見出し画像

うっぷうっぷ



◎夫婦二人暮らしの日常を書いています。



 漢検のために、連日勉強をしている。
とは言っても、日中ひとりでいるときは集中できず、スマホを触ってしまうことが多々ある。
時計を見て、罪悪感であ〜とすぐに後悔するが、現実逃避にスマホは最適すぎるんだよ。くそぅ。


ガラケーにもどりたい。
何度もメール問い合わせをしていた頃にもどりたい。
不便がちょうどいい。
機能がありすぎるのも問題なんじゃ、と思う。



夫と夜ごはんを食べ終え、しばし寛いだあとは勉強を再開する。夫も試験が近いので、二人でテーブルに向かっている状況が、放課後の勉強会みたいな、友人の家の勉強合宿(やったことはない)みたいな感じがしていい。


けぷ

夫が軽いげっぷをした。


わたしは、夜ごはん作りすぎたかな?
体調悪いのかな?と心配になった。

最近の夫は風邪っぽく見えるから、一挙手一投足に反応してしまう。

「吐きそうとかじゃないよね?」

「ちがうよ〜。げっぷしただけ」

「だって、時々うっぷうっぷしてるじゃん」

「………よくうっぷうっぷしてるって言うけど、それなに?」

「え!?わかんないの?」


我が家では(主に姉とわたし)は、胃もたれ気味でむかむかするというか、お腹いっぱい・げっぷが出るくらい苦しいというか、とにかく胃か腹の不調を伝えるときにうっぷうっぷすると言っている。

例)ごはんを食べていて、食べきれないとき

「うっぷうっぷしてきた〜。これいる?」
「食べる〜」

例2)体調不良

「最近うっぷうっぷする。」
「大丈夫?食べられるものだけでも食べな〜」


「うっぷうっぷ」というときも、「うぷうぷ」するというときもある。



うっぷうっぷは共通語じゃなかったの?



こちらは当たり前だと思っていても、
あちらでは当たり前じゃない。

伝えたい言葉を受け取る相手が知らなければ、
いくら伝えようとも伝わらない。


ふぬぅーーー。
鼻から長い息を吐いた。





もしサポートいただけたら、部屋の中でものすごく喜びます。やったーって声に出します。電車賃かおやつ代にさせていただきます。