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【旭山桜のミニ盆栽】開花しました!

昨年(2019年)の2月末から育てている、旭山桜のミニ盆栽。

今年も咲きました!

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咲いたのは、3月29日。

葉もたくさん出てきたあとにようやく咲いて、ホッとしました。

しかも1輪だけ…!

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昨年に比べて、葉が多め。花が一向に咲かなかったので、どうしたかな、今年は咲かないかな、と心配していたところ…ちゃんと咲いてくれました!


大げさではなく、感動しました。

良かった。今年も咲いてくれた…!



今年咲くかどうか。

それはとっても心配でした。

なぜなら昨年、枝を切ったり、植え直したりしたからです。桜にとって変化の多かった、ここ1年だったのです。

変化の1年。今年咲くまでの経過をたどってみたいと思います。


***

2019年3月28日

昨年の桜の様子。

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満開ですね!きれい!

とっても嬉しかったのを今でも覚えています。

かわいくてかわいくて。思わず写真をバシャバシャと撮りました。


ですがこの後…安心してしまった私は、なんと水やりをこまめにしてあげませんでした。(ごめんね。)


2019年夏頃

夏に盆栽屋さんに桜を連れて行くと…

「これは、一部枯れちゃっていますね。」

とのこと…!!

枯れてしまった枝を、切ってもらうことになりました。

切ったのは、(下の写真の)ピンクの線の左上。全て。。。

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(※わかりやすいように、昨年2月、購入したばかりの頃の写真で示しています。)

線の右下は枯れていなかったので、残してもらいました。

そしてさらに、盆栽屋さんは…

「向きを変えた方がいいですね。」とのことで、植え直してもらいました。

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(※切っていただいた直後の写真を撮り忘れたので、今年の3月頭の写真ですが…。)

わかりますか…?

真横に向いていた枝が少し上を向くように、植え直してもらいました。


一部始終を心配そうな顔で見ていた私を、励ますつもりか…

「きっとこの中に、花芽(はなめ)もあると思いますよ。」

と盆栽屋さんは声をかけてくださいました。

「花芽」とはその名の通り、将来、花になる芽のこと。


「また来年も咲くといいな…。」

そう思いながら帰宅しました。



それから季節は巡り…

秋が来て、早々と葉が散り。

冬が来て、なぜかまた葉が出てきて。(なぜ?!)

また散って…。


2020年3月11日

今年、また芽が出てきました。

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「ん?なんか芽がちがう…。」

昨年(2019年)の写真を見てみると、なんだか芽の形がちがったのです。

※ちなみに昨年の芽。(2019年3月9日撮影)

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「昨年は、ぷっくりしていた芽が、今年はスッと細くなっている…」

そう。花芽じゃなかったんです。今年出てきた芽は…。


でも、(写真は撮れていないのですが)ひとつだけ花芽がありました!

そして冒頭の写真。

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咲いたー!!!

咲いて良かった。


変化の1年にも耐えて、見事に咲き誇っていました。

自然ってすごいですね。

このあと他の芽も全て葉っぱで。

花は、まさかまさかのこの1輪だけでした。

奇跡の1輪。


2020年4月3日

風で花びらが散り始めました。

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(ダッフィー達も見守っています。)


そして今は花びらも全て散り、葉一色となっています。


***

これまでの1年を振り返ってみました。

いかがでしたか?

波乱万丈な桜の人生ですよね。


桜の盆栽を育てていて思うのは、「点と線」についてです。

水やりした水分も、浴びてきた太陽の光も、肥料の栄養も、枝を切ったことも…

それらすべて、「花」や「葉」へと形を変えました。


すべての"点"が、"線"となって、今につながっていること。

これまでの全部のことが、"今"をつくっている…。


そんなことを桜は、身をもって教えてくれているように感じます。


「だからこれから起こる、全ての点を大事にするんだよ。」


そんな桜の優しい声が、聞こえた気がします。

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