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とろ日記(5/25と5/28付加価値③)
夜、道に落ちていた割り箸を見つけた夫とわたし。落ちていた割り箸を拾うことから物語が出来そうと、互いに披露し合ったのだが…。
わたしが想像した割り箸の話はこちら↓
夫が考えた話↓
数日後、わたしはまた割り箸のことを考えていた。
・夫とわたしが考えた話の方向性の違い。それは、そりゃあ当たり前なんだけれど、人の思考はそれぞれ違うってのを改めて感じることができて、おもしろい
・夫の話からわたしは「同僚女性が触れたかもしれない割り箸」と気持ち悪さを出したけれど、これって付加価値がついたってことだよね
付加価値かぁ。
気持ち悪さ繋がりで言うと、〇〇ちゃんのリコーダーを舐めるとか、ストーカーがゴミ袋を漁って、ストローやティッシュをジップロックに保存するとか。こういうのもすべて「〇〇さんのもの」が足されることで、価値が爆上がりしてるってことだよね。
オークションもそうか。野球選手のボールやミット、ユニフォーム。バンドマンのギターとか?
ほぉーん。ふーむ。
価値か。文章もだな。エッセイも基本的には芸能人が書いたものを読みたいって思うもんなぁ。
文章の力で自分に興味を向けさせるなんて、そうそうできない。
こだまさん、くどうれいんさん、小原晩さんはすごい。
ふーぬ。
付加価値。付加価値。付加価値。
わたしが有名人になる→文章を書く→読んでもらう
そんなサイクルを考えるが、そっちのほうが宝くじを当てるよりも難しい。
最近SNSを見ていたら流れてきた言葉が胸の中に置かれていて、自分で開けてみることがある。
どうしたらnoteがたくさん読まれるか、に言及している人はかなりいるから私は逆を書いてみる。個人的な意見だけど、定期的に読んでいた人の記事を読みにいかなくなるのは、自分が毎回読みにいっているのに「全然読まれない。もうやめようかな。まじ無意味」みたいなことばかり言う人だよ。
— 秋谷りんこ (@Rinko_Akiya) May 18, 2024
ああ、私は「読んでほしい人」じゃなかったんだな、と思うと、足が遠のくよ。別に感謝されたくて読みにいっているわけじゃないけど、いつも読んでいるのに「誰も私の記事なんて気にしてないし、書く意味ない」とか言われると、私は読者として透明人間か、と思ってしまう。
— 秋谷りんこ (@Rinko_Akiya) May 18, 2024
たくさん読まれることは嬉しいことです。それは絶対にそう。でも、一人でも読んでくれたら、その人は読者さんなんだよ。上を見たらキリがない。村上春樹さんも東野圭吾さんも、最初の読者ひとりは絶対にいたはずだよ。私は、そういうひとりを大事にしたいです。
— 秋谷りんこ (@Rinko_Akiya) May 18, 2024
ほんとそうだよな。
書いているうちに、数が気になってくる。でも、数じゃない。わたしにとっての付加価値。付加価値。
相互フォローの方や、通りすがりやちらっとでも読んでくれる方がいるのって、昔のわたしじゃ考えられないもんね。noteを始めるまで、誰かに読んでもらうことってなかったもん。
割り箸→付加価値→読者の数→書くこと→
思考が巡っていった。
数よりも、書きたい内容を書けるようにすることとか、書きたいことを忘れないうちに書くこととか、そういうのをさ。大事にさ。
取って付けたみたいに思われるかもしれないけれど、読んでくださるみなさま、いつもありがとうございます。
スーパーに行くがてら、割り箸の生存確認をしにいった。意外にも、割り箸はもう落ちていなかった。てか、落ちている時点で割り箸が使われることはないはずだから、既に「死」だったのかな。
わたしはまだ割り箸のことを考えている。
え。これも割り箸の思惑?
もしサポートいただけたら、部屋の中でものすごく喜びます。やったーって声に出します。電車賃かおやつ代にさせていただきます。