営業は達成したら褒めてくれるのにがんの闘病は頑張っても褒めてくれる人は主治医と看護師さんのみというリアルな現実にがんの自分を恨んでいた私の野望〜2023年1月〜

改めまして、石川能登半島地震において、お亡くなりになられた方への
ご冥福をお祈り申し上げますと共に、
どうか1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

1日以降、スマイルハートの投稿や、ブログの執筆、
橋口の市政の活動のアップも毎日何を発信していったらいいのか
毎日悩んでおりました。

私ができる事は何かととことん考え、
結果、継続的なご寄付やご支援をさせていただく事に決意いたしました。

”みんなを笑顔に”
”がん患者さんを笑顔に”
そんなスローガンを掲げて、日々活動をする中での2024年のスタート。
今こそ私がやれる事、できる事をやる。

そんな決心の中、2024年スマイルハートは昨日10日より
スタート致しました。
本当は1日より笑顔溢れる画像や動画など準備しておりましたが、
控えさせていただき、タイミングとしましても、周囲の状況や外部環境、
私の準備も伴わず、スマイルハートの参加者の皆様のお声もあり、
スタートとさせていただきました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

私の今年1本目のブログを考えていたところ、
社会の歪みや偏見を変える目的として、やはりがんの闘病時代の話を書いてみたいと思います。

私は、がんの闘病中の方の本心というものがダイレクトに伝わる機会は
なかなか難しいと思っており、議員として市政活動や公務をする中で、
気づく事も多々あり、当時の気持ちを決して忘れたくない、
むしろ、いや、忘れない。
そんな気持ちで活動させていただいております。

目を背けたくなる内容程、政治家は見ていかなくてはいけません。
変えていかなければいけません。

だからです。

私は、がんの闘病を言語化して表現するとするならば、

誰からも、頑張っている事を認めてもらえなかった
褒めてもらえなかった期間だと思っています。

おそらく褒めたよ!!すごいね!と言ったよ!!
と思われる方もいらっしゃる思いますが・・・

私の胸には届きづらかったのは事実です。
どうしても孤独になり、置き去りにされる事を痛感していく事になります。

営業時代は頑張ったら褒めてもらえた。
数字が達成できたら、評価された。

それなのに、がんの闘病は頑張っても評価されません。
おそらく人生で1番頑張った。
頑張った話を営業時代、共有するとより評価された。
がんの闘病は、共有をすると、人の顔が強張っていくのを感じました。

唯一認めてくれたのは医者か看護師さん。
そして、同じ病気をもつ患者会で出会ったがん患者さんです。

社会は悪だとか、あなたが悪だ。
などと言っているのではなく、
そのような外部環境や、社会を作り出している要因を紐解き1つずつ変えていかなければなりません。

風通しをよくしていかなければなりません。
1人でも私のように悲しむ人間を増やしたくありません。

闘病時代に、”どうして医療はこう変えられないの?”
”どうして社会は変えられないの?”
”私達こんなに苦しんでいるのに”
聞いたこと、思ったことを含めると1000回は超えるのでしょう。

この当時の思いがあるからこそ、
今の状況に疑問視をもち、社会課題に挑む事ができます。

当時看護師さんに聞いた事があります。
”どうして病院は冷凍庫がないんですか?”
”私は抗がん剤の副作用を減らすのに朝7時から開くローソンに
下まで行かないといけない”
”ガリガリくんを食べないといけないんです”
”冷凍庫があったいいな”

答えは、
”病院はお堅いから厳しいのよ”

そこで終了でした。
そんな小さな悩みから大きな悩みまで沢山抱えてきましたが、
私の話は聞く耳を持ってもらうことはできませんでした。

12月の議会での一般質問は、
もっと切り込む事ができたと思い、
猛省しております。
私は本当に市民の目線に立てられた質問ができたか?
と思うと、まだやれると思っています。

私は辛い事や苦しい事に目を背けるような、
人間にはなりません。

2024年は、市民の皆様のお声を拾わせていただき、
より良い暮らしができるよう、
人生が過ごせるよう、
全力でみんなが笑顔になれる社会を作りたいと思います!

本年もよろしくお願いします。

2024年1月11日
橋口絵里奈



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?