「いいね」を認めてもらえる日まで。
先日、図書館でこちらの本を読んだ。
『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』
発売日:2018年7月26日
レーベル:集英社
著者:石田勝紀
さらっと読みやすく、ふんふんなるほど…と終始頷きながら一気読みした(内容のメモは最後に載せてます)。
魔法のことばは、シンプルで短く、分かりやすいものばかりだった。
その中の1つが、「いいね」。
褒めるのもいいけど、わざとらしくなると子どもが見抜いてしまうので、褒めるのではなく“承認”する。「いいね」は軽く言えて、認めていることを伝える魔法の言葉だそうだ。
私も、「いいね」、「いいじゃん」はよく使っているつもり。
それで、読みながら、私もそこそこいい声掛けしてるじゃん、と自画自賛していたのだ。
…
その日の、夕食時。
本の内容を思い出し、子ども達に質問してみた。
ーーママの口癖って何だと思う?
息子(小2)「クチグセって何?」
ーー良く使う言葉だよ。
息子「ふ~ん。ない。」
ーーえ、ないの?
娘(小6)「確かに、ママって、色んなことをたくさん言うから、口癖がどれだか分かんない。『え~?』とかじゃない?」
息子「あ~。『ヤダ』とか『ダメ』とかも言うよ。」
娘「『ヤダ』は、よく言うね。『早く寝るよ!』も、毎日言うよね。あと、あれだ。『○○(推しの名前)』とか。」
あれ?ちょっと待てよ。魔法の言葉は1つも出てこないじゃないか。むしろ、否定や命令が多い印象?それに口癖が推しの名前って…(そんなに言ってないけど!)。
しびれを切らして、自ら聞きに行く。
ーー「いいね」とかよく言わない?「いいじゃん」とか。
娘「まあ、それも言うっちゃ言うけど…。多くはないんじゃない?」
ーーそ、そっか。了解。
チーン。そこまで話して、会話は終了した。
こんなことを言ったのは、どこのどいつだ。
実際、子ども達にはあんまり届いていないんだなあと現実を知ったのだった。
そっか。
自己評価で満足してはいけないのだ。
こうやって、時々社内(家族)評価を受け、その結果がいかなるものであろうとも、真摯に受け止めていかないとね。
ーードンマイ、私。
誰も慰めてくれないので、自分で自分を励ました夜なのだった。
魔法使いには程遠いな…。
ビール、もう一本飲んじゃおうかな。
「いいね」をよく言っていると認めてもらえるその日まで、くじけずに言い続けていきたいと思う。
*
最後までお読みいただきありがとうございました。
「やってるつもり」は「やってない」に近いと感じました。まだまだ伸び代たくさんありそうです(笑)。
ちなみに、本の内容のメモはこちら。
こちらの記事も面白かったです。
※色々と、お借りしました。
***2024/2/5追記***
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