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抹茶トリュフの罠



 クスリを盛られた。


貰った抹茶トリュフの中に、しびれ薬が入っていたのだ。



場所は見知らぬ一室で、お店の中だろうか。白い壁にポスターが貼ってあった。新発売の抹茶トリュフの宣伝だ。
トリュフを半分に切った断面の写真が、右側にデデンと大きくのっている。
外側は抹茶チョコ、中身は生チョコ。


わたしは美味しそう、とポスターを見ている。

お!!と声がした。
右側を見ると、親戚2人(親戚だったよなぁ?)が歩いていた。


「お〜!!これあげるよ〜」と親戚が何かくれた。
わたしがさっき見ていた抹茶トリュフだ。
「わ〜ありがとう〜」と、わたしは嬉しそうに抹茶トリュフを食べる。


あれ…?なんかおかしい。
手が痺れている。
親戚をパッと見ると、にやりと嫌な笑みを浮かべている。


やられた!!!


わたしは親戚にしびれ薬を盛られるなんてと、少しショックを受けていた。あっという間に親戚2人はいなくなっている。母に、しびれ薬を盛られた!!と話していると

目が覚めた。


わたしは左手を見た。
頭の下に置いていた左手が痺れていたのだ。
しびれてるなぁ〜と思いながら、もう一度眠りについた。



夢を覚えているときに「夢占い 〇〇」と検索すると、大体言いことなんて書いていない。


 「薬を盛られる夢は、警告夢のひとつです。」


ほらほら、やっぱり。
わたしに悪いメッセージを送ってきている。

いや、左手が痺れたままだと危険だよ!と警告してくれているとしたら、いい夢とも言えるかも。


夢は夢だからね。
夢に左右されないように、清く正しく、美しく。
ほいほいっと生活しよう。



ん〜。抹茶トリュフが食べたくなってる。




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