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読書日記27 ファンベースな方向へ

こんばんは。えりたです。
本日、読了した本はコチラ。

『ファンに愛され、売れ続ける秘訣
 新しいセールスのカタチ』
■和田裕美/アドバイザー:佐藤尚之
■かんき出版
■1500円+tax
■ISBN:9784761276225

私が、ビジネス書を読んでいて
いちばんおもしろいと思うのは
読むと同時に、
思考がものっそい勢いで走ってく感覚を
持つとき
です。

この本は、
特に前半の話で
その感覚を強く持つことができたのです。
そして、そのドライブ感はかなり爽快でした。

・ ・ ・

この本の核となる部分
以下の文章で端的に語られています。

では、
「買ってくれる人が減っていく」
という厳しい現状で
私たちはいったいどうしたらいいのでしょうか?
答えはとてもシンプルです。
それこそが「ファンをつくること」なのです。

同書22頁

そして、この本で
何度も繰り返されるのは。

ファンづくりにおいて
売り込みではなく
会社や自分のファンになっていただくには
どうしたらいいのか? と
まずは考えてみることが大切です。

同書30頁

つまり、
昭和や平成で王道とされた
目先の利益にこだわる
数字至上主義を脱しよう

そうして、
自分や会社のファンを作ることで
彼らの目線を大切にしながら
中長期的に利益をつくりあげよう
この本では説くのです。

では、ファンとは何か。

その定義を
『ファンベース』の著者である
本書のアドバイザーであるさとなおさんは
次のようにまとめます。

ファンって何かというと
僕の定義するファンとは
企業やブランド、商品が大切にしている価値を
支持してくれている方たちを意味します。

同書48頁

この本は副題に
「新しいセールスのカタチ」とあるように
主に営業職の方向けです。
でも、ここにある内容って
営業職の方だけでなく
たとえば、私のように
noteを頑張ろうと思っている人
個人で発信、起業している人にも
参考になるマインドだと思うのです。

自分が発信するもの、
お客様に向けて提供するもの
あるいは、
発信者側が信念とするモノの価値を
支持してくれるのが「ファン」。

そして、我々が目指すべきは
そういった「ファン」を
少しずつでも増やしていくこと
であると。

確かに、noteでいえば
フォローをしてくださったり
あるいは、
記事単位であれば
スキをしてくださったり。
さらに言えば、
フォローまではせずとも
通ってきてくださったりする方々が
確実にいらっしゃいます。

そして、
ファンの方が
ファン予備軍の方を連れてきてくださる。
そうすることで
じわじわとファンが増えていくわけです。
(noteにはその仕組みもありますしね)

でも、それは
短期間では到底成し得ません。
もっと言えば、
目先の数字、
たとえば、
フォロワー数の増減とか
記事のview数とか
それを見て一喜一憂するマインドでは
絶対に辿り着くことはできないのです。

けれど、そうは言うものの、
やっぱり数字を気にしてしまうのが
人情なわけで。
私もちらちらと見ては
落ち込む毎日なのですが。

本書では
少しずつでいいから
この「ファン」という視点を
自分のなかに沁み込ませていこう

提案します。
そして、そのための具体的な方法を
幾つも例を用いて説明します。

もちろん、営業職の方が
メインの読者層として設定されてますから
会話例はどの分野の方にも参考になる、
というわけにはいかないです。
でも、Chapter4までの
総論、各論の部分は
わりと汎用性が高く
参考になる方が
たくさんいらっしゃるのではないかと
思います。

・ ・ ・

最初に、私は
この本に対して
読むと同時に
思考がものっそい勢いで走ってく感覚が
爽快な本
だと書きました。

この本は
「ファンベース」という軸を示すことで
読む人自身の仕事だったり
目指すものだったりを
明らかにさせてくれます。
あるいは、
そこに足りないものは何か、
要らないもの、過剰なものは何かを踏まえ
強制的に再考させてくれる
というか。

そういう意味でも
読んでよかったと思える本でした。
よろしければ、ぜひ。

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