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自分の宝物を見つけて磨く

こんにちは。

最近、森岡毅さんの『苦しかったときの話をしようか』を読みました。
この本は、人生を豊かにする働き方について、森岡氏がこれから社会に出ていく愛する娘さんに向けて書いたメッセージをそのまま本にして出版されたものです。
この本を読んで、自分が医師という仕事をやっている中で感じていた「仕事にいまひとつ情熱を注げない」「何を目標に働いたら良いんだろう」という悩みに対するヒントが見つかり、仕事にどう向き合うかを考え直すきっかけになりました。
たくさんの学びがあったのですが、その中で特に心に響いたのが「自分の宝物を探して、それを磨くこと」が、キャリア形成で成功する鍵であるという教えです。

本書の中で、森岡氏は、自分のキャリア戦略を成功させるためには、自分の得意な事・特徴(宝物)を認識して、それを生かせるような文脈(環境)に自分をおくことが重要だと伝えています。
人は皆それぞれが必ず何かしらの強み(宝物)を持っていて、それを磨いて生かせる環境がマッチした時に爆発的に成長できるそうです。

しかし私はそれを今まで考えてきませんでした。
なんとなく人の役に立ちたいという浅はかな理由だけで医師を志し、医師になったあとも特に目標は見つからず、ひたすら目の前の仕事をこなすだけの受動的な働き方をしていました。
そうやって仕事をやっていれば、いつか成長して、やりがいも出てくると思っていました。
しかしどうやらそれは違うようだとこの本を読んで気付かされました。

今まで、輝いて見える先輩医師たちを見て、自分も同じようにやろうとしてもうまくいかないし、そもそもやる気が出ずに続かない、ということを何度も経験してきました。
まずは自分とちゃんと向き合って、自分の強みを知り、それを生かせるような働き方をしていくべきだったのです。

自分の特徴を磨いて、それが人の役に立つことにつながればきっと幸せに働けるんだと思います。
これからは、自分が何が好きなのか、何が得意なのかを意識して、それを生かせる文脈を探して成長していけたらと思います。

素晴らしい気づきを与えてくれた本でした。
できればもっと早くに読みたかった。
でも今の段階で気づくことができてよかったと深く感じています。
この本に出会えたことに感謝です。
働くことについて悩んでいる方にはおすすめの本です。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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