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「いいね」を認めてもらえる日まで。


先日、図書館でこちらの本を読んだ。

『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』

発売日:2018年7月26日
レーベル:集英社
著者:石田勝紀

使ってませんか? 子どもの心を破壊する3つの呪いの言葉。

自己肯定感が高い子どもは、
・自分の意見をきちんと伝えられる
・進んで勉強に取り組む
・むやみに傷つかない
・協調性が高く、他人に寛容(やさしい)
・失敗をおそれない
・無用のいさかいはしないetc……

つまり、自己肯定感が高い子どもは、人生をハッピーに生きる術を持っているのです。

実は、多くの親御さんが日常使っている「早くしなさい!」「ちゃんとしなさい!」「勉強しなさい!」などの言葉が、子どもの自己肯定感をつぶす大きな原因になっています。本書で教える簡単な「10の魔法のことば」を上手に使うことで、子どもたちの自信は、驚くほどの上昇カーブで回復していきます。自主性が芽生え、成績は上がり、努力をいとわない子どもに育ちます。

ぜひ「おためし3週間」くらいの気持ちで、魔法のことばを日常にちりばめてください。家族みんなの笑顔の時間が必ず増えていきます!

集英社ホームページより


さらっと読みやすく、ふんふんなるほど…と終始頷きながら一気読みした(内容のメモは最後に載せてます)。

魔法のことばは、シンプルで短く、分かりやすいものばかりだった。

その中の1つが、「いいね」

褒めるのもいいけど、わざとらしくなると子どもが見抜いてしまうので、褒めるのではなく“承認”する。「いいね」は軽く言えて、認めていることを伝える魔法の言葉だそうだ。


私も、「いいね」、「いいじゃん」はよく使っているつもり。

それで、読みながら、私もそこそこいい声掛けしてるじゃん、と自画自賛していたのだ。




その日の、夕食時。

本の内容を思い出し、子ども達に質問してみた。

ーーママの口癖って何だと思う?

息子(小2)「クチグセって何?」

ーー良く使う言葉だよ。

息子「ふ~ん。ない。」

ーーえ、ないの?

娘(小6)「確かに、ママって、色んなことをたくさん言うから、口癖がどれだか分かんない。『え~?』とかじゃない?」

息子「あ~。『ヤダ』とか『ダメ』とかも言うよ。」

娘「『ヤダ』は、よく言うね。『早く寝るよ!』も、毎日言うよね。あと、あれだ。『○○(推しの名前)』とか。」

あれ?ちょっと待てよ。魔法の言葉は1つも出てこないじゃないか。むしろ、否定や命令が多い印象?それに口癖が推しの名前って…(そんなに言ってないけど!)。

しびれを切らして、自ら聞きに行く。

ーー「いいね」とかよく言わない?「いいじゃん」とか。

娘「まあ、それも言うっちゃ言うけど…。多くはないんじゃない?」

ーーそ、そっか。了解。


チーン。そこまで話して、会話は終了した。


私も、「いいね」、「いいじゃん」はよく使っているつもり。

さっき書いたやつ。


こんなことを言ったのは、どこのどいつだ。


実際、子ども達にはあんまり届いていないんだなあと現実を知ったのだった。

そっか。

自己評価で満足してはいけないのだ。

こうやって、時々社内(家族)評価を受け、その結果がいかなるものであろうとも、真摯に受け止めていかないとね。

ーードンマイ、私。

誰も慰めてくれないので、自分で自分を励ました夜なのだった。


魔法使いには程遠いな…。


ビール、もう一本飲んじゃおうかな。


「いいね」をよく言っていると認めてもらえるその日まで、くじけずに言い続けていきたいと思う。





最後までお読みいただきありがとうございました。

「やってるつもり」は「やってない」に近いと感じました。まだまだ伸び代たくさんありそうです(笑)。


ちなみに、本の内容のメモはこちら。

《呪いのことば》
✹早くしなさい
✹ちゃんとしなさい
✹勉強しなさい

短所いじりはしない。長所をさらに伸ばせば、短所は後から伸びていくもの。


《承認=才能を伸ばすことば》
①すごいね
②さすがだね
③いいね

軽く明るくさりげなく言う。勉強には、「いいね」だけ使う(プレッシャーになるから。ただでさえ、点数や偏差値で優劣が付けられている現実がある)。些細なことこそ褒める。


《感謝=心を満たすことば》
④ありがとう
⑤うれしい
⑥助かったよ

「ありがとう」と言える場面をたくさん作る(小さな頼みごとを頻繁に)。心をこめて言う。合わせ技も効果がある。


《感心=自尊心を育てることば》
⑦なるほど
⑧知らなかった

自分の話に価値があると感じさせる。忙しくて「あとで聞く」と言った約束は、必ず守る。


《安心させることば》
⑨だいじょうぶ

失敗しても大丈夫と思わせる。「きっと」や「絶対」をあえてつけず、さらりと軽く言う。ただし、大舞台の前では使わない。


《指摘しながら受容することば》
⑩らしくないね

ぴしゃりと軽く一回だけ言う。理由を聞くのは、落ち着いてしばらくたってから。

色々取り入れていきたいですね。

こちらの記事も面白かったです。



※色々と、お借りしました。






***2024/2/5追記***

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