で、多くの失敗、多くの指摘、自ら修正し意識しながらの英語での発話をコツコツと継続していかなければ身につきません。

私は、発音矯正はすべて独学でネイティブキャンプにて済ませています。もちろん、教本(アメリカンアクセントトレーニング)を使用、英文ニュースでシャドーイングをしたり、毎日のレッスン受講時もひとつひとつの単語の発音記号を調べて、多国籍講師で米国生まれ、米国育ちの方がいるのでその人に毎日修正してもらっています。発音記号を知ってから3年が経ちますが、いまだに練習と矯正の毎日です。

発音は自らがその必要性を自覚しないとよくならないものです。
私は、高額な英会話レッスンは受講しない派なので、独学で貪欲に、格安オンライン英会話の手を借りながら練習してきています。

ネイティブキャンプでは、発音矯正の教材でしっかりと基礎知識をつけ、レッスン中に練習ができるようになっているので、ぜひ発音トレーニング(基礎・応用)と実践発音教材を受講されてみてください。


3、ネイティブと話し通じない経験を得て、学び続ける


大人の英語発音学習が難しい理由

3番目は、「ネイティブと話通じない経験を得て、学び続ける」です。

英語を話せるようになりたいと素晴らしい目的をお持ちです。こちらの記事をみてくださっている日本人英語学習者の方には、「通じる発音」を身につけてほしいと思っています。

まず、大人の日本人英語学習者のかた(25歳以上を想定)が、みようみまねでネイティブっぽい発音を真似して発話したところで、それっぽい発音になる可能性は少ないです。

自分では、ネイティブっぽい発音で話しているからいいや、となかなか気付けないのですが、録音していざ聴いてみると何を言っているかわからなかったり、とても聞きづらかったりします。

例えば、日本語の母音は5つしかありませんが、英語の母音には24の子音と約15の母音があります。

そのため、発音の基礎を何も知らない日本人英語学習者がなんとなく真似をして、アメリカ発音ができるようになる(もしくは日本人以外の英語話者に聞きやすい英語を話せるようになる)のはとても難しいことだとわかります。

東京大学のWEBサイトに英語の発音と発音記号についての解説PDFがあるのでご参照ください。

人によっては堅苦しい講義動画よりも、実践的に発音を学びたいという方もいらっしゃるかもしれません。また、ひとりでひっそりと発音練習をして上達したいという方もいらっしゃるかもしれません。
私は、ひとりでこっそり練習したいタイプでした。

実践的に発音練習できるおすすめの方法

普通のネイティブスピーカーは、母語の発音を私たち日本人英語学習者に説明することはできません。なぜなら、その発音は生まれたときから周りで話され、意識しなくても使えるからです。
しかし、私たちのような大人の学習者だとそうもいきません。
だからと言って、発音を学ぶのに遅すぎるというわけではなく、むし大人になってからの方が子どもよりも学びの速度が速いと言われています。
"Younger faster, older better"と言われています。

そのような英語学習者の方々には、ネイティブキャンプ の発音教材をおすすめします。

この発音教材は、最近アップグレードされてさらに内容の濃いものになっています。発音教材については、1と2で説明をしています。

発音教材もいいけど、なんだかしっくりこない。もっともっと本気で学びたい!という方には(こちらも7年前の私です)、「ネイティブと話して通じない経験をたくさんしてみる」ことをおすすめします。

こちらは人の学習方法の好みによっても変わるかもしれませんが、私は個人的に、いちど自分の力不足さを自分で経験してみて学習のやる気を出すというタイプです。

自分のできない箇所がわからないのに、大人しく発音教材をやり続けるのも飽きてしまいますよね。

そのような場合、発音に厳しめのネイティブ講師のレッスンでデイリーニュースでもいいですし、トピックトークでもなんでも、ご自身が楽しそうだなと思うものを選んでみてください。

ガチのネイティブしかいないCambly

その場合、あまり講師慣れしていない普通のネイティブと話すことをおすすめさせてください。
なぜなら、日本語英語の発音慣れをしている講師の場合は、いくら発音が下手でも理解できてしまうからです。
その場合は、ネイティブキャンプではなく、よりネイティブらしいネイティブが多く在籍するCamblyをおすすめします。おそらく、日本語英語は通じません….。

1週間に1時間のコースで、月額$67です。
ネイティブキャンプが月額6、480円で毎日受け放題ですので、割高に感じるかもしれません。
しかし、料金が安くなっている期間や、友人紹介URLをうまく活用してなるべく安くレッスンを受講できることができます。

下記のURLから登録していただくと、無料で10分レッスンを受講することができます。


2023年4月の価格
https://www.cambly.com/en/student/subscribe


Camblyで自信喪失したらネイティブキャンプで練習

一方、Camblyだけでは足りないという方にはネイティブキャンプでの練習も可能です。Camblyで英語が全然通じず挫けたという方はネイティブキャンプに戻ってきてくださいね。笑

今回初めて、私がお世話になってネイティブ講師をご紹介します。
こちらの講師は、プロ講師です。
きちんと日本人英語学習者の発音の癖を理解して、根性強く発音を教えてくれます。
私は25分の間、ずっとひとつの音を練習し続けて、レッスンの後は何もできないくらい疲れ切っていました。笑

ネイティブでないけれども生まれと育ちがアメリカであるベトナム人講師もご紹介します。この方は、かすかにベトナム訛りがありますがアメリカ生まれ育ちのため考え方がアメリカ人です。
バイリンガルの講師の方が、モノリンガルのネイティブ講師よりも英語学習の大変さを理解してくれるのでよいです。
この講師のレッスンは少し厳しく、笑顔も少ないですが、本当に英語を上達したい場合は、笑顔が少なくても一生懸命教えてくれる講師を選んだ方が良いと思っています。

わからないことはすぐにその場で聞きましょう。
日本人のように察してはくれません。
分からないことをわからないままにすると、その状態で次の項目に進んでしまいます。
逆に質問をすれば、丁寧に解説してくれますよ。

1年以上は続けたい

私の場合、ものの覚えが悪く、ひとより何倍も努力をしなければいけません。学んでもすぐに忘れてしまいます。
そのため、発音記号の存在に気づいて7年目、オンライン英会話レッスンで実践的にアメリカ発音を学び始めて3年目になりますが、まだまだ練習が必要だと感じています。
私の場合は、そんなにお金をかけずにある意味独学(オンライン英会話レッスンのみで練習している+旦那がアメリカ人のためネイティブとの会話で発音を学べる)ですので、こんなに時間がかかっているのかもしれません。

発音記号を知っているのと、理解しているのと、発音できるのと、実際の英会話で使える、というのはまったく異なります。

なので、発音が身について英会話で使えるようになるまでというのは長い道のりになる可能性があります。
もちろん、どこをゴールにするかも関係してきます。
私の場合は、アメリカ人と見分けがつかないくらいの発音を目指しているので、まだ先は長そうです。

ネイティブ発音を身につけたいと思っている、英語に熱のあるみなさまが、ご自身が納得できるレベルまでの発音ができるようになることを願っています。

ご感想、不明点などありましたら、お気軽にコメントくださいね。

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