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【難易度最上級】社交性の高い私が”がん”を社会に伝え続けて約10年。周りの反応タイプ診断と対応策をまとめてみました。2024年6月

お疲れさまです!
本日は、社交性が高いがんサバイバーの私が、10年近く社会にがんを伝え続けて、出した結論をタイプ診断と対応策でお伝えできればと思います。

私はリクルートで営業をしていたり、化粧品で販売をしていたりする経緯もあり、人が好きです!

だからこそ、相手の気持ちや立場に立って、考え行動したり、
時にはサプライズで誕生日ケーキをプレゼントする事なども大好き、
とことん人に笑顔になってもらえると嬉しいという、
そんな暑苦しい人間です。笑

しかし、そんな私でも・・・
1番苦手とするコミュニケーション・・・
それは、
”がん”を人に伝える時に果たして何をどう伝えればいいのか問題です。

これは未だに解決できていませんが、
あまりにも、人に相談される事も多く、(最近では市政相談まで・・・)
がん患者さんも社会との向き合い方を誤解をしていたり、
周囲もがん患者さんを誤解していたりするので、

私が架け橋になれたらいいな!!!


とタイプ診断と対応策をまとめてみる事にしました。
がん患者目線と、社会目線2つの視点からお伝えさせていただきますので、
参考にしていただけたら嬉しいです。


まずタイプは4つあります!!!

ランキング形式でお伝えします!

私が、がんです!
と伝えると周りはどう反応するか?!


1位 冷え固まる

です!
これは…あるあるです。
この時は、がん患者さんは、ビックリされた!
言うんじゃなかった!汗
と思われるでしょう。

がん同期である喉頭がんの20代男子(ゼミの後輩)が、
みんなの前で、告白した時にせっかく面白く言ったけど、
俺すべりました笑!と言ってたのは、
これが原因です。

しかし、皆さんの思いは、
大体の方々が、

なんて声かけていいかわからない
え?死ぬの?
迂闊に何か言って傷つけたくない

あたりです。

◻︎ギャップを埋める対応策
社会は大体無知なことをがん当事者が認識しておく。
悲しいかな、がん教育をしていない。→がん教育を推奨していく
人事など体制が整っていない→人事にがん教育を推奨していく


わかりやすく伝えるために、色々な人を巻き込むためにがん当事者が動く方が早いかもしれません。なので、まずはがんと言えば、冷え固まる社会を『まーまー』と言ってお湯を注いであげる必要性があることは知っておいた方がよさそうです。
聞いた側は、あなたから避けたい、離れたいと思っている訳ではないことは忘れないでいてください。

2位 大丈夫?休んでいいよー?など気を遣われる

こちらもよくあります。
とても嬉しいと思う方と、普通に接してくれたらいいのにと分かれる方が
2つあります。
現に、がんを経験すると手伝ってもらわないといけない部分や、配慮してもらえないと生きていけない事も多数発生するため、甘えられる時に甘えても良いと思います!

しかし、手伝ってくれたり、助けてもらったら、
ありがとう!と感謝の気持ちは忘れずに。

社会の皆様は、ぜひうまく甘えられないがん患者がいる事は覚えていてもらえたらと思います。

昔、やれていたことができなくなったり等、
回復するまでの壮絶さや絶望感は言い表せないほど。あなたの気遣いや優しさが、人を救い支えになり、希望になり、仕事以上にかけがえのない信頼関係も出来ます。ぜひどうやったらもっと上手く助けられるか等、考えてもらえたら嬉しいです。今は大変でも必ず強くなって帰ってきてくれたがん患者さんは、きっと貴方や会社を助けてくれます。

◻︎ギャップを埋める対応策
上手く甘えられないがん患者がいることを知る
がん患者さんは、前と変わらずできると思っていることを知る
(できる人もいればできない人もいます)

3位 泣かれる、涙目になる



きっと、ご家族やご友人などがんに罹患されてる方やお亡くなりになられている方がいらっしゃるかもしれません。

一緒に泣いてくれた等嬉しい方もいれば、
まだ死んでない!など憤りを感じる方もいらっしゃるようです。

辛い時や悲しい時を共鳴してくださる方であり、感情を共感してくださる方であることは間違いない反面、もしかするとまだご遺族の方の悲しみが癒えずグリーフケアが必要な方なのかもしれません。

あなたが前向きにがん闘病を頑張る事が、その方のグリーフケアにもなりますが、時に重荷を感じる事もあるかもしれません。

しかしその方が1番の大きな支えになる事も沢山あります。

心地良いと思われる距離感を作れたらいいなと思います。

◻︎ギャップを埋める対応策
共依存しないように気をつける。
→色々な物を勧められても断れないというがん患者さんを知る
グリーフケアという言葉を調べてみる。
→本当にその悲しみは癒えていますか?
とはいえ、がん患者の良き理解者は周囲にがんを罹患した事がある人なのは間違いない為、支えてあげられる人であることは忘れてはいけない

第4位 がんに少し精通している為、会話が弾む(そう見える)

これは1番気をつける事かなと思います。
今、本やネット、YouTubeなどがんに関わる情報は洪水のように存在します。
しかし、

本当にがんは人によって全く違います。

例えば、生活習慣や年齢、性別、ステージ、がんの種類、
いつ見つかったか?
などなど、人によって副作用も違えば治療も違います。

参考にならない事例は山程ありますが、それを鵜呑みにしてしまう人が大多数なのです。

例えば、「再発した?!」「ご飯食べれてる?」「完治したよね!よかった」「ステージは?」
など当たり前に投げられる言葉がナイフのように人を切り裂く事もありますが、それは無知なだけなので怒ってはいけないのです。
そして、その何気ない一言への説明責任はがん患者さんにはなく、
ただストレスが持っていかれるだけ。という話にもなります。

もっとお伝えすると、
完治は乳がんは5年ではなく10年。などあまり人は知りませんし、
再発への恐怖はがん患者さんは想像を絶する事だという事もあまり知られていません。
ご飯は、胃癌の方や胃に副作用がかかっている人は食べれなくて、
苦しんでいる最中かもしれませんし、
ステージは、自分でも認めたくないステージかもしれません。

そういう何気ない一言を無知な上に発する人は沢山居まして、
全く悪気はありません。

しかし、そんな言葉ばかり言うと、
健康な方は何も話せなくなってしまいますから、
やはりがん患者である当事者が、理解をする事が1番重要かと思います。

そして、社会はがん教育を導入し、
がん患者さんに寄り添う事をぜひ始めてみて欲しいです。

◻︎ギャップを埋める対応策
人によってがんは違うと知る
本、ネットなどの溢れる情報の渦を全て鵜呑みにはしない
がん教育が導入されていないだけなので傷つくのは仕方ないので怒ってはいけない


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