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標準的という呪縛

子どもが生まれて、私自身が、こんなにも標準的なものを気にするとは思わなかった。

娘は、2600gとほんの少し小さめで生まれ、1か月までは中々体重が増加しなかったこともあり、成長曲線でどのあたりにいるのか、月齢での発達は順調かどうか、標準的に進んでいるかがとにかくとても気になるのです。

今思えば、とてもありがたい悩みですが、生まれたばかりの娘は、とにかくよく寝る子で、平気で授乳を忘れ、5時間位寝てしまうのです。新生児といえば2~3時間ごとにお腹がすいて泣く存在という認識でいたので、この子は大丈夫なのか?!と「新生児 寝すぎ」で検索したりしていました。

便利なのか不便なのか今は検索すると、すぐに色んな情報が出てきて、この月齢ではこんな事ができるようになる、できない我が子は大丈夫なのか、とついつい不安になってくるけれど、子どもはみんな違う、発達の速度も違って当たり前で、その子のペースがあり、その子のペースに合わせて寄り添っていけば良いと頭ではわかっていても、なかなかそうはなれない新米母の今日この頃なのです。

建築設計においても「標準的な仕様で」とよく言われますが、お客様によって標準的なものは全く違ってくる。地域によって、敷地によって、建物の標準的な仕様は変わるし、幼児施設であれば、内部空間も、どんな理念をもち、どんな保育をしたいか、によって全く仕様が変わってくるからこそ、一つ一つの建物がオンリーワンなのです。

少なくとも私たちの作る建物は、お客様にとってのオンリーワンの建物です。

2_こどもの丘ナーサリー

上の写真の保育園は、絵本での読み語りの保育に力を入れ、絵本をコンセプトにしたい、とのお話を頂き、園の至る所に本棚がある。この保育園にとっては沢山の本棚があることが、標準になってくるのです。

子どもも同じ、標準的なんて事は気にせず、その子の個性に寄り添って、個性を伸ばしていけるように、育てていけたらなぁと、頭では思うのですがなかなか難しいですね。

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本厚木駅前に保育園『KIDS SMILE LABO』が誕生

2021年3月開園します。

現在園児募集中

保育園の事、お問合せは

保育園 KIDS SMILE LABOのHPまで

https://www.kidssmilelabo.com/

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