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自分がかっこいいと思えることを選んでいく人生

自分がかっこいいと思えることの中には、自分を構成する軸や価値観がたくさん隠れているんじゃないかと思う。
たとえば仕事を選ぶ時、何か始めようと思う時、何かを購入する時…。

これまでたくさん迷ってきて選択を迫られたとき、私は何を基準に選んできたかな?と考えると
単純すぎて恥ずかしいけれど「自分がかっこいいと思えること、モノ」を基準に選んできた。
(何かを購入する時、お金のブロックがまだ外れていないのが私の中で課題ではあるけれど)

でもそれが結果的に良かったと思うし、実は自分がかっこいいと思うことの中には「やってみたい」「こう在りたい」「こんな自分でいたい」「こんな気分で過ごしたい」っていう大切な真意が潜んでいるんだと思う。


◇ これまで自分がかっこいいと思って選んできたことと、その結果

☑︎中学校時代の部活「剣道」
幼少期から髪の毛はショートカットでスカートよりパンツ派。リボンもフリルも苦手で、かわいいよりかっこいい感じに憧れていた。
剣道では摺り足で一歩大きく踏み込んで「ヤァーー!!」と竹刀を振り下ろす自分を妄想して入部。
防具の汗臭さと引き換えに引退試合では悔し涙が出るほど一生懸命で、楽しかった。
憧れの武道で学んだことはたくさん。
高額な防具をそろえてくれた両親にも感謝。

☑︎高校時代の部活「硬式テニス」
ただ単純にやってみたくて、コートのラインギリギリにバシッとボールを決める姿を妄想しながら選んだテニスは、選手として活躍はできなかったけれど、その日々は青春そのもの。

☑︎同じく高校時代、「英字新聞の購読をしたい」と両親にお願いした。
どうしても英字新聞を読んでみたいと思ったのに続かなくて、いつしかそれがオシャレなラッピング用紙と化した。
こうなることを想定して否定しなかった両親に感謝(笑)
ネタにしかならないと言ってしまえばおしまい。英字新聞の内容を理解したいと頑張った日々は無駄なんかじゃない。

☑︎夫の転勤でアメリカの田舎に5年間住むことを決めたこと。
夫は私の即「Yes」の回答に驚いていた。
住みやすくて住み慣れた日本を、好んで離れる奥さんはあまりいないそう。(しかも赤ちゃん帯同で)
私は海外生活に強い憧れがあったし、英語で生活しているかっこいい自分を妄想(どんだけ妄想…)してワクワクが止まらなかった。
結果、私の中では第2の青春時代と言えるほど
大好きな場所と思い出ができた。
他の何にも代えがたい経験。
あの頃、やめといたら?本当に行くの?という声を振り切ってよかった。食べ物は口に合わなかったけれど。

他にもたくさんあるなぁ。
あの時のあの時間は意味があったのかな?とか、遠回りだったかな?と思えることもあるけれど、やってみた勇気は我ながらかっこいいと思うことにしている。

◇ ある高校生のはなし

ある番組で知った、アスリートを目指していた高校生の話。
知人の紹介で授業と部活後に介護のアルバイトをすることになったそう。
孫のようにかわいがってくれるおじいさんと「元気になったらキャッチボールをしよう」と約束して、心が動き介護にやりがいを感じ、その道に進む選択をしたという話を聞いた。
体を鍛えていたから入浴介助も得意だし、何よりありがとうの言葉が嬉しいのだとか。
すごくかっこいい!と思った。

人からかっこいい、すごいと思われるような承認欲求からではなく自分の中から湧き出てくる「やってみたい」の思いは最強だと思う。

入り口は何だってよくて、たまたま行った先で見たものがきっかけで価値観が変わるかもしれない。
だからスマホの中の世界を覗いているだけじゃなくて外に出て知らない世界のことを見たり聞いたりし続けたいと思った。

番組で見た高校生みたいに、思い切ってその扉を開けるか開けないかで人生が変わるかもしれないから。

◇ かっこいいと思うことは人それぞれ違うからおもしろい


外見的なことでいえば、黒髪、明るい髪色、グレイヘアー、スキンヘッド…かっこいいと思う髪型は人それぞれだし、ファッションも然り。

職業だって、自分が選んだものなら理想と違ったとしても正当化してみて、とことんかっこよく働いてみたらいいと思う。どんな仕事にも雑用なんてないし、たとえばそれが特別なスキルが必要なくてもできるような小さな仕事だとしても、それに繋がる大きな仕事を円滑に進めるための重要な役割を果たし、快適な環境を整えるためになくてはならない作業だったりするから。それをコツコツこなすこともすごくかっこいいと思う。
それを経て、より、自分にとってかっこいいと思える(やってみたいと思える)ことに出会えたら、なんかいいよね。

◇ やってみたい気持ちを大切に扱ってあげたい


スルスルと効率よく生きられたらラクかもしれないけれど、自分の中の美意識に沿って「やってみたい」の気持ちを大切に扱ってあげたいな。
やってみてうまくいかなければ納得できるし、どんな経験も、より良くなるための材料に、そしてネタになるはず。

私は、子供達が小学生の頃、バイトをしながらスクールに通い資格を取って自宅サロンを始めた。二世帯同居や、立地条件で思うようにいかなかったり、子供たちの成長過程で今やりたいことや価値観がが変わってきた。
ときどき来るプチ不調に左右されたり、迷うことだらけだけど、流されて何となく過ごすことだけは、嫌だ。
これからどうしようかまさに考え時。

そんな中「自分にとってかっこいいと思うかそうでないか」で選べているかな?と時々立ち止まる。
すなわち自分の美意識に沿っているか?

ここを判断基準にすると、迷いが少なくなる。
とはいえ、そう簡単にはいかないこともある。(そっちのほうが多いかも)
わかっていても現実的に無理なことだらけで、動けないときもあるけれど…。

実験するように生きていきたいな。
実験は失敗が前提だし、やり方を変えてみたらやっとのことでうまくいったなんてザラ。
やってみなはれの精神で、これからもやってみよう。

別府に移住すると突然出て行った弟のことを思い出しました
最後の方に好きな言葉があるのです♡お読みいただけたら嬉しいです。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。


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