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セラピーを受けて本当によかったと思った3つの理由

自分の体験談を元に、セラピーを受けて本当によかったと思った理由を3つ皆さんに共有したいなと思います。

ーーーセラピーへの印象

もともと自分はメンタルヘルスについての関心は高く、自分自身も月経サイクルに伴った気分障害(PMDD: PMSよりひどく精神的にくるやつ)にとても悩まされていたので、自分の思考と感情にどう向き合うべきなのかというトピックに結構詳しくリサーチしてる方でした。それでも、やはり自分が実際経験したり体験してみないと少しハードルが高いなと思っていました。費用が高いというのと、何回やれば本当に効果が得られるのか、いい先生に本当に巡り会えるのか…といろいろ考えたらキリがないですね。。


ーーーセラピーとの出会い

きっかけは自分が燃え尽き症候群になった時です。2週間丸々休みをとっても仕事に本当に復帰できるのか不安って思ってた時に、信頼している方から先生の紹介をいただきました。


ーーーセラピーを受けてよかったと思った3つの理由

その1: 自分の思考回路の癖を理解できるようになる

ある出来事に対してどのように感じるのか、どのように考えるのかは自分自身で培ってきたもので、自分が作ってきた思考回路の癖やパターンを知ることが非常に大切なのだといろんなリソースを通して学んできました。ただ、いざ自分のことになると本当によくわからないものなのです。自分の認知の歪みはなんなのか、その歪みはどこからきてるのか、なんて日々考えることなんてないですよね。そういった内容を掘り下げて、掘り下げまくる作業セラピーを通して、先生と一緒にやっていきます。前回もお話ししましたが、最初の1, 2回は基本一方的に話をすることになります。燃え尽き症候群に至るまでの経緯、仕事のことについて、過去のことについて、家族のことについてなどひたすら自分のことについて掘り下げられることになります。そこで、先生が思考パターンを特定し、その思考パーンに対してどう対処すればいいのか一緒に考えて取り組むことになります。この作業なしでは、セラピーの効果を得られないといっても過言ではないと思っています。


その2: 不安や落ち込みへの対処方法を学べる

自分の思考パターンや認知の歪みを知ったところでどのように対処しなければいけないかわかってないと意味ないですよね。不安や落ち込みは日々私たちが感じてることであり、ごく普通の感情で当たり前のことだと思ってます。これが過度に、かつ頻繁に感じてしまうようであれば心が疲れてしまうのも仕方ないですよね。でも、心の疲れ以上にまずは身体の健康が整った状態じゃないといくら何やっても無駄なんだと自分が経験して思ったことです。まずはしっかり睡眠とって、質の良い食事を摂って、適度な運動をしましょう!これは結構当たり前なことなので、まずはこの3つをクリアしていくことを心がけています。

対処法っていってもいろいろあるかと思いますが、少なくとも先生が紹介してくれた中で自分的に効果が出たなと思ったものが下記の3点。

1) 呼吸法

4秒ずつ息吸って、止めて、吐いて、止める。ヨガとかでも特に重要視されてる呼吸法。呼吸という動作を通して身体の変化に意識を向けるということだけでも、暴れまくるネガティブ思考に一旦ブレーキがかかるので、手っ取り早く対処したい方にとってはとてもおすすめです。


2) ジャーナリング (書く瞑想)

頭の中で暴走してる考えだったり心の中でもやもやと感じてる感情を紙に書き留めるだけでだいぶ頭がスッキリしたなんて皆さん日々経験してるのでは。日記を書く習慣がある方なら結構とっつきやすいのかなと思います。私自身、セラピーに通う以前ならよく物書きを通してストレス発散してるので、ジャーナリングはあたしに一番向いてる対処法かなと思っています。毎日定期的に書くものから、テーマに沿って書いたり、他の人に協力してもらいながら書くものなど、ジャーナリングに書けるものは山ほどあるので、いつか書く瞑想シリーズをまとめてどっかで書き留めたいなと思ってます。

【書く瞑想シリーズその1】感謝する気持ちを高める練習


3) 理想的なシナリオを頭の中で描く

私の場合はよく、どの出来事においても最悪なケースについて考えるのが特技です。笑笑 もちろん、太鼓の昔から人間はありとあらゆる危機を想定しながら計画を立てる生き物であり、この思考パターン自体は決して悪くないのだと学んではいたものの、実際起こったこともない最悪なケースについて考え続けたところで何もプラスにならないです。本当に頭と心が無駄に疲れるだけです。なので、一つ教えられたこととしては、自分にとってストレスフルな状況に置かれた時、最悪なケースを考えるのではなく、理想的なシナリオを頭の中で描くことで、無駄に感じてしまう不安や恐怖を鎮まらせ、その状況下で課せられた作業に集中できるようになるということです。

例を挙げるとしたら、新規クライアント向けのプレゼンテーションですかね。人前でプレゼンなんて誰でも緊張します。でもその緊張から生まれる不安や恐怖に呑まれ込まれるのではなく、プレゼンテーションがうまくいき、自分のプレゼンテーションによって新規顧客獲得につながるという理想的なシナリオを頭の中で描けば少しだけ気持ちは楽になりませんか?


その3: セルフケアの大切さを知る

自分自身が仕事で体調不良になったことで分かったことですが、自分の人生の半分以上を捧げてる仕事や会社でさえ自分の健康守ってくれません!自分の健康は自分で守るしかないのです。と言ってもなかなか難しいですよね。特に昔から健康を犠牲にしてまで勉強を頑張って学生生活を送っていたり、残業しまくるというのが社会人になってからの普通の日常として慣れてしまうと休むことに罪悪感を感じてしまうかもしれません。私自身も燃え尽き症候群になってからのお休み期間はものすごく苦痛でした。なぜかというと、燃え尽き症候群になった自分は非生産的で病弱で、役立たずな人間だなと思ってしまったからです。セラピーに通ってた時の最初の数回は毎度このネガティブ思考にやられて時々泣きながら先生とお話ししてた時もありました。

ただ、セルフケアはひたすら上質な睡眠を取るように心がけること、マッサージに行くこと、旅行先でリフレッシュすること、お風呂に入ることに限ったことではありません。もちろん、労ることも大事なのですが、自分自身の考えに感情に優しく対応できないといつまでたってもネガティブ思考のダウンスパイラルに陥ってしまうからです。

セラピーで学んだことの一つとしては、自分自身に対して使う言葉遣いによっては『優しさ』になったり、『暴力』になってしまうということです。自分自身があなたの親友であったらどのように話しかけてあげられるか、感じているネガティブな感情と自分を引き離してどのように話しかけてあげられるのか。これが真のセルフケアなのだも自分で勝手に定義しています。笑


ということで、相変わらず長文になりましたが、以上『セラピーを受けて本当によかったと思った3つの理由』でした。

燃え尽き症候群、うつ病、不安障害などなど心の病はかなり多発してると思うので、自分のことを労り、自分の思考と感情に向き合う時間を設けてみてください。


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