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お引き渡し・そしてこれから

工事経過を記事にさせて頂いていた都内の保育園ですが、

先日、3月末にお引き渡しを迎えました。工期が厳しい中での工事だったため、4月開園直前のお引き渡しとなり、保育者の方々には子ども達を迎える準備が慌ただしくなってしまいましたが、関わらせて頂いた建物が一つの節目を迎えるこのお引き渡しは何とも感慨深い時間です。

保育園の建設の場合、計画段階から工事完了まで色んな成り立ちによって変わってきますが、2年位かけてプロジェクトをまとめていきます。

お客様や施工会社、関係各課等、多くの方と密に関係を築き、工事に入ると1週間に1回お会いし、打ち合わせしながら進めていくため、工事終了間際になると、これで一旦みんなと会う機会もなくなるんだなぁと、建物が出来上がって嬉しい気持ちと少し寂しい気持ちになったりします。

少し建物の中をご紹介します。

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子ども達がこれから、沢山の絵本と出会い、心動かし、豊かな心を育んでほしいという想いを込めて計画した絵本コーナー。

少し天井高さが低く、落ち着いた空間で沢山の絵本を読んでもらえたらと思います。

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多くの子ども達を出迎えるエントランス。

毎朝のお母さんやお父さんとのしばしの別れを、少しでも前向きに楽しい気持ちで一日を迎えられるように、明るく開放的なエントランスを計画しました。

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近隣の方々との縁をつなぐ地域スペース。

都内に住んでいると、地域とのつながりが弱くなりがちですが、こどもたちが多くの地域の方々とつながり、色んな出会いや発見が生まれ、健やかに育っていくことができたらと想い計画しました。

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明るく開放的なダイニング。

食べる事は生きる事。食事の空間を大切にしていきたいという想いから、園舎の中で一番気持ちの良い場所に配置したダイニングは、全開放できる窓に外にはデッキ、園庭とつながり、天気の良い日には半屋外のような気持ちの良い空間として計画しました。

4月から子ども達が入ってきていますが、これらの場所が子ども達の楽しい保育生活の一助となれたらと切に願います。

また、お引き渡しは終えましたが、子ども達が入り、生活していくのはこれからで、お付き合いもこれからだと思っています。

建物を使い始めると、1、2年は落ち着くまでに少しずつ各所不具合が出てきたりするものですが、その都度対応させて頂き、使い勝手も含めて見守らせて頂けたらと思います。

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