見出し画像

「ぶたぶたくんのおかいもの」思い出の絵本②



こんにちは、eringishimejiです。

今日は、思い出の絵本シリーズ第二弾を♪

ぶたぶたくんのおかいもの」です。

この子が主人公です!
子ブタのぶたぶたくんはお母さんから、買い物をたのまれました。

ひとりでパン屋さんにいってパンを買い、八百屋さんにいくと、からすのかあこちゃんに会いました。

こんどはかあこちゃんといっしょにお菓子屋にいくと、こぐまくんに出会い、帰り道はみんな一緒に近道を通って帰ります。

お店屋さんの人もみんなユニークな、愉快な絵本です。
出版社からの内容紹介


1970年に月刊「こどものとも」として福音館書店から発行されたみたいですね。
私、まだこの世に誕生していません。
歴史を感じます。

息子の幼稚園で定期購読していた「こどものともセレクション」で我が家にやってきました。


定期購読、とてもいいですよね。
400〜600円くらいでお手頃だし、薄くて場所取らないし。
そして何より、自分だったら本屋や図書館で選ばないような絵本も届く。

読んでみたらめちゃくちゃ面白かったり、子どもに大人気だったりってこと、よくありました。

特に福音館の「こどものともセレクション」はロングセラーの中から選りすぐりのものが届くので、私が幼少期に楽しんだものもあったりして。大好きなシリーズです。
今でもたまに読み聞かせたりします。


で、本題、「ぶたぶたくんのおかいもの」に戻りますが。


何が楽しいって、まず、絵と内容がシュール

表紙でぶたぶたくんがかごに入れてますが、パン屋で買う「かおつきぱん」ていうのが出てくるんですが。

かおつきぱん。


こんなパンあります?
めちゃくちゃ大きいし、目が合うしちょっとこわくない?
てか、誰がモチーフ?
このデザインになったいきさつを聞きたくて仕方ありません。

突っ込みどころが満載すぎて、初めて読み聞かせた時、心拍数が上がりました。

でも、子どもはそんなこと気にしません。あははと笑って見ています。


それと、紹介文で「お店屋さんの人もみんなユニーク」て書いてありますが、ユニークどころじゃなくて。

パン屋のおじさん。民族衣装?
八百屋の早口おねえさん。お化粧派手目。
お菓子屋のゆっくりおばあさん。何歳まで働いているのだろう。


ほんとみんな、個性的すぎるんですよね。
それに動物の世界なのに店員は人間ってのもなんだか不思議。


セリフもそれぞれ味があり、なりきって読むのがこの本の読み聞かせの楽しみでした。


あと、おつかい先でお友達に次々と出会うのも楽しいですね。
首にリボンしてるのがおつかいの印。

からすのかあこちゃんは姉御肌。
こぐまくんは冷静でしっかりもの。


この3匹のやりとりがかわいいです。
歩きながら歌ったりして。

最後に地図見て、あー!とストーリーに納得。


でも、私の1番の衝撃は、はじめのページにありました。

ぶたぶたくん紹介ページ。


おかあさんまでが じぶんで つけてやった なまえを わすれてしまって、ぶたぶたくんて よぶんだから、ほかの なまえは なくなってしまったのさ。

おかあさんが本名忘れちゃったという衝撃の事実。
どこかに書いてないの?
役場に届けてるんじゃない?


おかあさーん!!


でもこれも、衝撃を受けて気にしてるのは私だけ。

子どもはピュアですね。気にしない。受け入れてる。

絵本の世界はメルヘンですからね♪

そんなことを改めて教えてくれた絵本でもありました。


全体的に言葉も丁寧でレトロ感もあり、読むとほんと子どもは喜ぶので、おすすめの一冊です。

検索すると、どなたかの読み聞かせ動画なんてのもありますので、気になられた方はぜひ。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪

みなさんのスキやコメント、フォローに励まされています!

この記事が参加している募集

雨の日をたのしく

わたしの本棚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?